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ガーリーバンドSCANDALに嵌った日

ガーリーガレージなバンド、SCANDALを応援するブログです。

スキャとPerfume

2009-11-21 03:22:01 | SCANDAL考察
レコーディングやら、ワンマンリハやら、CMやら、インタビュー取材やら…水面下ではいろいろと面白そうな動きがありそうなSCANDALですが、表面上は充電中とでもいった趣きで、ここ数日は何事もなく過ぎ去っていますね。

こんなときは閑話休題。いつも好き勝手にしょーもないことを綴っているこのブログですが(^^ゞ、いつも以上にとりとめのない話題を好き勝手に語るチャンスですw

ということで、以前からちょくちょく話していた、SCANDALと今をときめくPerfumeとの関連について今回は考察してみようと思います。
基本的に他アーティストさんとの比較というのは、どなたかの気分を害する可能性も増しますので(多くの考え方のファンの方がいらっしゃいますから)、そういう意味では本当は、この手のことは避けた方がいいのかもしれません。特にボクはスキャについてはともかく、Perfumeについては詳しく知りませんので。

それでも今回やってみる価値があると思ったのは、こちらのブログにも来てくださるうっしーさまやリオさまのように、両者とものファンという方が多いように見受けられるから、なんですね。

以前にも書きましたが、SCANDALというバンドはライバルの存在しない、独特の立場にあるバンドだとボクは思っています。過去にも現在にもガールズバンドはたくさん存在しますが、SCANDALと同じようなバンドというと、どうもボクにはどのバンドさんともタイプが違うと思えてならないんですよ。

もし、どうしてもSCANDALと同じようなタイプのアーティストさんを探せと言われたら…ボクだったら、あげるのがPerfumeなんですよね。
これは理屈で、というより感覚で捉えたことの方が大きいです。MUSIC JAPANで共演しているのを見たときに、もしかしたらSCANDALが目指そうとする先にいるのは、チャットモンチーではなくてPerfumeなのではないか?と感じたのが、まず始めでした。
ガーリーガレージバンドとテクノポップユニットは全然違うじゃないか、という声も当然あるでしょう。確かに音楽ジャンルとしてはまるで違います。ですが、例えばイチローさんと中田英寿さんにどこか通じる部分を感じるように、やっていることは違っていても、どこか本質的なもので繋がりを感じるということはあると思うんですよ。

このふたつの共通点を考えていくことは、なにか意味があるのではないか? そう思ったので、今回チャレンジしてみることにしました。
SCANDALとPerfume、両方に詳しい方から見たら薄っぺらい内容になるかとは思いますが(^^ゞ、ひとつ寛大な心で見てやってくださるよう、お願いしますw


1、次世代型のSPEED
これは先日うっしーさんともこのブログで話したことですが…スキャとPerfume、両者に共通しているもっとも大きなポイントは、スクールの出身者という点です。
PerfumeのメンバーとHARUNAは同い年といいますから、両者はまさに安室奈美恵さんからSPEEDへと続くアクターズスクール直撃世代。彼女たちに憧れ、あるいは影響を受けて、スクールの門を叩いたと考えてまず問題ないと思います。SPEEDを見て育った世代、なんですよね。
ですから本来ならば、憧れたアムロちゃんやSPEEDと同様、「ダンス&ボーカル」のグループとして存在していても、まるでおかしくなかったはずです。

ところがこれまでと同様の「ダンス&ボーカル」グループとして活動するには、芸能界・エンタメ界に用意されていた席はさほど多くはなかったんでしょう。
安室さんも未だ健在ですし、SPEEDも復活しました。男女の違いこそあれ、EXILEという当代きっての人気者もいます。他にも多くのライバルがいるなかで、椅子取りゲームをするのは決して効率的ではなかったんだと思います。
そこでロックバンド、あるいはテクノという音楽要素をプラスαとして付加されたのが、SCANDALとPerfumeと言えるんじゃないでしょうか。

SPEEDの進化形、というと語弊がありますから、次世代型のSPEED、とでも呼ぶのが妥当ですかね。
SPEEDというひとつの時代を作った存在が、次の世代に産み落とした後継者。それがSCANDALとPerfumeなのではないかと思うのです。喩えると、親戚みたいなものでしょうか。


2、音楽性を伴う
スクール出身という点だけ見ると、上で述べたような結論になるんですが…ところが単なる「SPEEDの変形」では終わらないところに、このふたつの特異性があると思うんですよ。

