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ガーリーバンドSCANDALに嵌った日

ガーリーガレージなバンド、SCANDALを応援するブログです。

ジャスト500日

2010-07-10 22:17:26 | SCANDAL考察
予告したとおり、今回からコメントはできないように設定させてもらいました。
完全にボクの独り言、といった雰囲気の強いブログになりますが(*_*)、よろしければ今後ともよろしくお願いしますw

ちなみに…いま、本当に今この時点で気付いちゃったんですけど、今日がこのブログ、開設からちょうど500日なんですよ! なんたる偶然!
第一シーズンの終了としては、あまりのタイミングの良さに「神がかってるな」「もってるな、オレ(いやいやSCANDAL?)」とイチローあるいは本田選手並みに思ってしまいましたw

えー、これまでは裏テーマとして「いかにSCANDALのよさを知ってもらうか?」というものがボクのなかにありましたが、ある程度達成されたと感じている今は、裏テーマも当然変わりました。
どんな内容かは当然まだ言えませんが、達成されたと感じたときに是非発表できるようになればいいな、と思っています。

さて、新しい方針を打ち出してから一発目の記事、ということで何を書こうか迷ったんですが、敢えてできるだけ、まったりしたものがいいな~と思いましてw

で、「日経エンタテインメント!」の最新号にSCANDALについての評論が載っていましたので、そちらについて感想文でも書こうかとw

「市川哲史の音楽は人なり」というのがその評論(エッセイ?)のタイトルなんですが、この市川さんという方、ボクが苦手と公表しているw音楽雑誌で活躍されてた方みたいなんですね。
経歴を調べてみるとなかなか興味深い面もある方なんですが、ここでは「音楽に携わっている業界のひとが、スキャを初めてライブDVDで見てどう感じたか?」という視点から、気になったポイントをあげていこうかと思います。

もちろん内容を全部書くわけにはいかないので、興味のある方は「日経エンタ!」でw

まず、ロック業界に長年携わってきたこの方が、スキャのライブを見てどう感じたのか? ファンなら気になりますよねw
いろいろ書いてありますが、一言で言えば「なんじゃこりはっ」
この言葉が一番の感想だとボクは受け取りました。

これはある意味で、非常に率直な感想だと思いましたねw いい意味にも悪い意味にも捉えられますが、ロック業界に身を置いてきたこの方からすると、SCANDALの存在だとかライブの雰囲気だとかが一種異様なものに見えたのは、当然といえば当然のことだと思いますから。

ボク自身はスキャは「他にはないオリジナルなもの」と考えているので、この反応はとても納得できるものでした。考えてみると、ボクも初めてスキャをテレビで見たときは「なんじゃ、これは?!」と思ったものですからね~(^.^) もしかするとこう思わせることが、スキャにとっては「はじめの一歩」としては正解なのかもしれません。

記事を全部紹介するわけにいかないので、ボクが読み取ったこの市川さんの文章のポイントを、書いてみたいと思います。

まずこの方は、元々はスキャは「ヲタ狙いだった」もの、「ヲタの愛玩物」と捉えています。(ボクが言ってるんじゃないですよ、市川さんがそう書いてるんですってばw)
「客席のノリはAKBだよ」とハッキリ書いてらっしゃいますしねw これにはボクも苦笑せざるを得ないというかw まあしかし、第三者的視線からそう見えたわけですから、現在のライブのノリがそうしたノリであることはきちんと認識すべきですよね。(といって、アイドル的ノリに見られるのが嫌だからといって、無理にモッシュやダイブを起こそうというのも違うと思っていますが…どうもそんな風潮が一部にあるような気がするんですよね。無理矢理バンドっぽく見せようとして、モッシュやダイブをしたがるというか)

で、面白いのは、その「ヲタ狙い」だったものが、だんだんと一般層に拡がっている、という解釈をされているんです。
これはですね~、メジャーデビューしてからのファンであるボクからするとちょっと意外な解釈なんですよね。例えばライブで見せる「ハイ!ハイ!」などに代表される今のノリは、ワンマンライブからのもので、むしろ以前の方が明らかに「AKBノリ」からは遠かったですから。

あるいは「AKBノリ」=「一般層のノリ」とこの方は解釈されてるのかもしれません。というのもAKBも「ヲタの愛玩物が一般人に強奪され」たもの、としていますので。
AKB=一般人のもの→スキャとAKBのノリが一緒→スキャも一般人のもの
という三段論法wは、この評論文のなかでは確かに成立してますからね。

