★今週のワンピース（16号 / 第535話 ダチ）

マゼランの毒に侵されてしまったルフィ・・・！さて、どうやって窮地を切り抜ける？？


ハンニャバルが何かブツブツ言ってますよ。

　・・・まったくそそっかしい・・・!!
　お前達がここを通って問題を起こせば署長責任にできたのに。
　通っていいと言っているのに向かってきおってバカめ・・・　　どーん！

ハンニャバルの足元にはなんと！Mr.3とバギーがやっつけられちゃってますぅ・・・

　―こちらLEVEL3への通路前、爆撃による多少の犠牲者アリ―
　―ハイ・・・“道化のバギー”そして“Mr.3”を捕えました!!

ありゃりゃ、2人とも案外簡単にやられちゃったのねぇ

　トゥ・・・!!　トゥ・・・トゥヨかった、意外とトゥヨかった・・・!!　ハァ・・・!!　ハンニャバルめ・・・!!

　・・・拷問は・・・イヤだガネ～～・・!!　拷問を受けるくらいなら・・・今ここで・・・舌を噛むガネ!!!
　・・・よ～ひ・・・噛むぞ・・・噛むぞ・・・


そしてこちらは同じフロアにまだいるMr.2・・・

　どけい、おどれらァ～～!!　そこをどくのよう!!
　
　Mr.2を逃がすなァ～～!!

ボンちゃんは“うらぶれ白鳥（スワン）舞踏会”を繰り出し獄卒達を蹴散らしながら考えています・・・。

　敵う道理がナイじゃない!!　無謀な夢などあちしは見ない!!　あそこにいたらあちしのやられ率200%!!
　あちしは逃げる!!　振り返るな、逃げるしか!!　道はない!!


一方こちらは同じフロアのルフィｖｓマゼラン・・・！
マゼランはルフィの技をくらってドスンと膝をついています。

　・・・!!　おれにヒザをつかせようとは・・・グホグホ・・・追いつめられたネズミは恐いものだ・・・!!
　―だがその手についた毒は充分・・・お前の身体機能を奪ってゆく・・・

　うわああああァ～～～・・・!!

ルフィの右手はジュワ～～！と音をたて、ルフィはあまりの痛みに苦痛の叫び声をあげています。
右手は何か溶けかかっているようにも見えます。

　ハァ・・・ハァ・・・!!　“ゴムゴムの”・・・

　激痛だろう、気の毒に・・・!!

　“ツイン”

　“毒フグ”!!!

息を吸い込むマゼラン・・・！

　“JET銃（ピストル）”!!　ドドォン!!

ルフィの攻撃がマゼランの腹部に命中するとマゼランは口から風船を吐き出しました！
次々と吐き出された風船はルフィに襲い掛かります！
それをギア２のスピードでかわしたルフィはマゼランの背後にまわりますが・・・

　“毒竜（ヒドラ）”

竜はルフィに襲いかかろうとしますがルフィは“JET銃（ピストル）”で迎撃！
ですが風船を割った拍子にそれがルフィにビチャビチャと飛びかかります！
後ろに飛んでかわそうとしますが、ふと気付くとルフィの周りに霧が立ち込めているじゃないですか・・・
マゼランの口から吐き出された息が霧のようになっているようです。

　“毒・雲（どくぐも）”

　ケホ・・・!!　ゲホゲホ!!　??　ゴホッ・・・

ルフィは目がかすんできてるみたいですね・・・目をこすりますが変わりません・・・！
不敵な笑いを浮かべるマゼラン・・・

　目が霞むか・・・？　耳がおかしいか・・・？　両手はもう・・・使えまい・・・

ルフィはガクガクし始めとうとう膝をついてしまいました・・・！

　お前から全てを奪う。



一方こちらは・・・誰かが壁に繋がれた手錠をガチャガチャさせています。
そう、もちろんエースです。

　オイ!!　看守!!
　本当の事を答えろ・・・上で何か起きてるだろう・・・!!!