一番大きなポイントは、「音楽性を取り入れた」というところにあるように思います。
つまりスキャならロック、Perfumeならテクノ、という面を本格的に取り入れることで、音楽面での話もできる存在になっているんですよね。SCANDALは生演奏、ライブでのパフォーマンスにこだわり、ロックバンドとしての世界を確立しようとしていますし、Perfumeはテクノの大御所と言われている中田ヤスタカさんをプロデューサーに迎えています。純粋なロックファンやテクノファンのなかにも、「ん?!」と振り向く方がいらっしゃる存在になっているかと思うのですが…い、いかがなものでしょうか?w

ボク自身が純粋なロックファンやテクノファンではないので、なんとも言えないのが情けないところですが(T_T)、ただいろいろと見ていると、スキャの楽曲について語っているロックな方も、Perfumeの楽曲について語っているテクノな方も、それなりに多くいらっしゃるように見えるんですよね。

これはねえ、大きいと思うんですよ。
音楽性を持つということは、そのジャンルのファンの方も呼び寄せる可能性が高まるので。
それ以上に大きいと思うのが、音楽性という柱をひとつ持ったことで、深みが表れたような感覚があるんですよね。縦と横だけの二次元の世界から、高さも加わった三次元の世界に変化した、という感じです。

例えばアイドルの世界では、音楽性が話題になることって基本的にありませんよね。主役は楽曲ではなく「歌い手」にあるんですから、これは当然のことでしょう。
ところがSCANDALやPerfumeのファンの方のなかには、積極的に楽曲について話題とされる方々が結構な数いらっしゃるように見えるんです。
楽曲の話題をすることが上等、などと言うつもりはありません。大切なのは、「歌い手」よりも「楽曲」に注目しているファンも多く存在する、という点です。ボクがSCANDALをアイドルと思わない理由のひとつがこれなんですけどね。
SCANDALとPerfume、ふたつの存在が多角的な魅力を持っているのは、ここにツボがあるというのがボクの考えです。


3、特定のジャンルに、はめにくい
上で述べてきたことが大きく関係していると思いますが、ふたつとも既存の枠には、はめにくい存在と言えるんじゃないでしょうか。
アイドルなのか、バンドなのか、テクノユニットなのか、ダンスユニットなのか、当てはめようと思えばできますが、どうもそれだけではしっくりこない感覚がある。並び立つもののない、独自の存在という感じがボクなんかはするんですよね。

理由は上に述べてきたこと、そのままだと思います。次世代型のSPEED、音楽性を伴った新しい存在。既存のものにはない存在だからこそ、ジャンルわけなんてことがやりにくいんじゃないかと思うわけです。
新しいものというのは、ツボにくる人々には熱狂的に迎えられますが、逆にどうしても馴染めないと拒否反応を起こす方も出るものだと思うんですよ。

例えば冷やし中華にマヨネーズをかける、なんてのはボクが子供のころには親に叱られたりしたものですが、実際かけるとメチャうまかったりするわけですよw でも拒否反応がある方は、どうしてもかけようとしないw 実際かけるとおいしいのに(^O^)
SCANDALとPerfume、両者を取り巻く環境も、なんとなく似てませんか?w まあ、もちろんマヨネーズかけたら美味しくないという方もしますがw


4、ファン層が幅広い
音楽性を伴い、魅力が多角的になったことで、支持するファン層は当然広くなるでしょう。
あちこちのブログを拾い読みしてる感じだと、スキャファンの男女比率は大体6対4くらいじゃないかとボクは思ってるんですが。ライブハウスに足を運ぶファンは男性が多いですけど、CDを購入したりカラオケで歌ったりする女性ファンは結構な数になると思います。
一方のPerfumeも男女それぞれにファンが多いと聞きました(誰にだ?w)いやいや、ホントに。

ルックスやパフォーマンスという視覚面での訴求が高い一方で、等身大の女性として憧れの対象になりやすいんですから、男女ともに人気があるのは納得というものです、
加えて音楽面も備えていることで、けっこう上の世代もファンに取り込んでいますからねw ボク自身、そんなファンのひとりではありますが…層が広いのも当然という気がします。


5、努力と低姿勢
うっしーさまのお話だと、Perfumeのメンバーの礼儀正しさはかなり有名みたいですが、スキャメンバーも礼儀については、いい話を聞くことがほとんどです。ラジオ局のDJやイベントのMCの方にも、よく礼儀正しいなんていわれてますし、握手会などで実際に会った方のお話を聞いても、人当たりの良さが伝わってきますよね。
こういうところはスクール時代にきちんと教え込まれたのかもしれませんね。

