レコーディングやら、ワンマンリハやら、CMやら、インタビュー取材やら…水面下ではいろいろと面白そうな動きがありそうなSCANDALですが、表面上は充電中とでもいった趣きで、ここ数日は何事もなく過ぎ去っていますね。
こんなときは閑話休題。いつも好き勝手にしょーもないことを綴っているこのブログですが(^^ゞ、いつも以上にとりとめのない話題を好き勝手に語るチャンスですw
ということで、以前からちょくちょく話していた、SCANDALと今をときめくPerfumeとの関連について今回は考察してみようと思います。
基本的に他アーティストさんとの比較というのは、どなたかの気分を害する可能性も増しますので(多くの考え方のファンの方がいらっしゃいますから)、そういう意味では本当は、この手のことは避けた方がいいのかもしれません。特にボクはスキャについてはともかく、Perfumeについては詳しく知りませんので。
それでも今回やってみる価値があると思ったのは、こちらのブログにも来てくださるうっしーさまやリオさまのように、両者とものファンという方が多いように見受けられるから、なんですね。
以前にも書きましたが、SCANDALというバンドはライバルの存在しない、独特の立場にあるバンドだとボクは思っています。過去にも現在にもガールズバンドはたくさん存在しますが、SCANDALと同じようなバンドというと、どうもボクにはどのバンドさんともタイプが違うと思えてならないんですよ。
もし、どうしてもSCANDALと同じようなタイプのアーティストさんを探せと言われたら…ボクだったら、あげるのがPerfumeなんですよね。
これは理屈で、というより感覚で捉えたことの方が大きいです。MUSIC JAPANで共演しているのを見たときに、もしかしたらSCANDALが目指そうとする先にいるのは、チャットモンチーではなくてPerfumeなのではないか?と感じたのが、まず始めでした。
ガーリーガレージバンドとテクノポップユニットは全然違うじゃないか、という声も当然あるでしょう。確かに音楽ジャンルとしてはまるで違います。ですが、例えばイチローさんと中田英寿さんにどこか通じる部分を感じるように、やっていることは違っていても、どこか本質的なもので繋がりを感じるということはあると思うんですよ。
このふたつの共通点を考えていくことは、なにか意味があるのではないか? そう思ったので、今回チャレンジしてみることにしました。
SCANDALとPerfume、両方に詳しい方から見たら薄っぺらい内容になるかとは思いますが(^^ゞ、ひとつ寛大な心で見てやってくださるよう、お願いしますw
1、次世代型のSPEED
これは先日うっしーさんともこのブログで話したことですが…スキャとPerfume、両者に共通しているもっとも大きなポイントは、スクールの出身者という点です。
PerfumeのメンバーとHARUNAは同い年といいますから、両者はまさに安室奈美恵さんからSPEEDへと続くアクターズスクール直撃世代。彼女たちに憧れ、あるいは影響を受けて、スクールの門を叩いたと考えてまず問題ないと思います。SPEEDを見て育った世代、なんですよね。
ですから本来ならば、憧れたアムロちゃんやSPEEDと同様、「ダンス&ボーカル」のグループとして存在していても、まるでおかしくなかったはずです。
ところがこれまでと同様の「ダンス&ボーカル」グループとして活動するには、芸能界・エンタメ界に用意されていた席はさほど多くはなかったんでしょう。
安室さんも未だ健在ですし、SPEEDも復活しました。男女の違いこそあれ、EXILEという当代きっての人気者もいます。他にも多くのライバルがいるなかで、椅子取りゲームをするのは決して効率的ではなかったんだと思います。
そこでロックバンド、あるいはテクノという音楽要素をプラスαとして付加されたのが、SCANDALとPerfumeと言えるんじゃないでしょうか。
SPEEDの進化形、というと語弊がありますから、次世代型のSPEED、とでも呼ぶのが妥当ですかね。
SPEEDというひとつの時代を作った存在が、次の世代に産み落とした後継者。それがSCANDALとPerfumeなのではないかと思うのです。喩えると、親戚みたいなものでしょうか。
2、音楽性を伴う
スクール出身という点だけ見ると、上で述べたような結論になるんですが…ところが単なる「SPEEDの変形」では終わらないところに、このふたつの特異性があると思うんですよ。
