こばさん

更新は終了しました。

御殿場口登頂で奇跡を起こす

2008-08-29 16:04:12 | 富士登山記


1ヵ月ぶりの更新ですね。
そして一昨日、1ヵ月ぶりに富士山に登ってきました。
これが今年3回目で通算4回目。
もうベテラン富士登山家ですなあ。

今回は御殿場口に挑戦。
4つある登山道のうち、ここは五合目の標高が一番低いこともあって
人気薄の登山道。上級者向けです。
ここに向かうバスの乗客は僕一人でした。

今回の感想は、一言。「よく頑張った!!」
他の登山道は5時間とか5時間半で登れましたが、今回は7時間10分。
一泊して登頂するのが普通なのですが、
自分自身に挑戦するつもりで一気の登頂を敢行。そして勝利。

登頂後下山して赤岩八号館にて宿泊。ご来光を見たあと下山する予定でしたが、
4回目の富士登山にして初めてご来光を見られず。
まあ今回は登頂することが最大の目的だったので、
特に悔しいという気持ちはありません。

さて今回の一枚は、下山途中に見た影富士。
雲の上に三角形の影が見えるのが分かりますか?
これは富士山の影。富士山に登った人だけが見られる現象です。
天気が良ければもっとはっきり見られるのですが、まあこれでも良しとしましょう。


では今回の登山の模様をどうぞ。

8:40登山口着。すぐ上の大石茶屋で身支度をして、9:10出発。


ここは富士山が最後に爆発した地域なので火山灰がいっぱい。4時間ほどはこんな風景が続きます。


上方に下山者発見。ここは登山者よりも下山者の方が圧倒的に多いルートです。


第1チェックポイント通過。登山開始からずっと雲の中でしたが、


2時間くらいたってようやく青空が。1時間ほどしか太陽を見られませんでしたが、結構焼けました。


左側が御殿場口名物の大砂走り。軽快に下りて行けます。


2時間半たってようやく他の登山者発見!でも頂上まで、この方以外には登山者には会いませんでした。


小屋があるのですが、緊急時でもここで避難することはできません。御殿場口にはこういう建物が結構あります。


こちらの寂しさとは反対に、宝永山には人がいっぱい。


七合目近くになると岩場が多くなり、やっと富士山らしくなります。


登山開始から4時間半、七合目到着。でも山小屋はすでに営業終了。この一つ上の山小屋も閉業していて、開いていたのは砂走館と赤岩八号館だけでした。


八合目の壊れた山小屋。これも御殿場口らしい風景。


頂上付近には巨大な岩ばかり。落ちてきたらなす術なし。対策はただ祈るだけ。そして・・・


16:20、ついに頂上!!


ほんとに頑張ったねえ。自分を褒めてあげたい。
でも本当に大変だったのは翌日。
記録的な豪雨のあった日で、富士山も半端なく。
これ以上ないくらいの大雨の中を一目散で下山してきました。


さてさて、これで全登山道を制覇。
御殿場口まで登るとは、去年は想像してませんでしたけどねえ。
やっぱり日本一の場所に立つのはこの上ない喜び。
まだまだ奇跡は起こせるって。ねえ。



現在の富士山⇒⇒⇒

現在のランク⇒⇒⇒