東京・旧岩崎邸庭園
今年の大河ドラマは「坂本龍馬」
を、岩崎弥太郎の目線から描くのです。
その岩崎弥太郎とは誰だ?と思う方はいると思いますが、三菱財閥の創業者と言えば、少しはピンとくるのではないでしょうか??
これから紹介する旧岩崎邸庭園は
初代・岩崎弥太郎が、明治11年に牧野弼成{すけしげ}(旧舞鶴藩主)から邸地を購入
弥太郎の長男で、三代目・岩崎久弥{ひさや}が、明治29年、岩崎家の迎賓館として、お雇い外国人のジョサイア・コンドルの設計で竣工しました。
現在、園内の現存する3棟の歴史的建造物は国の重要文化財に指定されています。
洋館
四角い塔の張り出す玄関や外観の装飾はジャコビアン様式、客室にはイスラム風のデザイン、ベランダが張り出したスタイルには、コンドルが得意としたベランダ・コロニアル様式を施すなど様々な様式を織り交ぜています。
北側から
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/c9/faa94877e82f2c9e82c22690e18e554f.jpg)
ベランダ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/d6/001130d283730ab5421379ce30e43351.jpg)
当時世界でも贅沢品と言われたミントンのタイル
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/c1/e7fa6e0a88bd710517b4ec68fd6680f0.jpg)
サンルーム(これは明治40年代の増築です)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/b4/c11b70aa7e931acfd8d232130ba8af2a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3d/48/39cdfb94d78cefd937376b0b7de00112_s.jpg)
撞球室
木造ゴシック様式のビリヤード室。校倉造の外観はスイスの山小屋風で、洋館の地下室と地下通路で結ばれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/20/aec2e25e5ec712e0cbddc3d7b1e93623.jpg)
和館
書院造を基調とした和風建築で、迎賓館としての洋館に対し、生活の場として使われたようです。
設計は大工棟梁の大河喜十郎と伝えられています。
往時は550坪もの大邸宅でしたが、現存するのは大広間と茶室の周辺のみ。
釘隠しなど各所に岩崎家の家紋である三階菱が見受けられます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/3f/f630de9d691998c97b1a76aebeaff0fd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2e/c6/d933749d5eaa3be54e7c15652b84bcab_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/46/69/ffbcc83a2c2ef3ec851187527ca1e09c_s.jpg)
橋本雅邦(がほう)による四季を描いた障壁画が残っています。
彼の弟子には横山大観、川合玉堂などがいる。弟子の名前のほうが有名?笑
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/2e/efa9f6fcc5c483c16323a4966c5064d5.jpg)
南側の庭園から観るとこんな感じです。
左から和館、洋館、撞球室です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/3c/b08b9f65078a371e5ee0e7d0be6903ab.jpg)
もともと越後高田藩榊原家中屋敷だった大名庭園を、本邸の建築に際に、
池を埋め立てて広大な芝庭とし、庭石・灯篭・築山などを配した和洋併置式の庭園として改修されました。
戦後の接収や関東大震災時に、本邸も含めて地元の住民に開放され、1万人ぐらいが避難し仮住居になった関係で、かなり縮小しましたが、見所は充分です。(境界線が有耶無耶になったり、他の被災者に提供したりしたそうです)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/0d/30ec3d23d36c20b9e4a2ed07c4587afa.jpg)
では最後に和館の近くに咲いていた冬ボタンの写真です。
長くなってしまいましたが、最後まで見て頂きありがとうございました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/b1/fd2c142a1bf6b6d9936c2b6188948a3a.jpg)
東京地下鉄千代田線 湯島 徒歩3分
東京地下鉄銀座線 上野広小路 徒歩10分
都営地下鉄大江戸線 上野御徒町 徒歩10分
2010.1.24
今年の大河ドラマは「坂本龍馬」
を、岩崎弥太郎の目線から描くのです。
その岩崎弥太郎とは誰だ?と思う方はいると思いますが、三菱財閥の創業者と言えば、少しはピンとくるのではないでしょうか??
これから紹介する旧岩崎邸庭園は
初代・岩崎弥太郎が、明治11年に牧野弼成{すけしげ}(旧舞鶴藩主)から邸地を購入
弥太郎の長男で、三代目・岩崎久弥{ひさや}が、明治29年、岩崎家の迎賓館として、お雇い外国人のジョサイア・コンドルの設計で竣工しました。
現在、園内の現存する3棟の歴史的建造物は国の重要文化財に指定されています。
洋館
四角い塔の張り出す玄関や外観の装飾はジャコビアン様式、客室にはイスラム風のデザイン、ベランダが張り出したスタイルには、コンドルが得意としたベランダ・コロニアル様式を施すなど様々な様式を織り交ぜています。
北側から
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/c9/faa94877e82f2c9e82c22690e18e554f.jpg)
ベランダ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/d6/001130d283730ab5421379ce30e43351.jpg)
当時世界でも贅沢品と言われたミントンのタイル
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/c1/e7fa6e0a88bd710517b4ec68fd6680f0.jpg)
サンルーム(これは明治40年代の増築です)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/b4/c11b70aa7e931acfd8d232130ba8af2a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/49/79/7caa67678372f9c65233d1407cb267d0_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3d/48/39cdfb94d78cefd937376b0b7de00112_s.jpg)
撞球室
木造ゴシック様式のビリヤード室。校倉造の外観はスイスの山小屋風で、洋館の地下室と地下通路で結ばれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/20/aec2e25e5ec712e0cbddc3d7b1e93623.jpg)
和館
書院造を基調とした和風建築で、迎賓館としての洋館に対し、生活の場として使われたようです。
設計は大工棟梁の大河喜十郎と伝えられています。
往時は550坪もの大邸宅でしたが、現存するのは大広間と茶室の周辺のみ。
釘隠しなど各所に岩崎家の家紋である三階菱が見受けられます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/3f/f630de9d691998c97b1a76aebeaff0fd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2e/c6/d933749d5eaa3be54e7c15652b84bcab_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/46/69/ffbcc83a2c2ef3ec851187527ca1e09c_s.jpg)
橋本雅邦(がほう)による四季を描いた障壁画が残っています。
彼の弟子には横山大観、川合玉堂などがいる。弟子の名前のほうが有名?笑
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/2e/efa9f6fcc5c483c16323a4966c5064d5.jpg)
南側の庭園から観るとこんな感じです。
左から和館、洋館、撞球室です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/3c/b08b9f65078a371e5ee0e7d0be6903ab.jpg)
もともと越後高田藩榊原家中屋敷だった大名庭園を、本邸の建築に際に、
池を埋め立てて広大な芝庭とし、庭石・灯篭・築山などを配した和洋併置式の庭園として改修されました。
戦後の接収や関東大震災時に、本邸も含めて地元の住民に開放され、1万人ぐらいが避難し仮住居になった関係で、かなり縮小しましたが、見所は充分です。(境界線が有耶無耶になったり、他の被災者に提供したりしたそうです)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/0d/30ec3d23d36c20b9e4a2ed07c4587afa.jpg)
では最後に和館の近くに咲いていた冬ボタンの写真です。
長くなってしまいましたが、最後まで見て頂きありがとうございました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/b1/fd2c142a1bf6b6d9936c2b6188948a3a.jpg)
東京地下鉄千代田線 湯島 徒歩3分
東京地下鉄銀座線 上野広小路 徒歩10分
都営地下鉄大江戸線 上野御徒町 徒歩10分
2010.1.24