2人の看守はぽつり・・・。

　・・・いやァ、何も。


そしてルフィ・・・！　もう全く目が見えなくなってるみたい・・・
あてずっぽうに攻撃してるようで、マゼランには一発も当たっていません・・・

　ハァハァ・・・　ブンブォン!!　ドカン!!

　・・・恐ろしい精神力だ・・・

ルフィは雄叫びをあげながらキックやらパンチやら繰り出すのですが、全部不発に終わります・・・！
終いにはその攻撃は炎の中へ！

　痛々しいだけだ・・・

　熱ち・・・!!　ハァ・・・ハァ!!　熱ち!!!

　―もういいだろう・・・!?

マゼランはそう言うとヒドラを操りルフィへ・・・!! そして・・・

　―これが貴様への刑罰だ・・・侵入者。24時間・・・苦しみ・・・そして本物の地獄へ堕ちろ。　　ドン!!

ウェーン、ルフィはガクガクと痙攣したまま、ドロッとした毒に全身おおわれ白目をむいて仰向けに倒れています・・・！
マゼランはその場を去りながら、

　・・・これだけ重複した“毒”に解毒の術はない・・・!!　　ドン！

毒にまみれながらもルフィは苦しそうに言います。

　・・・!!　エー・・・ス・・・!!

マゼランは部下の元へ戻ると、

　マゼラン署長!!　ご苦労様です!!　倒れた“麦わらのルフィ”はいか様に!?

　―やがて死ぬが・・・放っておいても邪魔だろう、LEVEL5への中央塔へブチ込んでおけ!!

　はっ！

するとそこへ他の獄卒が慌ててやってきました。

　ハァハァ・・・マ・・・マゼラン署長!! LEVEL3への通路前で・・・不手際があった模様で・・・。

　何があった・・・

　何があったかはまだ・・・!!



そしてここはどこでしょう・・・？なんだかとっても寒そうです。牢屋も凍りついていますよ。

　おい・・・おい!!
　ハァ・・・ダメだァ、コイツ・・・死んだか・・・それとも未来へ冷凍保存されたか・・・!!

　ブヘヘヘ、バカな。

牢屋にいる囚人はガタガタと震え、声をかけられた男は凍っています・・・！

　あ・・・指落ちた・・・。

　ハハッハハ、凍傷だな、おめェももう終わりだ。

そう言った囚人はパンをかじりますが・・・

　カキーン！だァ!!　畜生、バカにしやがって!!　パンの一つもカジれやしねェ・・・!!

　ガタガタ・・・ん？おい、見ろ、新入りがやって来たぜ・・・!!

そう・・・ここはLEVEL5「極寒地獄」。
コートを着込んだ獄卒達にソリに乗せられて連れてこられるルフィ・・・。毒をかぶったままです・・・。
牢屋の囚人はルフィに声をかけます。

　オイ!!　お前名前は!?

　懸賞金なんぼだ、オォ新入り!!

　・・・あ、ああもうダメだ、ありゃ・・・“毒の刑罰”を既にくらってやがる・・・



そして場所は戻ってLEVEL4とLEVEL3への連絡通路前―
マゼランが部下からの報告を聞き戻ってきました。
　
　・・・!!　これは一体どういう事だ!!　ハンニャバル、貴様がいながら・・・!!　兵士全滅とは・・・!!　どん！

あれ？だれがハンニャバルを倒したのかなぁ？LEVEL3への階段の大きな扉が開いていますねぇ。
マゼランはハンニャバルの首根っこをつかんで持ち上げると、

　目を覚ませ、ハンニャバル!!　ここで何があった!!!

　ぐえっ!!　ぐえーっ!!!　あ、しょ・・・署長!!　手を離して～～～!!

ハンニャバルは床へどさっと落とされます。

　ぶへ・・・!!　・・・も、申し訳ありません・・・!!　油断しました・・・!!

ハンニャバルに倒されたMr.3とバギーもそこにいますね。

　ご・・・拷問はやだガネ～～!!

　畜生、あのオカマ野郎、おれ達を見捨てやがって～～!!

