★今週のワンピース（24号 / 第584話 ポルシェーミの一件）

みなさんの温かい激励のおかげで、また再開する事になりました。
沢山の温かいコメントありがとうございます　本当に励みになりました。
今は自分のペースで長く続けていけたらな、と思っていますので、またよろしくお願いいたします。
更新を滞っていた間の記事は、まとまった時間が取れた時に少しずつＵＰしていきます。
ＵＰ出来ましたら、またここでお知らせしますね。


さて、更新を中断している間に、ルフィとエースの過去話が進んでいます。

ガープじいちゃんに連れられダダン（おばちゃんです）という山賊のもとに預けられたルフィ。
エースと初めての対面をしますが、エースには受け入れてもらえずエースが出かけるたびに後を追いまわします。
毎日毎日必死について行ったルフィは、エースがそこでサボという友達と海賊になるためのお金を貯めているのを目撃します。
しかしそおのお金は他の海賊達から奪ったお宝の数々でした。
ある日エースが盗んだお金・・・それは悪名高いブルージャム海賊団のお金だったのです。
そしてエースについて行ったルフィはその海賊団のクルー達につかまってしまうのでした・・・。



ルフィは柱にくくりつけられていますよ。

　離せ!!　おれは何も言わねェぞ!!!

　クソガキ・・・!!

ガタイのいい海賊の一人（ポルシェーミといいます）が大きな木のハンマーをルフィに振り下ろします。それを見て息をのむ他のクルー達。

　ウ・・・!!!

　ドカァ・・・ン!!!

すごい衝撃が走り、大きなハンマーの下敷きになったルフィ・・・。ですが・・

　だからおれはゴムゴムの実を・・・

ムクッと起き上がるルフィ

　ギャアアアアアアア～～～!!

東の海じゃ、やっぱり悪魔の実の能力者はバケモノなのですね。

　・・・“悪魔の実”か・・・これは本物だな・・・。
　“グローブ”持って来い。

　!?

　いいか、クソガキ、お前の友達エースが盗んだのはウチの海賊団の大切な金だ・・・
　お前はその在り処（ありか）を知ってる―だから教えてくれ・・・!!

ルフィは縛られたまま吊るし上げられていきます、そして・・・

　ドカッ!!

そのポルシェーミは棘のついたグローブを両手にはめ、なんと子供のルフィを殴ったじゃないですかっ！
ルフィの血が吹き飛びます・・・！
見ていた他のクルー達、

　・・・!!　効いた!!

ポルシェーミは、

　海賊を怒らせるモンじゃねェ・・・ウチのブルージャム船長は、そりゃあ人でなしなんだ・・・

吊るされたままのルフィはクラっと気を失いかけ、ポタポタと血を滴らせています。
傷がズキズキ痛みます・・・

　ぎゃあああああ!!　痛ェよォ～～～～!!　怖ェよォ～～～!!　助けてくれ～～～!!

　お前ら、エースとサボを探しに行け。

　は・・・はいっ!!

修行前のルフィはさすがにまだちょっと子供ですね。かわいい・・・



そしてここはコルボ山と“不確かな物の終着駅（グレイターミナル）”の「中間の森」――

　急げ急げっ!!　ポルシェーミ達がここへ来たら終わりだ!!

　早く宝を他所（よそ）へ移すんだ、ルフィの奴が口を割るのも時間の問題だ!!

　ここに来られちゃ、今回の盗品だけじゃなく、おれ達の5年分の海賊貯金が全部奪られちまう！

エースとサボは大きな木のくぼみに隠していたお宝を箱に移して移動させようとしています。


その一方で、ポルシェーミの子分達はエースとサボを探し回っています。
ですが、耳にするのは良くない噂ばかりのようです。

　エースとサボを知らねェかって？　お前ら町の不良だろ・・・やめときな、あの2人に関わんのは・・・。

　チビだからってナメちゃいけねェ。あいつら虎でも食い殺す狂犬だ・・・!!

　エースとサボかァ・・・見ねェな・・・そんな事より兄ちゃん達・・・ちょっと金目のモン置いてけよ。



そしてエース達は・・・

　気がつきゃ夕方か・・・よし、終わった!!　宝は全部移動させたぞ!!

と万歳するエースのもとへ、サボが息を切らして走ってきました。

　エース!!　