ただですね、ここが重要なポイントなんですが、この方はスキャが「ヲタ狙いのもの」から一般人のもの、になった要因について「彼女たちの尋常じゃない『本気度』」をあげているんですよね。
これはファンからすれば、かなり嬉しい発言じゃないかと思うんですが、どうでしょう?(^O^)
と同時に、ボク含め多くのファンの方が同じような想いを抱いているんじゃないかと思うのですが。(つまり市川さん、スキャのことをあまりご存知でないようでいてw、かなり正解に近い評論をされたのではないかとw)

メンバー4人が本気でバンドに取り組んだからこそ、ライブの内容・演奏力などを本物だと市川さんは感じられたようなんですよね。「SHOW-YAをほうふつさせる」とまで言ってもらえてますから、ファンとしてはこそばゆいくらいですがw

ロック業界の方から見て、今のスキャのライブは異様な空間に映る面もあるが、メンバー4人(と少なくとも周辺のスタッフ)の本気度は伝わる、ライブが本物だと感じる。そしてだからこそ、一般層にもファンが拡がりつつあると感じられる。
その発言はライブDVDの感想としては、十分成果を感じられるものなんじゃないですかね。

と同時にふっと思うのは、あの4人が本気だったからこそ今のSCANDALがあるんだな、ってことですよね。
ご存知の方も多いと思いますが、SCANDALは当初はオトナの思惑がある程度絡んで誕生したバンドです。でも、オトナたちのレールに乗って進んでいたら、今のスキャは有り得たのか?
レールに乗っていたら、今とは違うものになっていたんじゃないのか? オトナの思惑を飛び越えるだけの「本気度」があったからこそ、今のスキャがあるんじゃないのか?

そんな感覚があるからこそ、彼女たち4人(と、その本気を受け止めるスタッフ)を応援したくなるんだと、再認識させられました。

前回の続きをちょっと

2010-04-26 01:04:18 | SCANDAL考察
実は前回の記事「アイドル?バンド?②」のところで、ちょっと書き残しちゃったところがあるんですよね。なにしろあれを書いた時は、もう朝になっていたのでw 慌てて布団に入ったわけですw

特別たいした内容でもないのですが、やはり気になるので書いちゃおうと思います♪

ZONEの「secret base」をカバーしたことについて反対する方の多くは、SCANDALがアイドルの方向へいくのではないか?と危惧するからこそだと思うんですね。ZONEを好きだった方の声を聞くと、実際にはロックバンドらしい楽曲も多く手掛けていたようなのですが、当時の担当者の方もバンド+アイドルというコンセプトであったことを明確に語っているわけですから、アイドルの一面があったことは確かだと思います。

なぜ、今このタイミングで「secret base」なのか?という点については、疑問をもたれている方も多いかと思うのですが…
これはあくまでボク個人的な考えなので、決して事実はどうかわかりませんけど、今回の「secret base」はチームSCANDALの「仕掛け」の一環と考えるのが自然な気がします。

SCANDALは確かに他のライブバンドと比べるとタイアップなどに恵まれていますし、メディアへの露出も多いでしょう。メジャーアーティストとしてそれなりの扱いを受けているのは間違いありません。
ただですね、バンド活動自体はけっこう地道だったりするんですよねw ご存知のように春ツアーは300人くらいのキャパの地方ライブハウスを回ってますし。「DOLL」や「夢見るつばさ」はタイアップなしですし、ボクは仕事がら有線放送を毎日のように聞いていますが、逆に「SAKURAグッバイ」や「少女S」や「瞬間センチメンタル」はほとんど流れなかったものです。(有線を聞いていると明らかにレコード会社のプッシュで流しているな、とわかる曲がほとんどですw)

つまりですね、冷静によ~く見ていると、思ったほど優遇されているわけじゃないんですよ。ゴリゴリに猛プッシュを受けてるほどではないんです。
ところがイメージではやたらと話題になってる気がします。(もちろんファンなので、情報を多くキャッチしているため、という面はありますが)
それがチームSCANDALの「仕掛け」ってことなんですけどね。要するに話題づくりということですね。常になんらかの話題を提供するという方針で、チームSCANDALは動いているように見受けられます。

例えばMステでのずぶ濡れ演奏。品川監督の起用。アニメ番組のカバー。アルバム付属のスキャンダルな写真集。映画「ルー=ガルー」。もっと言えば、デビュー前の海外ツアーや制服での演奏もですねw 「仕掛け」の全てが成功したとは言わないですがw、話題を作ったのは確かだと思います。まあ、アーティストなら音楽性だけで勝負しろ!という方もいるかもしれませんが(^^ゞ、音楽性とプロとしての仕事とが必ずしも一致するとは限らないと思いますので、とりあえずそれは今回置いといてw

