今週のワンピース（４５号 / 第４３０話 降りそそぐ追想の淡雪）

この題は何を意味するんだ・・・？と思いながら見始めた今週のワンピ。
読み終わって、号泣です・・・


エニエスロビーからの脱出に成功した麦わら一行。
ルフィとチョッパーはウソップがいなくなったと探してます。
ルフィはまだあまり動けないのか、チョッパーに肩車してもらってる～
けっこう力持ちね、チョッパー。

サンジはウソップに、オラ呼んでるぞと突っ込みますが、
ウソップはふと我に返って恥ずかしくなったのか、
またそげキングの仮面を被り直してます。

　安心したまえ、彼ならさっき小舟で先に帰った

とルフィ達に言っちゃうウソップ

　も～～、素直じゃないんだからぁ・・・


ルフィもチョッパーもそれを聞いて本当は今メリーはあいつのもんなのに、と
かなり驚いている様子。（そうだったね・・・、そういえば・・・）

それを見ていたゾロ、あいつら一体何をもってウソップと認識してんだ、と。
ホントだよ・・・

そこへ船内の捜索を終えたナミ。誰も乗っていない　と。
麦わらクルーにだけ聞こえていた声の主が乗船していません。
その中、ルフィはあれはメリーの声だったんだ、と主張します。

　な！　メリー！しゃべってみろ！

と話しかけますが、ゾロに船が喋るさけねェだろ、と突っ込まれ、
ナミも、メリーの声だと思ったけどそんなことがあるわけがない、と・・・

メリーがクラバウターマンになって現れた事を知っているウソップとフランキーは
黙ったまま・・・。 

・・・とそんな話をしていると、前方から巨大な船がこちらへ向かってくるのをルフィが見つけます。
それは・・・ガレーラ・カンパニーの船でした。

　こりゃ、デカイ・・・

アイスバーグさんが乗ってます。ガレーラの船大工達も一緒～
みんな、驚きを隠せませんっ

　アクア・ラグナの海に飛び出したのに！

アイスさんも世界政府相手に本当に何もかも奪い返してきたことに驚いています。
フランキーとロビンも、アイスさんを見て感慨深げ・・・。

・・・と、その時・・・



　メリーの前の部分がパックリ折れたっ・・・・



船大工達は急にどうしたんだと、どよめいています。
メリーに乗ってるみんなも慌てます・・・！
サンジは、これは当然の事なんじゃないか、だって

　メリーはもう二度と走れないと断定された船だ、

　忘れたわけじゃねェだろう　・・・と。

あせるルフィ・・・。

　おっさーん！やべェ！メリーがやべェよ！　何とかしてくれ！

船大工達にも、頼むから何とかしてくれ！　と叫びます。

　ずーっと一緒に旅してきた仲間なんだよ！　

　さっきも！　こいつに救われたばっかりだ　



するとアイスさん、　だったらもう、眠らせてやれ・・・　と。
そして、あの晩の事を（実際には昨晩かしら・・・）語りだしました。


ロケットマンを送り出したアイスさん。
廃船島のほうから聞こえてくる、コーン、コーン、という音を耳にします。
気になって行って見ると、そこにはアクア・ラグナにやられて、ボロボロになったメリー。

　ひどい状態だな、いや、それ以前の問題か・・・

とメリーに手を添えたその時・・・


　走りたい・・・　という声が聞こえます・・・

　もう一度だけ、走りたいんだ・・・
　

メリーの声でした・・・。
それを聞いたアイスさんはメリーの修理に取り掛かります。
雨の中、いつ次の大波がやってくるかわからない中で。
ふと我に返り、何をしてんだオレは・・・もう希望もない船を・・・　とつぶやきます。
アイスさんを見つけて、早く戻るように言うW7に残っていた船大工達。
立ち去ろうとするアイスさんの後ろでまた声が・・・