一番大きなポイントは、「音楽性を取り入れた」というところにあるように思います。
つまりスキャならロック、Perfumeならテクノ、という面を本格的に取り入れることで、音楽面での話もできる存在になっているんですよね。SCANDALは生演奏、ライブでのパフォーマンスにこだわり、ロックバンドとしての世界を確立しようとしていますし、Perfumeはテクノの大御所と言われている中田ヤスタカさんをプロデューサーに迎えています。純粋なロックファンやテクノファンのなかにも、「ん?!」と振り向く方がいらっしゃる存在になっているかと思うのですが…い、いかがなものでしょうか?w
ボク自身が純粋なロックファンやテクノファンではないので、なんとも言えないのが情けないところですが(T_T)、ただいろいろと見ていると、スキャの楽曲について語っているロックな方も、Perfumeの楽曲について語っているテクノな方も、それなりに多くいらっしゃるように見えるんですよね。
これはねえ、大きいと思うんですよ。
音楽性を持つということは、そのジャンルのファンの方も呼び寄せる可能性が高まるので。
それ以上に大きいと思うのが、音楽性という柱をひとつ持ったことで、深みが表れたような感覚があるんですよね。縦と横だけの二次元の世界から、高さも加わった三次元の世界に変化した、という感じです。
例えばアイドルの世界では、音楽性が話題になることって基本的にありませんよね。主役は楽曲ではなく「歌い手」にあるんですから、これは当然のことでしょう。
ところがSCANDALやPerfumeのファンの方のなかには、積極的に楽曲について話題とされる方々が結構な数いらっしゃるように見えるんです。
楽曲の話題をすることが上等、などと言うつもりはありません。大切なのは、「歌い手」よりも「楽曲」に注目しているファンも多く存在する、という点です。ボクがSCANDALをアイドルと思わない理由のひとつがこれなんですけどね。
SCANDALとPerfume、ふたつの存在が多角的な魅力を持っているのは、ここにツボがあるというのがボクの考えです。
3、特定のジャンルに、はめにくい
上で述べてきたことが大きく関係していると思いますが、ふたつとも既存の枠には、はめにくい存在と言えるんじゃないでしょうか。
アイドルなのか、バンドなのか、テクノユニットなのか、ダンスユニットなのか、当てはめようと思えばできますが、どうもそれだけではしっくりこない感覚がある。並び立つもののない、独自の存在という感じがボクなんかはするんですよね。
理由は上に述べてきたこと、そのままだと思います。次世代型のSPEED、音楽性を伴った新しい存在。既存のものにはない存在だからこそ、ジャンルわけなんてことがやりにくいんじゃないかと思うわけです。
新しいものというのは、ツボにくる人々には熱狂的に迎えられますが、逆にどうしても馴染めないと拒否反応を起こす方も出るものだと思うんですよ。
例えば冷やし中華にマヨネーズをかける、なんてのはボクが子供のころには親に叱られたりしたものですが、実際かけるとメチャうまかったりするわけですよw でも拒否反応がある方は、どうしてもかけようとしないw 実際かけるとおいしいのに(^O^)
SCANDALとPerfume、両者を取り巻く環境も、なんとなく似てませんか?w まあ、もちろんマヨネーズかけたら美味しくないという方もしますがw
4、ファン層が幅広い
音楽性を伴い、魅力が多角的になったことで、支持するファン層は当然広くなるでしょう。
あちこちのブログを拾い読みしてる感じだと、スキャファンの男女比率は大体6対4くらいじゃないかとボクは思ってるんですが。ライブハウスに足を運ぶファンは男性が多いですけど、CDを購入したりカラオケで歌ったりする女性ファンは結構な数になると思います。
一方のPerfumeも男女それぞれにファンが多いと聞きました(誰にだ?w)いやいや、ホントに。
ルックスやパフォーマンスという視覚面での訴求が高い一方で、等身大の女性として憧れの対象になりやすいんですから、男女ともに人気があるのは納得というものです、
加えて音楽面も備えていることで、けっこう上の世代もファンに取り込んでいますからねw ボク自身、そんなファンのひとりではありますが…層が広いのも当然という気がします。
5、努力と低姿勢
うっしーさまのお話だと、Perfumeのメンバーの礼儀正しさはかなり有名みたいですが、スキャメンバーも礼儀については、いい話を聞くことがほとんどです。ラジオ局のDJやイベントのMCの方にも、よく礼儀正しいなんていわれてますし、握手会などで実際に会った方のお話を聞いても、人当たりの良さが伝わってきますよね。