一方でスキャには楽器演奏、Perfumeにはダンスと、努力を惜しまず取り組んでいるものがあります。
もし、ダンススクールに通っている子に楽器をもたせ、いい楽曲とタイアップを与えて売り出したとしたら、人気がでるでしょうか? ボクが思うには、一時的にある程度の人気を得ることができたとしても、比較的早い段階で人気を失っていくような気がしてなりません。

人間というのは嫉妬する生き物だとボクは思っています。よくわからない子が急に人気者としてもてはやされると、「それだけ、もてはやされる実力があるのか?」とつい懐疑の視線で見てしまいがちになるものです。

嫉妬する人間を認めさせる一番のもの、それが努力だと思うのです。
努力しているひとを、人間は認めるものだと思います。SCANDALには楽器に触れたこともなかったのに、演奏ができるようになっていったという「努力の物語」があります。Perfumeも長い下積み時代を経て今日に至ったという話をよく聞きます。
「あれだけ努力してるんだから、報われるのは当然だ」と、努力しているひとは周囲を認めさせることができるんですよね。人気者になったとしても、人気が出る資格は十分にある、と思わせるのです。
しかも礼儀正しいとなれば、これは嫉妬するのが恥ずかしくなってきますよねw

これまでにはない、新しい存在といえるSCANDALとPerfumeですから、恐らく、より偏見の視線で見られてきたと思うんです。
それらを跳ね返すために彼女たちが纏った鎧が「努力」だったのではないかと。
既存の居場所がない彼女たちは、「努力」を見せ続ける必要があったんじゃないでしょうか。決して気まぐれや遊びじゃない、本気だということを知らしめるためにもです。努力があったからこそ、今の立場があるのは間違いないと思います。
そしてファンは、そんな努力を惜しまぬ彼女たちを、自信を持って支えている。そこも共通している部分だと思っています。


SCANDALからすれば、Perfumeはまだまだライバルと呼ぶには遠い存在ですが、大阪城ホールを目指している彼女たちには是非励みにして欲しい存在だと思いますね。

バンド? アイドル?①

2009-09-30 20:59:50 | SCANDAL考察
「少女S」でのブレイクに始まり、イベントを含むライブ活動でSCANDALの人気もどんどんと右肩上がりになってきていることを最近よく感じます。
人気があがるということは、いろいろな方がファンになるということでもあります。女子中高生の子たちが憧れの対象としていることはスキャ本来の役割から考えれば非常に意義深いと思いますし、一方で顔ファンと呼ばれるようなアイドルとしてのSCANDALに魅力を感じるタイプの方も増えているようです。
こういうときだからこそ、SCANDALの魅力の原点を考えてみるのは大事なんじゃないかと思うんですね。
というわけで今回はボクが思っているスキャの魅力の原点を、「アイドルとバンド」という面で考えてみようと思います。

元々アイドルとバンドは純粋な対義語ではないんですけどね。ただSCANDALを語るうえでは、「アイドル? バンド?」という話題は頻繁に出てくるというか、避けては通れないものだと思うんです。
なぜかというと、SCANDALはこのふたつの特性を両方持ち合わせているから、なんですよね。

形としてみれば楽器を自分たちで演奏しているんですから、これは「バンド」以外の何者でもないわけですよw これを否定しようとするのは「北野武は映画監督ではありません! コメディアンです!」と言い張ってるようなものですw いやいや、めっちゃ映画撮ってるし金獅子賞までとってまっせ、てなもので。漫才師出身で今でもテレビタレントとして活躍するからといって、映画監督であることを否定できるひとなんて誰もいないですよね。

スキャのメンバーはボーカル&ダンススクール出身ですし、ロックやバンドに憧れて芸能の扉に入ってきた子たちではないですから、元々はアイドル候補生から始まった、という見方は確かにできるんだろうと思います。ルックスもご存知のとおり、アイドルグループとしても通用しそうなものですしね。ただ、上の北野武さんを例にとったように、アイドル要素はあるにせよ、バンドであることを否定するのは無謀な行為でしかないですよねw

SCANDALはバンド。でもアイドルとしての要素もある。これが冷静に考えたら出てくる位置づけになるのかなァ、とボクとしては思っています(反論をお持ちの方もいらっしゃるかとは思いますが)
で、時として、このアイドル要素があることに嫌悪感を抱く方もいるかとは思うのですが・・・
ただですねー・・・実はボクは、この部分ってのはスキャにとってすご~~く重要な意味を持ってると思うんですよ。

SCANDALの魅力の原点ってなにか?
それはバンドとアイドルの魅力を両方いいとこ取りしようとしているところ、だと思うんです。
バンドとアイドルというふたつの枠があるとしたら、その間に存在するのがSCANDAL。それは彼女たち独自のポジションだと思うのです。他には比べるものがない稀有な存在、オンリー1の存在になれる可能性を感じるんですよね。