「secret base」に関してもボクはそんな話題づくりのため、だったように思えてならないんですよね。着うたのデイリーランキングで3位だったそうなんですが、正直かなり驚きました。着うたで出るというだけで意外だったのに(^.^) カバーということで、SCANDALファンには欠かせない一曲、というわけでもないですしね。
これがもし「secret base」ではなく他の楽曲だったら…うーん、ここまでの成績を残せたのかな~と思ってしまいますね。

逆に言えば、あくまで「仕掛け」の一環としてSCANDALの知名度をあげるために「secret base」を選んだのなら、スキャが目指す音楽の方向性とは直接関係がない、とも思えます。あくまでオマケとして楽しめばいいんじゃないでしょうかね。

…とか言いつつ、ライブで聴いたり、PVを見たりするとグッと惹き込まれてしまうんですけどねw
「secret base」の歌詞自体には、スキャを彷彿とさせる部分がいくつもでてくるので思わず重ねて聴いてしまいますね。愛情というより友情がテーマの曲だと思っているので、メンバーにピッタリの曲かもしれません。

チームSCANDALが凄いな、と思うのは、こうした話題づくりをしてアイドルらしい方向に進んだと思ったら、バランスを取るようにバンドらしい動きを見せるところなんですよね。
先にも少し触れた春のツアーは、これぞライブバンド!というような小さなキャパのライブハウスを回るツアーでしたから。
さらにザンジバルナイトに参加、というのも明らかにライブバンドならではの活動ですよね。
個人的にはこうしたイベントに参加するのはスキャにとって非常に意味があると思うので、どんどん積極的に参加してもらいたいところです。会場はアウェイだったそうですが、それこそが重要なところで。ワンマンでは自分たちの世界を作れることがわかってきているスキャなので、敢えて難しい状況でのライブを行なうことは、必ずプラスに働くと思いますね。

話題づくりのためにいろいろと動きを見せることは、誤解を与える原因にもなるのでしょうが、だからこそ中身を磨くのが大事になるんだと思います。また、今のメンバー4人なら、そうした中身の追求を続けてできると思うからこそ、こうした方法もできるんでしょう。
またボクらファンも、見た目のかわいさに惹かれて応援するのを否定することはできませんが、あくまで念頭には「バンドとしてのSCANDAL」という意識はおいておきたいものですね。

これは言おうかどうか、ずっと迷っていたんですが…この際なので、言っちゃいますw

ライブ会場でもですね、いかにもアイドルを応援するような声援というのはあるんですよね。これまでにもちらちら書いてきましたがw
まず第一に「ヘイ!ヘイ!」という、よくある掛け声。間奏のときはほとんどずっとコレ、ということもありますが…どうも他のアーティストさんのライブ映像などを観ていると、ロックバンドのライブではまず見たことがないんですよね。テレビで見たときは、AKB48とPerfume、あとは声優さんのときにのみ起こってたんです。

だからと言って、強引にやめろとまではボクはいえないですよ。実際、ボクのすぐ後ろの女性エリアで楽しそうに「ヘイ!ヘイ!」と女の子が言ってる姿を見ると、そんな楽しんでる姿を邪魔しちゃいけないと思いますよ(^^ゞ

ただね。この「ヘイ!ヘイ!」は、歌が始まるとなくなるんです。そりゃあそうですよね、HARUNAやTOMOMIが歌うのに、邪魔になりますから。ボーカルの見せ場を邪魔しちゃいけないとわかっているんで、自然に掛け声はやみますよ。
必然的に「ヘイ!ヘイ!」の掛け声は、間奏やらイントロやらで大量発生することになりますw 
つまりですね、メンバーが楽器を演奏しているときに掛け声を遠慮なく放っているわけです。

ん??

ちょっとおかしくないですか?

敢えて皮肉な言い方をしますけど…
ボーカルの歌は邪魔しちゃいけないけど、ギターやベースやドラムの演奏は邪魔してもいい、ってことなんでしょうか。

SCANDALのボーカルは聴きたいけど、ギターやベースやドラムは聴かなくてもいい、ってことなんでしょうか。ファンの皆さんが好きなはずの、MAMIやTOMOMIやRINAが掻き鳴らしてる楽器の音ですよ?