　ありがとう・・・



振り返ると、そこには一人で海に繰り出していくメリーが・・・
それを見てアイスさんは、一人でも船を出してメリーを追いかけることを決意・・・





アイスさんはルフィたちに言います。

　おれは今、奇跡を見てる・・・　

　もう限界なんか、とうに越えてる船の奇跡を・・・

　長年船大工をやってるが、おれはこんなにすごい海賊船を

　見た事が無い・・・

　見事な生き様だった




ルフィはそれを聞いて、わかったと・・・。


メリーに乗っていたみんなは、小さな船に乗り移り、
ルフィだけ、さらに小さな小舟に乗っています。

　じゃ、いいか？みんな。　とルフィ。

　ああ。　というクルー達。

ルフィはメリーに話しかけます・・・

　メリー、海底は暗くて淋しいからな、おれ達が見届ける！

ウソップがこんなのを見たら耐えられるわけがない、いなくて良かった、
と言いながら、メリーに火をつけます・・・。

ウソップにどう思う？と問いかけるゾロ。
覚悟のできてるウソップ・・・

　そんな事ないさ・・・　決別の時は来る。　男の別れだ。

　涙の一つもあってはいけない。　彼にも覚悟はできてる　と。

パチパチと音をたてながら燃えていくメリー・・・
海賊旗も一緒に燃えていきます・・・

　長い間おれ達を乗せてくれてありがとう、メリー号。


上昇した灰が雪のようになってクルー達のうえに降りそそぎます・・・
みんなそれぞれが、メリーとの思い出に浸ります・・・

　メリーをもらった時のこと・・・
　
　旗が完成して、海賊船ゴーイングメリー号が誕生した時のこと・・・

　大砲の練習・・・

　操縦がうまく出来なくてメリー号にキズをつけ、ナミに怒れられるルフィ、ゾロ、ウソップ・・・

　メリーの頭の上でゾロに昼寝をされて怒るルフィ・・・

　山を越えてはいったグランドライン・・・

　ドリーとブロギーに島食いに穴を開けてもらいそこから飛び出た時のこと・・・

　空島への冒険・・・

　空島から、たこ風船にぶらさがって青海へ降りてきたあの日・・・


メリーはだんだん音をたてて崩れていきます・・・
そこへ声が・・・

　ごめんね・・・　もっとみんなを遠くまで運んであげたかった・・・

　ごめんね・・・ずっと一緒に冒険したかった・・・

自分達にも声が聞こえてどよめく船大工達。　ルフィは叫びます。



　ごめんっつーなら！　おれ達のほうだぞメリー！

　おれ、舵がヘタだからよー！　お前を氷山にぶつけたりよー！

　帆を破った事もあるしよー！

　ゾロもサンジもアホだから色んなもん壊すしよ！　

　　　　　　　　　　　　ルフィは涙でグチャグチャ・・・

　そのたんびウソップが直すんだけど、ヘタクソでよォ！

　こめんつーなら・・・



　だけどぼくは幸せだった　　燃えながらほとんど沈んでいるメリーの声・・・


　今まで大切にしてくれてどうもありがとう

　ぼくは本当に幸せだった





麦わらクルー達はもちろん、ココロさんやチムニー、
そしてフランキーも涙でグチャグチャです・・・

私もルフィたちと一緒に叫びます・・・



　　メリ～～～～～～～







もうっ・・・・なんでこんなに泣けるんだろう・・・
アイスさんの回想くらいからずっと泣いてる・・・
泣きながら打ってるから、時間がかかるかかる・・・
メリーの笑ってる顔が、更なる涙を誘うのですよ・・・


これでメリーの船首だけでも残して次の船へつけて欲しい、という私の希望は
潰えてしまいました・・・
尾田っちセンセが「仲間が一人いなくなる」とかなり昔に言っていたのが
現実となったわけです。

新しい船大工と新しい船・・・
どういう形で現れるんでしょうね。



来週のワンピはあるのかな？
予告にはないし、かといって休載のお知らせもないし・・・どっちだぁ～～



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　　　　　　　　　　　　　　　　 一番右端。　パンダマンというよりクマみたいだけど・・・