マネージャーの英助さんが雑誌のインタビューで「誰も敵にしない、八方方位なバンド」「ミドリや少年ナイフと同じ舞台に立ち、一方でPerfumeやAKBとも共演できるバンド」といった旨を語っていました。これを聞いたときはボクとまったく同じ考えだったので凄く嬉しくなってしまったものですw まさにマネージャーの英助さん自身も「バンドとアイドルの両方いいとこ取り」を考えている証拠なんじゃないでしょうか。

いやいや、かつてアイドルバンドと呼ばれる存在はいくらもあったよ。という意見も当然あるでしょうね。
ただこれがまたSCANDAL独特の魅力になるんですが・・・バンドとアイドル、ふたつの地点があるとすると、彼女たちはアイドルからバンドに向かって(それも結構深い部分を目指して)現在進行中で走り続けている存在だと思うんですよね。
アイドルとバンドの間にある存在はこれまでにもあったと思います。でも、アイドルからバンドに向かって進化し続けている、その過程を晒して魅力に変えているバンドというのは、ボクが知る限りではSCANDALだけだと思うんですよ。

走り続けているんです。努力で。
その姿に嘘偽りがないので、カッコよさが滲み出ていると思うんです。

えーと、ヘンなたとえをするとですね・・・
魔法使いとして修行をしていくつかの魔法は覚えたんです。でも途中でジョブチェンジして戦士になる道を選んだわけです。
戦士になったら前線で闘わなきゃいけないので傷つくことも力不足を痛感することも多くなりました。だから必死で強くなろうと経験値をあげています。今はまだ戦士としての実力は半人前かもしれませんが、その代わりに覚えた魔法は使えます。
SCANDALは魔法戦士という他にはないキャラになりました。今後経験値を増やして戦士としての実力があがっていけば、末恐ろしい存在になりそうな予感がします・・・
ドラクエでたとえるとこんなところでしょうかw わからない方は無視してくださいねw

アイドルのいい面を持ちながら、本格バンドとして疾走し続ける。そこに本気と努力があることが、SCANDALの魅力の原点だとボクは思っています。

さてさて、魅力の原点がそこにあると考えると・・・SCANDALが今後目指すべき方向性とそれを支えるファンの姿勢というのも、なんとなく見えてくるような気がするのですよ。

アイドル的な売り方をする、というのも場合によってはアリでしょう。魔法戦士が魔法を使うのと同じようにw 例えばアルバムにフォトブックがつくのだって全然アリなんですw むしろフォトブックがつくだけで売れるってのは逆に凄いことですよw どのバンドさんにもできることじゃありませんから。
だけど楽器を置いて踊り始めたらどうなるか? これはアウトです。
アイドルからバンドに向かって走ってきたスキャが、逆に向かって走るのと同じです。魅力の原点を忘れれば、ファンは少なからず離れるのではないかとさえ思ってしまいます。
本格バンドに向かって走り続ける、ここにスキャの魅力があるわけなので、作曲を手掛ける、アレンジをすべてやってみる、違う楽器にも挑戦してみる、あくまでライブハウスにこだわる・・・こうした姿勢が求められているとボクは思うのですがいかがでしょうか?

そしてファンの姿勢というのも、本格バンドを後押しするような形ができればベストなんじゃないかとボクなどは思ってしまいますね。
先に顔ファンという表現をさせてもらいましたが・・・スキャをアイドル視して応援するという方もなかにはいらっしゃると思います。
SCANDALにアイドルの要素があるのは確かですから、そうした方が現れるのも当然でしょうね。それにメンバーのルックスが武器になっているのも間違いないわけで、「カワイイからファンになった」というのはむしろ自然なことかもしれません。ボクとしても否定する気はありませんしね。
ただ、敢えて言わせてもらいたいのは、SCANDALはやっぱりアイドルからバンドに向かって進んでいる存在だってことなんですよね。
カワイイから好き。わかります。結構なことです。でもアイドルとして応援するというのは、彼女たちに後ろを振り向かせている、足を引っ張っている行為に見えてしまうんですよ。
もっと厳しい言い方をすると、彼女たちが夢に向かって走っている行動を、否定しているとさえ言えるんじゃないかと思います。

アイドルとして見るな、とは言えないでしょう。個々の受け取り方にまで口は挟めませんからね。
ですがバンドとしての応援をすることが彼女たちを励ますことになっても、アイドルとして応援することは失礼に当たるということは、察してもらいたいとつくづく思います。