こういうところはスクール時代にきちんと教え込まれたのかもしれませんね。
一方でスキャには楽器演奏、Perfumeにはダンスと、努力を惜しまず取り組んでいるものがあります。
もし、ダンススクールに通っている子に楽器をもたせ、いい楽曲とタイアップを与えて売り出したとしたら、人気がでるでしょうか? ボクが思うには、一時的にある程度の人気を得ることができたとしても、比較的早い段階で人気を失っていくような気がしてなりません。
人間というのは嫉妬する生き物だとボクは思っています。よくわからない子が急に人気者としてもてはやされると、「それだけ、もてはやされる実力があるのか?」とつい懐疑の視線で見てしまいがちになるものです。
嫉妬する人間を認めさせる一番のもの、それが努力だと思うのです。
努力しているひとを、人間は認めるものだと思います。SCANDALには楽器に触れたこともなかったのに、演奏ができるようになっていったという「努力の物語」があります。Perfumeも長い下積み時代を経て今日に至ったという話をよく聞きます。
「あれだけ努力してるんだから、報われるのは当然だ」と、努力しているひとは周囲を認めさせることができるんですよね。人気者になったとしても、人気が出る資格は十分にある、と思わせるのです。
しかも礼儀正しいとなれば、これは嫉妬するのが恥ずかしくなってきますよねw
これまでにはない、新しい存在といえるSCANDALとPerfumeですから、恐らく、より偏見の視線で見られてきたと思うんです。
それらを跳ね返すために彼女たちが纏った鎧が「努力」だったのではないかと。
既存の居場所がない彼女たちは、「努力」を見せ続ける必要があったんじゃないでしょうか。決して気まぐれや遊びじゃない、本気だということを知らしめるためにもです。努力があったからこそ、今の立場があるのは間違いないと思います。
そしてファンは、そんな努力を惜しまぬ彼女たちを、自信を持って支えている。そこも共通している部分だと思っています。
SCANDALからすれば、Perfumeはまだまだライバルと呼ぶには遠い存在ですが、大阪城ホールを目指している彼女たちには是非励みにして欲しい存在だと思いますね。
こんなときは閑話休題。いつも好き勝手にしょーもないことを綴っているこのブログですが(^^ゞ、いつも以上にとりとめのない話題を好き勝手に語るチャンスですw
ということで、以前からちょくちょく話していた、SCANDALと今をときめくPerfumeとの関連について今回は考察してみようと思います。
基本的に他アーティストさんとの比較というのは、どなたかの気分を害する可能性も増しますので(多くの考え方のファンの方がいらっしゃいますから)、そういう意味では本当は、この手のことは避けた方がいいのかもしれません。特にボクはスキャについてはともかく、Perfumeについては詳しく知りませんので。
それでも今回やってみる価値があると思ったのは、こちらのブログにも来てくださるうっしーさまやリオさまのように、両者とものファンという方が多いように見受けられるから、なんですね。
以前にも書きましたが、SCANDALというバンドはライバルの存在しない、独特の立場にあるバンドだとボクは思っています。過去にも現在にもガールズバンドはたくさん存在しますが、SCANDALと同じようなバンドというと、どうもボクにはどのバンドさんともタイプが違うと思えてならないんですよ。
もし、どうしてもSCANDALと同じようなタイプのアーティストさんを探せと言われたら…ボクだったら、あげるのがPerfumeなんですよね。
これは理屈で、というより感覚で捉えたことの方が大きいです。MUSIC JAPANで共演しているのを見たときに、もしかしたらSCANDALが目指そうとする先にいるのは、チャットモンチーではなくてPerfumeなのではないか?と感じたのが、まず始めでした。
ガーリーガレージバンドとテクノポップユニットは全然違うじゃないか、という声も当然あるでしょう。確かに音楽ジャンルとしてはまるで違います。ですが、例えばイチローさんと中田英寿さんにどこか通じる部分を感じるように、やっていることは違っていても、どこか本質的なもので繋がりを感じるということはあると思うんですよ。