　―サボ!!　どうだった？あいつら向こうに金探しに来てたか!?

　ハァ・・・ハァ・・・いや来てねェ!!　探しになんか来るわけねェんだ!!
　・・・あのルフィって奴・・・!!　・・・!!　ハァ・・・!!
　―まだ口を割ってねェんだよ!!!

　・・・え!?



そしてここはグレイターミナル“海賊の入り江”――
海賊船が一艘停泊しています。

　遅ェなァ、オイ・・・今日の責任者は誰だ？

　ポルシェーミの野郎です、ブルージャム船長！

　もう日が暮れるぞ・・・いくら何でも換金は終わってんだろ・・・!!
　あの野郎、金持って逃げたわけじゃあるめェなァ・・・

　いやァ、まさか・・・



その頃ルフィを拷問中（？）のポルシェーミ。

　いい加減に吐きやがれ!!　ドカッ!!　バキッ!!

　ハァ・・・ハァ・・・

　ポ・・・ポ・・・ポ・・・ポルシェーミさん・・・!!　もう無駄ですよ・・・!!
　・・・!!　コイツ・・・叫ぶ気力も失ってます！

吊るされたまま血をポタポタとたらし、さすがのルフィも泣いているようです・・・。

　・・・たぶんもう何も喋らねェし・・・正直ムゴくて見てられねェ・・・!!

するとポルシェーミはその子分に向かって、

　ガキをかばうヒマがあったら、エースとサボを捜して来い!!　命が危ねェのはおれ達なんだよ!!

と言って子分を殴ります。
その様子をルフィが捕まってる小屋の外から見ていた住人も、

　・・・あんな子供を・・・!!　町の保安官を呼ぼうか？

　ムダだ。このゴミ山に法律は届かねェ・・・それに・・・あの男はブルージャムの一味だ・・・貴族に金を納めてる・・・
　あいつらのこの国での犯罪・殺しは黙認されてる・・・!!　ゴミ山にいくつ死体が増えようがゴミはゴミってわけだ。

ポルシェーミはルフィに、

　答えろ!!!!

　・・・いわねェ・・・

　クソガキが一丁前に秘密を守ろうとするんじゃねェよ!!

とまたルフィを殴りますが、ルフィはポロポロと涙を流しながら、

　いわねェ・・・!!　いわねェ・・・!!

　じゃあもういい!!　・・・死ねよ。

そう言うとポルシェーミが大きな剣を取り出しました。するとそこへ・・・

　やめろォ～～～～!!!　　ドカァアン!!

乱入してきたのはエースとサボです！巨大なキセルの様なものを持ってポルシェーミの子分達を殴りにかかります。

　・・・コイツだァ～～!!　ポルシェーミさん!!　金奪ったのコイツです～～!!　畜生ォ!!!

ポルシェーミはそれを聞き、ギロリと睨みつけます。ルフィは、

　エ・・・エーズ～～～!!!

ルフィは号泣しちゃってます。
ポルシェーミはエースの首根っこを押さえると、

　自分から来てくれるなら話は早ェ!!　口が堅くて困ってたんだよ、てめェのダチが!!

エースは、

　サボ!!

　ウリャアア!!

サボが後ろからポルシェーミに殴りかかります。慌てる子分達！ポルシェーミは倒れこんでしまいました。

　ポルシェーミさん!!!　わあああ！

サボは一人の子分の腰からナイフを抜き取ると、ルフィをくくっていたロープを切りました。そしてルフィを抱えると、

　逃げるぞエース!!

　先に行け!!

ポルシェーミはすでに立ち上がっています。サボは、

　!!?　バカ、お前・・・

　一度向き合ったら、おれは逃げない・・・!!

　やめろ!!　相手は刀持ってんだ!!　町の不良とはわけが違うぞ!!

エースはポルシェーミと向かい合っています。ポルシェーミは、

　オイ・・・少し魔がさしたんだろ？大人しく金を返せよ、悪ガキ・・・

　おれ達の方が有効に使える。

　バカ言ってんじゃねェよ!!

それを見ていたサボは、ルフィを床に置くと、

　お前・・・ちょっと待ってろ!!

エースはポルシェーミと武器を合わせますがエースが持っていたそれは叩き切られてしまいました。
その勢いで額を切ったエース・・・。

　ガキに敗めたらおれァ・・・海賊やめてやるよォ!!!