ファンになるきっかけはもちろんなんでもいいと思います。曲でも、ライブパフォーマンスでも、トークでも、顔でも。
ただSCANDALの魅力の本質というものを考えてもらえれば、ファンとしてどうやって背中を押すべきなのかは見えてくるのではないでしょうか。
ボクはやっぱりライブバンドにこだわるSCANDALを応援し続けていきたいと思いますね。

キズナ

2009-08-11 00:26:01 | SCANDAL考察
昨日8月10日はSCANDALのリーダー・HARUNAの誕生日です。21歳になったということで、おめでとうございます♪
とか言いつつ、実は10日があと十数分で終わるということに気付き、慌ててこの記事を書いたんですが・・・間に合いませんでした。う~ん、オレのバカ!
自分の愚かさを恥じながらも、ここは敢えて進めていくことにしましょうw

改めてまだ21なんですねえ、HARUNAは。リーダーとしてのまとめ役のイメージが強いですから、もっと落ち着いた年齢に思いがちなんですが、まだまだずっと若いですw

誕生日といえば毎回メンバーのブログが楽しみでもありますね。TOMOMIやMAMIの面白いのも楽しくて大好きなんですが、RINAが毎回しっとり話すのがいいんですよねw
リーダーとしてHARUNAが機能しているのはよくわかっているつもりだったんですが、RINAの思い出話やHARUNAへの信頼を読んでいると、彼女たちは本当に深い部分で結びついているんだなぁってよくわかりました。

人間って知人が辛いときは声を掛けにくいものだと思うんですよ。それは離れていく、という意味ではなくて掛ける言葉が見つからない、って意味でなんですけどね。
慰めるのにいい言葉なんて、あんまりないような気がします。特に仲がいい友人が本当に苦しんでいるのを見ると、どう言ってあげればいいのかわからなかったりします。(それが時には、冷たい態度と取られるようなことになるかもしれません)こういうとき、言葉を掛けるのに必要なのは優しさとともに勇気もいるんでしょう。
HARUNAが悩むRINAに声を掛けたのは、やっぱりその勇気を持っていたからなんでしょうね。バンドの仲間として責任感もあったのかもしれません。それ以前に、悩んでいたことに気付くのもさすがですが。

それと同時に間違っていたら怒る、ということができてるのもすごいな、と思ってしまいました。怒ることって難しいんですよね。単に立場だけじゃない、本当のリーダーとしてHARUNAが成立しているってことなんでしょう。また怒られてもちゃんとそれを聞き入れてるRINAの素直さも素晴らしいと思いますw

RINAとは対照的にTOMOMIが「一番あほなんじゃないか」と書いていたのは笑いましたがw、それを言わせちゃうところに彼女たちの仲が良好なのが見て取れますね。MAMIは相変わらずですけどw、テレが見え隠れしているような気がするのは、きっと勘違いではないはずです(^.^)

ちょっと話が脱線して申し訳ないんですが、先日久しぶりに学生時代の部活仲間と会合を開きました。カラオケにもいきましたが、いや~、久々に暴れましたねえw(スキャのライブでも暴れろって話ですけどw)
改めて思ったんですが、彼らとの関係はボクのなかでも特別なんです。
10年以上の時が過ぎて、それぞれに家族ができたり、出世してたり、独立してたり・・・様々に変化してるはずなのに、なぜか会うと学生時代のあの頃とまったく同じに戻ります。カラオケで暴れて店員さんがすっ飛んできたり、往来で騒いでご近所に迷惑かけたり(悪いことばっかですねw)変わったことはもちろんあるのに、底で繋がってる感覚が確かにあるんです。
多分、それは戦友だからなんでしょう。
ボクにもあった青春という時代を、間違いなく共に駆け抜けた実感のある仲間たちなんです。いい思い出ばかりじゃありません、嫌なことも辛いことも経験しましたが、だからこそ特別な絆で繋がっているんだと思っています。

多分、間違いなく、SCANDALの4人もそうした繋がりで結ばれてるんでしょうね。
夢に向かって、4人で協力しながら苦労を乗り越えてきた。友達という感覚じゃなくて、戦友とか同志という感覚が近いんじゃないでしょうか。
スキャのメンバーはよく体育会系だと自らを評してますが、その気持ちはよくわかる気がしますね。体育会系にいたボクから見ても、彼女たちには汗が似合いますw

「夢」「努力」「勝利」・・・なんだかSCANDALにはこういったフレーズが重なってくるんですが・・・
少年ジャンプか、君たちはw

楽器を持つこと

2009-07-16 01:23:24 | SCANDAL考察
「少女S」リリースの前後一ヶ月はテレビ出演やらイベントやらライブやらで、話題盛りだくさんの日々が続いたんですが、さすがにここ最近は落ち着いてきましたね。新曲の「BEAUTeen」もまだ詳細は闇の中、とあってなんとなく寂しい気もしますが、考えてみればこれが普通の状態なわけでw これまでがお祭り状態だったんだと改めて感じます。

