社長・副社長日記

宇都宮の税理士法人児玉税経(KTA)の社長と副社長が日常を語る!

税務調査

2006-08-10 23:38:21 | 仕事
昨日の夜、久々に社長がブログ書いたのですね~。
ブログを書くのを忘れているのでは?と心配だったのですが…。

さて、私は昨日「間税会(間接税の会)」の研修会&懇親会に参加してきました。間税会はあまり知られていないかもしれませんが、「法人会」と同じような組織で納税を推進する会です。

昨日の研修会は、7月に着任された宇都宮税務署の法人課税第一統括官が「税務調査」について講話されました。法人第一統括官は、20年有名人等の調査をするセクションにいらしたそうで、その道の超ベテランでした。

統括官は様々な税務調査の話をしてくれました。
とある会社の奥さんと話をしていたところ、なぜか金魚鉢をよく見るので、何だろう?と気になって金魚鉢を調べてみると、金魚鉢が細工されており、貸金庫の鍵が出てきて、脱税がバレたケース。

また、別の事前通知なしの税務調査では、こそこそと事務所の窓から物を投げる人がいて、それを遠巻きに見ていた別の税務署員に見つかり、脱税がバレてしまったケース。

1億円の脱税をすると、かなりのペナルティーがつくので、結果的に税金を1億円払うことに。。。

脱税をしたお金というのは、正に裏金!決して表に出して、堂々と使うことはできません。なぜなら、儲かっていない会社や給料をあまりもらっていない社長は、表ではお金がないことになっていますから、大きな物を買うと、バレてしまうのです。

悪い考えというのは、必ずバレるし、自分に跳ね返ってきて、会社や自分の成長を止めるどころか、下降します。

京セラの稲盛和夫氏は仕事の結果と人生の結果を算式で示しています。

仕事・人生の結果=考え方×熱意×能力

これはとても有名な言葉(算式)なので、ご存知の方は多いでしょうが、なるほど!と思わせてくれるものです。

熱意や能力はプラス1~100までの数値ですが、考え方にはマイナス100からプラス100まであります。つまり、どんなに強い熱意や優れた能力があっても考え方がちょっとでもマイナスであったら、結果はすべてマイナスなのです!

考え方がちょっと悪いだけでも、結果はマイナス!

そう考えると、怖いですね。

ヘンなことをしていなければ、税務調査は決して怖いものではないのです。
税務署はお土産がないと帰らない…などという方がたまにいらっしゃいますが、そんなことはありません。悪いことをしていなければ、また、誤りがなければ、申告是認(追徴なし)なのです!「正直者は馬鹿を見ない」と私は思います。

事前通知なしのシビアな税務調査であっても、申告是認のケースは結構ありますよ!

最後に、こんなことを書きましたが、私は決して税務署の回し者ではありません!

自創経営セミナー

2006-08-10 02:21:43 | 経営者の考え方
 8日、9日とセミナーに参加してきました。その名は「自創経営」セミナー。
 一般的に、従業員さんが自ら考え自ら動いて業績を上げる組織にするのはなかなか難しいといわれています。中小企業、零細企業では特に難しいと。そこで、リーダー的な経営者の登場となるわけです。

 今回参加した「自創経営」セミナーは、大証一部上場の株式会社ニシオの元常務である東川鷹年氏を創始者とする、社員がイキイキと目標達成に自らチャレンジする実践的な仕組みを教えていただくものです。

 実際株式会社ニシオは、社員53人から現在は社員1200名の大企業になっており、その間の中核的システムがこの「自創経営」だったということです。

 内容を一言で言うと、会社の全社目標を、社員が自ら達成方法を考え、評価基準を考える事で常にワクワクしながら達成し続ける仕組みであるという事です。定着までには様々な苦労があったようですが、会社はこのシステムを導入することで上に述べたような大発展を果たしました。

 私も、児玉税経の従業員さん達が、自ら仕事を喜びながら進め、結果として目標達成できる組織を目指しているので、この方法をぜひ取り入れたいと考えセミナーに参加し続けています。

 現状、このシステムを一部導入したところ、明らかに従業員さんの動きが変わってきたと実感しています。幹部会で決定された事が、なしくずされることなく実行できる組織になってきました。

 このシステムを、完全に成果が出るように導入するには数年かかるとのことですが、私の理想とする組織になるようにとことんこのシステムを採用して行こうと考えております。

 また何らかの変化がありましたら、著作権にぶつからない範囲でご報告いたします。


追伸
最近の投稿はほとんど副社長でした。ご無沙汰してすいません。
                           社長