
ついにプレーオフ突入。今までこれに何度泣かされてきたことか。
しかしここには、レギュラーシーズンには味わえない感動と興奮がある。
勝利はただの勝利ではなく、敗北はただの敗北ではない。
そしてプレーオフが終われば、それまでとは違う自分になることができる。
しかし今日の試合は、そんな期待が持てるような内容ではなかった。
3点先制、先発和巳。これだけで十分なはずが、
マリーンズの逆襲に太刀打ちできない。
サブマリンを沈められない。
2位と3位の違いだと言ってしまえばそれまで。
しかしここまで来れば、そんなものはごくわずかの差にしかならない。
あの試合もあの試合も、たった一つのプレーで勝負を決してきた。
それがプレーオフ。
なぜプレーオフは上位チームのホームグラウンドで行うのか?
それは、その方がそのチームにとって有利だから。
そしてその有利性をつくるのは、間違いなくファンである。
ファンの力が、試合の展開を決める。
明日で最後になるかもしれない。
それならば、明日が最後になってもいいような試合にしよう。
和巳の涙から一年。この一年、その涙にファンは応えてきたか?
その答えが、明日出る。
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