身構えるエース、武器を振りかぶるサボ、雄叫びをあげるポルシェーミ、それを驚きの表情で見つめるルフィ・・・




ポルシェーミは倒れています。その前には強そうなクルーと船長らしき人物が・・・。

　事の顛末は聞いたぞ。ポルシェーミ、情けない奴だ・・・。

クルー達も、

　マジかよ、お前。

血だらけの顔を上げたポルシェーミは、

　すいません、ブルージャム船長・・・あの金は・・・

　こっちを見るな。顔も見たくねェ・・・

ブルージャムはジャキッと銃を構えると、

　ドン!!　ドン!!





　うえ～～～～～ん、どゥおお～～・・・ん・・・

ルフィは号泣号泣、また号泣ですよ（笑）
手当てしてもらったんですね、体中包帯ぐるぐる巻きです。サボがエースに怒っています。

　お前・・・悪ィクセだぞ、エース!!　本物の海賊を相手に「逃げねェ」なんて!!　何でお前はそう死にたがりなんだよ!!
　・・・はァ・・・こんな事しちまって・・・ブルージャムの一味はもうおれ達を許さねェぞ、この先追われる・・・!!

ルフィはまだ泣いています。

　恐がっだ・・・死ぬがどぼどっだ・・・　ヒック・・・えぐ・・・

そんなルフィに今度はエースが怒ります。

　うるせェな、いつまで泣いてんだ!!　おれは弱虫も泣き虫も大っ嫌いなんだよ!!　イライラする!!

それを聞いたルフィは口をすぼめてピタッと泣きやみます。これにはエースも「おっ」。
ルフィは、

　ありがどう・・・

ペコリと頭を下げてお礼を言います。しかしすぐ・・・

　たす・・・助げでぐれで・・・ウゥ・・・

とまた涙があふれるルフィ。

　てめェ!!

するとサボが、

　おいおいっ!!　礼言ってるだけだ。

エースはまだ怒っているようです。

　・・・だいたい・・・お前何で口を割らなかったんだ!!?　あいつらは女でも子供でも平気で殺す奴らだ!!

　・・・喋ったらもう友達になれねェ・・・!!

　なれなくても死ぬよりいいだろ!!　何でそんなに友達（ダチ）になりてェんだよ・・・おれと!!
　お前、おれにどういう目に遭わされた!?　とうとうここまで付いてきやがって!!

　だって他に!!　頼りがいねェ!!!

　!!?

　フーシャ村には帰れねェし・・・山賊は嫌いだし・・・!!　お前を追いかけなかったらおれは一人になる・・・
　一人になるのは痛ェのより辛ェ!!

　・・・お前、親は・・・

　じいちゃん以外いねェ。

　・・・おれがいれば辛くねェのか・・・おれがいねェと・・・困るのか・・・？

　うん。

頷くルフィ。
エースは昔に聞いた大人が言っていたの陰口を思い出します。

　≪　もしロジャーに子供がいたら??　がはははは、そんな奴がいたら困るなァ!!
　　　　そいつは生まれて来る事も生きる事も許さねェ、“鬼”だ!!　≫

　お前はおれに生きててほしいのか・・・？

　!?　・・・!!　当たり前だ!!

エースは頭をポリポリかきながら、

　・・・そうか――でもおれはお前みてェな甘ったれ嫌いだしな。

　甘ったれてねェよ!!　おれは強ェんだ!!

　強い？どこが強いんだ、男のクセに泣いてんじゃねェか!!

　トゲで殴られた事あんのかお前ェェ!!　
　おれは7歳だぞ!!　お前みたいに10歳になったら絶対泣かねェしもっと強ェ!!!

　おれは7歳でも泣かねェよ!!　バーカ!!　一緒にすんな!!

　おれは誰よりも強くなるんだよ!!　すげェ海賊になるってシャンクスと約束したんだからな!!

　海賊!?　お前が??

二人はおでこを合わせてバチバチと火花を散らしています。サボが、

　なー、ところでよ、おれに一つ問題ができた。おれは今までこのゴミ山に住んでたけど・・・
　今日をもっておれ達3人完全に海賊達に命を狙われる事になりそうだろ・・・




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