このふたつの共通点を考えていくことは、なにか意味があるのではないか? そう思ったので、今回チャレンジしてみることにしました。
SCANDALとPerfume、両方に詳しい方から見たら薄っぺらい内容になるかとは思いますが(^^ゞ、ひとつ寛大な心で見てやってくださるよう、お願いしますw
1、次世代型のSPEED
これは先日うっしーさんともこのブログで話したことですが…スキャとPerfume、両者に共通しているもっとも大きなポイントは、スクールの出身者という点です。
PerfumeのメンバーとHARUNAは同い年といいますから、両者はまさに安室奈美恵さんからSPEEDへと続くアクターズスクール直撃世代。彼女たちに憧れ、あるいは影響を受けて、スクールの門を叩いたと考えてまず問題ないと思います。SPEEDを見て育った世代、なんですよね。
ですから本来ならば、憧れたアムロちゃんやSPEEDと同様、「ダンス&ボーカル」のグループとして存在していても、まるでおかしくなかったはずです。
ところがこれまでと同様の「ダンス&ボーカル」グループとして活動するには、芸能界・エンタメ界に用意されていた席はさほど多くはなかったんでしょう。
安室さんも未だ健在ですし、SPEEDも復活しました。男女の違いこそあれ、EXILEという当代きっての人気者もいます。他にも多くのライバルがいるなかで、椅子取りゲームをするのは決して効率的ではなかったんだと思います。
そこでロックバンド、あるいはテクノという音楽要素をプラスαとして付加されたのが、SCANDALとPerfumeと言えるんじゃないでしょうか。
SPEEDの進化形、というと語弊がありますから、次世代型のSPEED、とでも呼ぶのが妥当ですかね。
SPEEDというひとつの時代を作った存在が、次の世代に産み落とした後継者。それがSCANDALとPerfumeなのではないかと思うのです。喩えると、親戚みたいなものでしょうか。
2、音楽性を伴う
スクール出身という点だけ見ると、上で述べたような結論になるんですが…ところが単なる「SPEEDの変形」では終わらないところに、このふたつの特異性があると思うんですよ。
一番大きなポイントは、「音楽性を取り入れた」というところにあるように思います。
つまりスキャならロック、Perfumeならテクノ、という面を本格的に取り入れることで、音楽面での話もできる存在になっているんですよね。SCANDALは生演奏、ライブでのパフォーマンスにこだわり、ロックバンドとしての世界を確立しようとしていますし、Perfumeはテクノの大御所と言われている中田ヤスタカさんをプロデューサーに迎えています。純粋なロックファンやテクノファンのなかにも、「ん?!」と振り向く方がいらっしゃる存在になっているかと思うのですが…い、いかがなものでしょうか?w
ボク自身が純粋なロックファンやテクノファンではないので、なんとも言えないのが情けないところですが(T_T)、ただいろいろと見ていると、スキャの楽曲について語っているロックな方も、Perfumeの楽曲について語っているテクノな方も、それなりに多くいらっしゃるように見えるんですよね。
これはねえ、大きいと思うんですよ。
音楽性を持つということは、そのジャンルのファンの方も呼び寄せる可能性が高まるので。
それ以上に大きいと思うのが、音楽性という柱をひとつ持ったことで、深みが表れたような感覚があるんですよね。縦と横だけの二次元の世界から、高さも加わった三次元の世界に変化した、という感じです。
例えばアイドルの世界では、音楽性が話題になることって基本的にありませんよね。主役は楽曲ではなく「歌い手」にあるんですから、これは当然のことでしょう。
ところがSCANDALやPerfumeのファンの方のなかには、積極的に楽曲について話題とされる方々が結構な数いらっしゃるように見えるんです。
楽曲の話題をすることが上等、などと言うつもりはありません。大切なのは、「歌い手」よりも「楽曲」に注目しているファンも多く存在する、という点です。ボクがSCANDALをアイドルと思わない理由のひとつがこれなんですけどね。
SCANDALとPerfume、ふたつの存在が多角的な魅力を持っているのは、ここにツボがあるというのがボクの考えです。
3、特定のジャンルに、はめにくい
上で述べてきたことが大きく関係していると思いますが、ふたつとも既存の枠には、はめにくい存在と言えるんじゃないでしょうか。