ハンニャバルはマゼランに報告します。

　犯人は・・・オカマの拳法使いで・・・何というかフイをつかれたというか・・・

　言い訳はいい・・・会談で上階へ逃げられたんだな・・・？

獄卒の一人が言います。

　その囚人はクロコダイルの「バロックワークス社」で“Mr.2”を名乗っていた男でして・・・!!　あ!!　オカマでして・・・

　どっちでもいい・・・。

　LEVEL3の囚人です。捕まるのは時間の問題かと・・・。

　LEVEL2の暴動はどうなった？

　ほぼ鎮圧されている様で・・・。

　―このLEVEL4に集めた兵をそのままLEVEL3へ押し上げろ。
　サディちゃんに指揮を取らせ、獄卒獣も解き放て！後は任せる。

　ハイ・・・この捕えた二人は・・・

　好きにしろ。さっさと掃除を済ませて早くいつものインペルダウンへ戻せ・・・!!
　―おれはこれより“閉ざされた場所”へ赴く。

　ゲリですね。

ハンニャバルは獄卒達に向かって怒鳴ります。

　・・・おい!!　貴様らも早く起き上がって最後の逃亡者を探しに行け!!

　・・・!!　い・・・痛てて・・・　ハ・・・ハイ!!　すぐに！

獄卒達はヨロヨロと立ち上がると、そのうちの一人が、

　あ、この二人をどうしましょうか。

そこにはMr.3とバギーはロ－プでグルグル巻きにされています。

　あァ・・・コイツらには聞きたい事がある。尋問部屋を開けろ。2人は私が責任を持って預かる。

　了解しました。

獄卒が2人を尋問部屋に放り込み出て行きます。ハンニャバルは部屋に鍵をかけると・・・

　ハァ・・・ハァ・・・助かったぜ。

　ご・・・ご・・・拷問から逃れられたガネ!!　よ・・・よし、これからどうする？

　決まってるじゃない、急がなきゃ・・・!!

あれ・・・このハンニャバルって・・・？ハンニャバルは左手で顔を触ると・・・

　一刻も早く・・・!!　麦ちゃんを救出するのようっ!!　ドン!!

そうでーす　ハンニャバルの顔が一瞬にしてボンちゃんの顔に変わりました！
バギーが驚いて聞き返します。

　きゅ・・・救出するって、お前!!　あいつはマゼランの毒にやられてLEVEL5にブチ込まれたって兵士が言ってただろ!!
　麦わらの命自体希望もねェし!!　おれ達まで犬死にだ!!

　犬死にだろうがカマ死にだろうがカマわねェ。あちしはマゼランと麦ちゃんに背を向けた時、すでにに命をそこに置いてきたのう!!
　あの場で共倒れになり捕まるよりも!!　あちしが逃げて・・・麦ちゃんも命さえ留めてくれたなら、
　あちしが死んでもあんたを救いに戻って来ると!!　誓いを立ててあちしは走った・・・!!

　・・・誓いを立てたのはいいがてめェ、せっかく逃げて助かったのに!!
　なんでまたあいつの為に死に場所に戻る様なマネしなきゃならねェんだ!!

　友達（ダチ）だからようっ!!

　理由なんざ他にゃいらねェ!!　　　ドン!!



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　To be continued・・・



ルフィ、ピンチですねぇ・・・！
マゼラン自身が「解毒剤はない」と言っているとなると・・・どうやって解毒する方法を見つけるんだろう・・・
表面の毒だけを拭ったってもう遅いだろうし。
あーん・・・誰が助けてくれるのぉ～？
誰かのために命を賭けて戦うルフィがピンチになると切なくなっちゃうわ。

そしてボンちゃん!!　戻って来てくれたのねっ！　好きだわァー!!
脱出までルフィを助けてあげてね!!


そしてルフィの様子を知ったエースがどんな行動に出るのかも気になりますね。




　　　　　　　　今週の尾田っちの巻末の一言

　　　　　　　　　　ドイツのフランクフルトブックフェアでワンピース44巻が賞貰った。そのピンポイント嬉しい。
　
　　　　　　　　　　　　　なんで44巻なんだろう・・・？