「メンバーの魅力を語るシリーズ」が予想外に好評いただけたんで(^^ゞ、またこの機会に書いてみようなどとも思ってますが、今回は「楽器を持つこと」の意味について、自分なりの考えを語ってみようかと思います。いや、地味な話題ですいません(^.^)

バンドなんだから「楽器を持つ」のは当たり前だろ、と思われるかもしれませんが・・・(^^ゞ、SCANDALの活動やメンバーの言動を見てるとつくづく感じることが二点あるんですよね。「楽器を持つこと」がこんな作用をもたらすのか、ってことなんですが。

ひとつはチームとしてのまとまりが生まれる、ということです。
これについては先日放送された「うたたね」で、HARUNA自身も言っていましたね。「バンドをやることでしかわからないチームの大切さがあるんじゃないかと思う」と。この発言を聞いてボクもひとり大きくうなずいていたものです(って何様ですけどw)
複数のメンバーでチームを作る、というのはなにもバンドだけに限った話ではないですよね。恐らくスキャのメンバー自身もスクールでダンスのチームを作ったりしていたはずです。アイドルグループにしてももちろんチームですよね。バンド、ダンス、アイドル・・・形態は違っても、集団でパフォーマンスを見せるためには、どんなチームにおいても「和」というものが重要になってくるのは共通しているはずです。

ただ、これはボクの勝手な感じ方ですけど、ダンスやアイドルグループに関して言うと、チームとしてまとまってひとつのパフォーマンスを見せながらも、それぞれ個々が闘っているようにも見えるんですよね。
ダンスで言えば、他のひとよりもよりシャープな動きを競っている。アイドルで言えば、より自分が魅力的に映るよう努力している。集団でありながらも、己の持てる技量を全力で出し切って競い合ってる、という面があるように感じてしまうんですよね(ダンスやアイドルに詳しい方がいらっしゃったら、もし違うなら訂正していただければと思いますがw)
あ、もちろん批判ではないですよ。その全力で競い合う、というのは元々体育会系にいたボクは決して嫌いではないのでw

一方でバンドに関していえば、「曲を奏でる」という大前提がありますから、協調性という面がより重要視されてるはずなんですよね。ギターやベースやドラムがひとりで暴走し始めちゃったら、どう考えてもアウトですからw
ベタな言い方ですけど、チームがまとまらないとパフォーマンスの成功は有り得ないわけで、バンドをやったことでわかるチームの大切さ、というものは確実に存在しているんだろうなあと思います。(ボク自身バンド経験がないので、あくまで想像ですw)

ただですね・・・ちょっと話が逸れちゃいますが、バンドがひとつの曲を演奏するために全員が力を合わせる、というのは間違ってないはずですけど、裏を返せばその「ひとつの曲」を作るのはすご~く大変だ、ってことでもあると思うんですよね。だって全員が気に入ってなきゃならないわけですよね? そこまでは言いすぎにしても、納得いかない曲、気に入ってない曲のために全力を尽くすのは苦痛な作業なはずですよ。
よくバンドの解散などで「音楽性の違い」が理由になったりしますよね。以前はボクも「またまた~w」ってな感覚で捉えてたんですが、バンドをやってる方の話を聞くと、音楽性が合うのって凄く大事なんだなァって思いました。やっぱり皆さん、自分の好きな音楽を奏でたいわけで。人間誰しも好みは千差万別ですから、ピッタリ一致するわけなんかないので、打ち合わせしながらみんながちょっとづつ妥協してるってことが多いような気がします。バンド経験のないボクが言うことなんで、あくまで想像ですけどねw

以前ラジオでDJの赤坂泰彦さんが「バンドは売れることより続けてやることの方がずっと難しい」といった主旨の話をしていたように思います。違ってたらごめんなさいm(__)m でもボクも身近なバンドマンに音楽性が合うことの重要性を聞いていたので、凄く納得してしまいました。心底好きなものを他の方に合わせて我慢するってのは、想像以上に苦痛なことですから。
ですので、今、SCANDALのメンバーが凄く仲がいいのを見てると、本当に嬉しくなってしまうんですよね。
実際、レコーディングなど曲作りの最中には、メンバー同士意見を闘わせることもあるようなんですが(以前ラジオで普段は喧嘩しないが音のことで意見が割れることはあると言ってましたから)、それを越えて仲がいいのは頼もしく思えてしまいます。
このまま4人が、奇跡的な絆をずっと結んでいってくれれば・・・なんて夢想してしまいますねw

