社長・副社長日記

宇都宮の税理士法人児玉税経(KTA)の社長と副社長が日常を語る!

おばあちゃん

2008-06-27 23:46:08 | プライベート
先日、祖母が亡くなりました。
94歳でした。
一般に、94歳は随分長生きと言われます。
私もそう思っていましたが、身内は別かもしれません。

大学の4年間、私は祖母と一緒に暮らしました。
なぜか、横浜の桜木町にある祖母の家から大学のある池袋まで1時間30分かけて通学しました。
私は両親からよほど信用がなかったと思われます。。

大学時代、とってもお世話になったのに、大学卒業後から最近までにおそらく10回は会っていないと思います。特に、結婚後のこの12年間で4回しか会っていません。

4月の終わりに父から、最後かもしれないから病院へ行くように言われて会いに行きました。しばらく会っていなかったので、あまりの変わりようにびっくりしました。しかし、祖母は様相とは裏腹に頭や目はしっかりしており、普通に会話ができました。

それから2ヶ月。その日はついに訪れました。
棺の中の祖母を見たとき、昔の思い出が走馬灯のようによみがえりました。

祖母の得意料理のチキンカツやハンバーグ。
迷信深く、テーブルの周りを一周してはならないというきまり?をペットのネコにまで強制していたこと。
思い出せばきりがありません。

本当に随分可愛がってもらいました。
でも、私は祖母に何もしませんでした。

4月のお見舞いは甥も一緒でしたが、その甥(祖母からはひ孫)に向かって祖母は「おばあちゃん、こんなになっちゃったから、何もしてあげられなくてごめんね」と言いました。

最後まで、こういう気持ちを持っていた祖母はすばらしい人だと思いました。

もう、祖母にはどうしてあげることも出来ないけれども、せめて親にはできるだけ恩返しをしようと改めて思いました。


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