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「エデンの東」映画評

2017-09-06 | アメリカ映画

あらすじ(アマゾンより)

第一次世界大戦下のカリフォルニア州サーリナス。 24歳のキャルは農場を営む父アダムが、兄のアーロンばかりを可愛がっていると感じ、反抗的な問題児扱いされていた。

落ちこぼれで愛に飢えたキャルを、恋人のアブラは何かと気にかけていた。

ある日、キャルは死んだと聞かされていた母ケートが実は生きていて、モントレーで酒場を経営していることを知る。

父アダムが野菜の輸送中の事故で無一文になった時、キャルは父親を助けようと、ケートに資金を借りに行くが・・・。

孤独を抱えたナイーブな青年の青春と家族との確執を描き、ジェームス・ディーンを一躍伝説のスターにした名作。


 

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ジェームス・ディーン,ジュリー・ハリス,レイモンド・マッセイ
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以下、映画評

この映画は不思議な作品だと思う。視座を変えることで、両極端な評価を下すことができる奇妙な映画だ。

キャル(ジェームス・ディーン)の生き方をベースに鑑賞する場合と、彼の兄アーロンの生き方に視座を置いて鑑賞するのとでは、イメージが全く異なる。

ふつうは、ジェームス・ディーンの気持ちになり、救われた気分になる。

しかし、兄の立場で見ると、、、ふざけんなよ! という、不幸というか、憤りというか、ヤルセナイ気分にとらわれる。

映画鑑賞の仕方は人それぞれだが、、、、

どちらにしても、ジェームス・ディーンの演技が眩しい。強いオーラを感じる。


傑作だと思う。

評価:☆☆☆☆

 

 


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