さて、話を戻しますね。
「楽器を持つ」ことのもうひとつの作用、それは実力勝負に足を踏み入れる、ということです。

ボクね、世の中の評価って、大きく2種類に分けることができるんじゃないかと思うんですよ。
白黒ハッキリつけられない評価と、ハッキリつけられる評価、です。
ん~、わかりにくいですよねw 例を並べて話させてもらいますね。

例えばアイドルの評価って白黒ハッキリつけられないと思うんですよ。
カワイイ、というのはあくまで好みの問題だからです。AよりBの方が絶対カワイイ、というのは言い切れないはずなんですよ。それぞれの好みによって答えが変わりますから。
お笑いの評価もそうなんじゃないでしょうか。面白い、というのも好みの問題です。
音楽だってそうです。売れてるか売れてないかは数字がでますが、いいか悪いかは好みの問題です。
他にもいっぱいあります。会社内の評価だって、営業で仕事を取ってくるのとそのために書類を作成したのとではどう評価すべきか迷ったりするんじゃないでしょうか。

で、こういった評価というのは、ボクはけっこう争いの元になるような気がするんですよ。
なにしろハッキリと勝ち負けを決められませんから。Aが良いというひとと、Bが良いというひと。どちらが正解なんてあるわけがないので、お互いが自分を正しいと信じているしかないわけです。
ですからね、ちょっと乱暴な話をしてしまうと、アイドルの方やお笑いの方って自分が一番だ、と思い込むことができるような気がするんですよ。
評価というのが目に見えて表れにくいぶん、周囲の声が届きにくくなる可能性があると思うんです。
というのは、ボク自身、若いころはやっぱり勘違いしていた経験があるから、なんですけどね。
自分が作ったものは一番で、周りはわかってないから評価されてないだけなんだ、と思い込んでいました。いやあ~、今から思えば顔から火が出るくらいお恥ずかしい話ですが・・・いわゆる若気の至り、というやつですw

ところがですね、白黒ハッキリつけられる評価になると、こういった勘違いが非常にしにくくなるんですよ。
例えば、スポーツがわかりやすいですよね。活躍の数字がハッキリとでてきますから。イチロー選手がいいひとか悪いひとかは評価が難しいですがw、凄い選手であることは誰も否定できないはずです。
格闘技もそうです。1対1で闘って、どっちが強いかハッキリ決めるんですから。これほど雄弁な評価はありません。
上で述べたように若いころは恥ずかしい勘違いをしていたボクですが、こと部活や空手道場に通っていたときは、こうした勘違いなどはまるで起きませんでした。だってハッキリ自分が弱いってわかっちゃうんですもんw 師範代の先生と組み手をやろうものなら、自分よりひと回り小さい方にボコボコにされるんです(*_*) いやもう、ホントにすいません、って感じでしたw

では「楽器」に関してはどうなのかというと、こと演奏力については比較的ハッキリと評価がでる分野だと思うんですよ。
実際にはよく音楽のことをわかってるのか、あやしいひともけっこういますので演奏力の評価を鵜呑みにするのは要注意ですがw、楽器をちゃんと弾いて音を聞き比べられる、という方は確かに存在します。うまい、下手が評価として下されるんですよ。
そういう意味で「楽器を持つ」ことはスポーツをするのと似た面があると思うわけです。実力勝負に足を踏み入れる、というのはそういう意味なんです。

SCANDALのメンバーが謙虚な姿勢であることは、ファンの方なら多くが知っていると思うんですよ。それは多分、「楽器を持つ」ことと無縁ではないような気がするんですよね。実力を判断されてしまう場で闘っている彼女たちは、自分たちの評価を勘違いなどできないのではないでしょうか。
例えば、「少女S」はオリコンのチャートで10位以内に入りました。数あるバンドのなかでも、そんなにあることではない快挙だと思います。では、その実績を盾にして、彼女たちが自分たちのことをどう評価しているかといえば・・・
恐らく、まだまだだと思い続けてるはずです。
なぜなら、彼女たちより演奏力のあるバンドも、お手本にすべきバンドもいっぱいあることを知っているから。
チャート入りは嬉しい出来事であったのは間違いないでしょう。でもそれを根拠に自分たちが上である、などという勘違いは、チリほども思っていません。それは実力勝負をしている彼女たち、だからこそ謙虚であり続けることができると思うんですよ。

スキャのメンバーが謙虚なのは決してポーズでも、元々の性格でもないとボクは思います。
実力勝負をしている人間の真摯な姿勢が、あの謙虚さに現れてるんだと主張してみましたw

アリーナー!!

