子どもと文化の森

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中学校でいのちの授業をしてきました

2017年11月07日 | 文化と鑑賞_わくわく子育ち




「親子でHappySpot」の事業の中に、中学生と乳幼児との触れ合いと、この「いのちの授業」があります。

今日は、古知野中学の2年生に向けて行ってきました。



講師はいつもの「ら・くーな助産院」の前田弘子先生。

見るたびに若くなってきている先生です。


先日、この子ども達は松波総合病院の川鰭市郎先生の「大切ないのち」の話を聞いたばかり。

今回は助産師さんからの話。

立場が違うと命の話でもまた違って聞こえる。

女性のお腹の中での子どもの成長や、親がどれだけ大切にお腹の中で育て、出産を通して子ども達をこの世界に送り出すという、助産師さんならではの目線でお話しをされました。

胎児人形を子ども達にもたせ、重さや大きさを体感してもらいます。



この子は2カ月。



この子は3カ月。

4カ月の子までは、すべての中学生に持ってもらいました。

1カ月でずいぶん大きくなり重くなっていく過程がわかったようです。



5カ月から10カ月までの6体の人形を1人ひとり代表の子が抱っこしました。





今回、参加してくださった、妊婦さんの心音も聞きました。

ちょうど、明日から9カ月になるそうです。

音がないので残念です。


抱っこしている子ども達。

10数分の間抱っこしていたのですが、月数が大きくなるにつれ、

「手がしびれた」とか、

「手だけでなく足でも支えないと辛い」など、お腹の中に10カ月間育てている大変さが少しは伝わったのでしょうか。


最後は、サプライズで、出産体験をしてもらいました。





子宮に見立てた袋の中に入ってもらい、手を使わずに細い出口(産道)から出てきます。

見ている子ども達から笑いも起こるのだけれど、なかなか出てこられない様子に「頑張れー」の応援の声があちこちから沸きました。


今回、普段ではなかなか聞けない話や体験をすることができ、子ども達はどんな感想を持ったのでしょう。

見学に来ていた親からは、

「これだけ大変な思いをして出産したことをわかってもらいたい」という話もありましたが、一番多感な時期の中学生でこの話を聞いてもらい、親への感謝やいのちの大切さを理解してもらえると嬉しいなと思います。

親より先に死んではいけない。

自分で命を断たない。

親はどれだけ大切にお腹の中で命を育んできたか。

何もできない赤ちゃんの時期を愛情込めて育ててきたか。


親の立場になると、なぜか説教じみてしまいます


授業が終了し、前田先生ともお別れした後、養護教員の先生が作られたものを見に保健室まで行きました。



これは、今年、この中学校で行なった「いのちをハグしよう」。

中学生と乳幼児を持つ親が、子どもを介して触れ合いました。

中学生の感想も少し紹介されてます。



もう一つは、手作りのお腹の中での子どもの変化を図にしたもの。

胎児の成長がよくわかります。


養護教員の先生や校長先生をはじめ、皆さんのご協力もあっていい事業をすることができました。


この市の中学校全部で行なえることを期待しています。

今回、他校の小中学校の先生もちらほら来て下さっていたようで、つながるといいなと思います。
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