アイドルなのか、バンドなのか、テクノユニットなのか、ダンスユニットなのか、当てはめようと思えばできますが、どうもそれだけではしっくりこない感覚がある。並び立つもののない、独自の存在という感じがボクなんかはするんですよね。
理由は上に述べてきたこと、そのままだと思います。次世代型のSPEED、音楽性を伴った新しい存在。既存のものにはない存在だからこそ、ジャンルわけなんてことがやりにくいんじゃないかと思うわけです。
新しいものというのは、ツボにくる人々には熱狂的に迎えられますが、逆にどうしても馴染めないと拒否反応を起こす方も出るものだと思うんですよ。
例えば冷やし中華にマヨネーズをかける、なんてのはボクが子供のころには親に叱られたりしたものですが、実際かけるとメチャうまかったりするわけですよw でも拒否反応がある方は、どうしてもかけようとしないw 実際かけるとおいしいのに(^O^)
SCANDALとPerfume、両者を取り巻く環境も、なんとなく似てませんか?w まあ、もちろんマヨネーズかけたら美味しくないという方もしますがw
4、ファン層が幅広い
音楽性を伴い、魅力が多角的になったことで、支持するファン層は当然広くなるでしょう。
あちこちのブログを拾い読みしてる感じだと、スキャファンの男女比率は大体6対4くらいじゃないかとボクは思ってるんですが。ライブハウスに足を運ぶファンは男性が多いですけど、CDを購入したりカラオケで歌ったりする女性ファンは結構な数になると思います。
一方のPerfumeも男女それぞれにファンが多いと聞きました(誰にだ?w)いやいや、ホントに。
ルックスやパフォーマンスという視覚面での訴求が高い一方で、等身大の女性として憧れの対象になりやすいんですから、男女ともに人気があるのは納得というものです、
加えて音楽面も備えていることで、けっこう上の世代もファンに取り込んでいますからねw ボク自身、そんなファンのひとりではありますが…層が広いのも当然という気がします。
5、努力と低姿勢
うっしーさまのお話だと、Perfumeのメンバーの礼儀正しさはかなり有名みたいですが、スキャメンバーも礼儀については、いい話を聞くことがほとんどです。ラジオ局のDJやイベントのMCの方にも、よく礼儀正しいなんていわれてますし、握手会などで実際に会った方のお話を聞いても、人当たりの良さが伝わってきますよね。
こういうところはスクール時代にきちんと教え込まれたのかもしれませんね。
一方でスキャには楽器演奏、Perfumeにはダンスと、努力を惜しまず取り組んでいるものがあります。
もし、ダンススクールに通っている子に楽器をもたせ、いい楽曲とタイアップを与えて売り出したとしたら、人気がでるでしょうか? ボクが思うには、一時的にある程度の人気を得ることができたとしても、比較的早い段階で人気を失っていくような気がしてなりません。
人間というのは嫉妬する生き物だとボクは思っています。よくわからない子が急に人気者としてもてはやされると、「それだけ、もてはやされる実力があるのか?」とつい懐疑の視線で見てしまいがちになるものです。
嫉妬する人間を認めさせる一番のもの、それが努力だと思うのです。
努力しているひとを、人間は認めるものだと思います。SCANDALには楽器に触れたこともなかったのに、演奏ができるようになっていったという「努力の物語」があります。Perfumeも長い下積み時代を経て今日に至ったという話をよく聞きます。
「あれだけ努力してるんだから、報われるのは当然だ」と、努力しているひとは周囲を認めさせることができるんですよね。人気者になったとしても、人気が出る資格は十分にある、と思わせるのです。
しかも礼儀正しいとなれば、これは嫉妬するのが恥ずかしくなってきますよねw
これまでにはない、新しい存在といえるSCANDALとPerfumeですから、恐らく、より偏見の視線で見られてきたと思うんです。
それらを跳ね返すために彼女たちが纏った鎧が「努力」だったのではないかと。
既存の居場所がない彼女たちは、「努力」を見せ続ける必要があったんじゃないでしょうか。決して気まぐれや遊びじゃない、本気だということを知らしめるためにもです。努力があったからこそ、今の立場があるのは間違いないと思います。
そしてファンは、そんな努力を惜しまぬ彼女たちを、自信を持って支えている。そこも共通している部分だと思っています。
SCANDALからすれば、Perfumeはまだまだライバルと呼ぶには遠い存在ですが、大阪城ホールを目指している彼女たちには是非励みにして欲しい存在だと思いますね。