2009-07-05 03:08:43 | SCANDAL考察
もう昨日のことになってしまいましたが、7月4日はSCANDAL初の横浜アリーナ登場という記念すべき日となりました。
メンバーの夢というか一番身近に立てている目標は、ご存知の方も多いかと思いますが「大阪城ホールでライブにでること」。今年初めの抱負でも言ってましたね。「できればワンマンがいいけど、オープニングアクトでもいいので・・・」と発言するのを聞いて、自分たちをちゃんと冷静に見ているんだなぁと妙に感じ入ったものです。ところが今回は、その大阪城ホールより大きい横浜アリーナに登場しちゃったわけでw

ボクのざざっとした印象では、大阪城ホールはキャパ1万人くらい、横アリは2万人くらいなので、改めて本当に大きな会場に呼んでもらえたんだとわかりますね。
公式ブログでもメンバー4人が4人ともテンション上がりまくりですがw、それも納得できるというものです。「アリーナー!!」と叫ぶのが夢だった、とは決して大袈裟な表現ではないと思います。

それにしても、最近のMAMIのブログは素晴らしいですねw チャダ伝説には大いに笑わせてもらったのはともかくとして・・・(^O^) 「自分の努力不足!」とハッキリぶっちゃけるMAMIがたまらなくカッコよく見えます。ボク個人的には冷静に自分をコントロールするオトナなSCANDALより、多少荒削りでもアゲアゲなテンションをそのままぶつけてくるような演奏の方が好みではあるんですが、そこを言い訳に使わず上を目指す心意気がグッときますよ。

あと、ちょっと興味深いのが今回Perfumeと一緒、というところに注目したりしてるんですけどね。
今までSCANDALの対バンというとやはりライブバンドが多かったと思うんですよ。今回のイベントはHOME MADE 家族のようなHIPHOPから東京スカパラダイスオーケストラまで、比較的幅広いファン層の方が集まっていたと思うんで、どのようにスキャが受け取られるかはなかなかに興味深かったんです。なかでも注目しているのが、Perfumeのファンの方の反応です。
もちろん先日のMJのように、テレビでの共演はすでに実現済みです。ただスキャの一番の魅力はやはりライブだと思っているものですから。

えーとですね、もしかしたらこれは各方面から批判の声があがるかもしれませんが(*_*)、覚悟して言っちゃいますね。
基本的にボクはSCANDALは、他に比べるもののない、独特な存在だと思っています。
例えば、前回の記事で述べたように、メジャーな売り出し方をされつつ、ライブバンドであろうとする点など。誤解を恐れずに言うと、アイドルから始まって本格派バンドになろうとしているような、非常に稀有な存在だと思うんです。
ですから、よく同じガールズバンドということで、チャットモンチーやステレオポニー、あるいはZONEなどが引き合いに出されるのですが、ボクのなかではまるで違うジャンル、という認識が強いんですよ。
で、ですね。敢えて、敢えて言うとすると、ですよ。
もしかしたらSCANDALと一番近い存在なのは、Perfumeなんじゃないか、と最近考えるようになったんです。
全然違うじゃないか、という声もあるとは思います。ただ本質的に一番近いのはここじゃないかと。
うまく説明する自信はないんですけど、そんなことも思ってるということでとりあえず今日はここまでにしときますね。

ところで実は今回、お客さんの入りは決していいものではなかったみたいなんですよね。
面子的には上であげた以外にも木村カエラさんやら、ザ・クロマニヨンズやら、凛として時雨やら・・・他にもいっぱい素晴らしいアーティストさんたちが参加していて、ボクのように基本ライブに参戦することが少ない人間からするとすごく興味惹かれる豪華メンバーなんですが、恐らくそれぞれのファンの方々からすると出番の時間が単独ライブより限られるということで、ちょっと敬遠されたのかなと思います。いろいろなジャンルは見られるけど、ちょっとバラバラ過ぎたのかな、という感じですね。それとやはり、横アリという箱はそれだけ大きいということなんでしょう。
でも、SCANDALのメンバーからすれば、本当に素晴らしい舞台だったんでしょうね。感動がブログから伝わってきますから。
満員にはならなかった横浜アリーナの舞台。そのなかで幸せを感じながら演奏していた彼女たちを思うと、ついついもっともっと幸せな気分を体験してもらいたくなっちゃうんですよw
いつかはワンマン。そして、いつかは満員の横アリでの演奏を。
願うだけならタダですからw、そんな日が来ることを願っておきます(^O^)