SCANDALはバンドです。歌っているボーカルの声も、バンドの一部に過ぎません。たとえ歌っていなくても、MAMIの歪んだギターやRINAの激しいドラムは、彼女たちの輝きの全てじゃないですか。ギターの音色がMAMIの叫びであり、ドラムの響きがRINAの熱い言葉のはずなんです。
それを単なるBGM代わりにされたんじゃ、必死に楽器を練習してきた彼女たちの努力が報われない。あまりにも報われないですよ。

せめて。せめてですよ。

MAMIのギターソロの最中に掛け声をあげるのだけは、どうしても納得できないんですよ。ソロはギターにとって、最大の見せ場であることは言うまでもありません。ボーカルの歌とまるで変わらない、ロックバンドの華なんです。そこで「ヘイ!ヘイ!」と声をあげているのは、MAMIの一番の晴れ舞台を潰しているとしか、ボクには思えないんですよね。
ファーストワンマンの際に、彼女がどれだけの苦労を重ねて、ギターソロを習得したのか。熱心なファンならばブログを読んで知っているはずです。あのギターソロは単なるソロじゃない、MAMIにとって涙と努力とを引き換えにしてようやく手に入れた、珠玉のギタープレイなんです。それを聴かずに掛け声で消すようなことは、ボクにはどうしても納得できないんですよね。

以前、名古屋ドームにB’zを観にいきました。ドームという広い会場ですから、大きなビジョンが用意されていて、そこに稲葉さんや松本さんなど、メンバーの姿が映るわけです。
ギターソロになると、そのビジョンに大きく松本さんの指の動きが大写しになるんですよ。それはもう超絶としか言いようのないギタープレイでw 会場には4万人近くお客さんが入ってると思うんですが、ギターソロの場面になると会場はどうなると思いますか?

静まり返るんですよ。4万人が。松本さんのギターソロを聴くために。

そしてその後、どっと唸りのように歓声が巻き起こるんです。

それが松本さんと今のMAMIとの実力の差だ、というような結論には、間違ってもボクはしたくないんです。実力差が当然あるのはわかっていても。

緊急的に…アイドル?バンド?②

2010-04-21 06:00:15 | SCANDAL考察
本日4月21日は「secret base ~君がくれたもの~」の着うた配信日ですね。ご存知のようにこの歌はZONEの名曲をカバーしたもので、テレビ番組とツイッターとの連動企画から始まったものです。

バラード苦手wなボクにしては、この曲はかなり好きだった思い出があり、また所詮は企画から始まったもの、という認識も強かったので、ZONEの曲をカバーするということに対しては特に大きな抵抗感はありませんでした。今回も配信すると聞いて、けっこう驚いたものです。え、そこまでするんだ?と。

ところがボクが思った以上に反響があるみたいなんですね。SCANDALがZONEの曲をカバーするということに。
で、ボクもちらちら他の方のブログ(スキャファンじゃない方を含めて)読んでみたんですが、「アイドルグループのZONEの名曲をアイドルグループのSCANDALがカバーする」といった受け取られ方が、まあちょこちょこと見受けられたんですよ。

恐らく、名前くらいしかSCANDALを知らない方、つまり一般の方の受け取り方というのは、そういうものなんでしょうね。

これは正直なところ、ボクとしてはあまり歓迎できない事態なわけですw

もちろんスキャのことをあまりご存知ない方が「アイドル」として受け取るのは、無理もないところかもしれません。なにを持ってアイドルとするかは難しいところですが、スキャがアイドル性を持っているのは間違いないですから。というかSCANDALというバンドはアイドルとバンドの両面を持っているところが、唯一無二の存在である根拠になっていると思いますしね。

ただですね、例えば「SCANDAL」で検索してたまたまこのブログに来られた方に、「いえいえ、ただアイドルと断定してしまうのは早計ですよ、ダンナ♪」と訴えておく必要はあると思うのですよw

加えてですね、SCANDALという存在を考えるに当たっては、このアイドル性とバンドとしての在り方、という問題は常に課せられた重大なテーマだと思うんです。アイドルとバンドは本来決して相反するものではないですし、両方を並立させることは可能なんでしょうが、ことスキャに関して言えばこの両者のバランスを保つというのは重要なポイントになっているんじゃないでしょうか。

今回さんじの父さんが紹介してくれた記事のひとつを読んで、改めてスキャとZONEの違いを確信したことがあります。これがその記事ですが…

http://natalie.mu/music/news/30783

当時のZONE担当者の方がハッキリ口にしている言葉「バンド+アイドル『バンドル』として」。
ZONEはハッキリと自らアイドルであることを公言しているんですよね。
一方でボクはSCANDALの記事やコメントはほとんど目を通しているつもりですが、自分たちのことをアイドルと表現したことは一度もないはずです。あったとしてもそれ以上、遥かに多く「自分たちはガールズバンドなんだ」と言ってきているのは間違いありません。

極端なことを言うと、SCANDALとZONEの最大の違いはここだと思います。でも、これが凄く大きいと思うわけですよ。
ラーメンも餃子もから揚げも出している店を、「ラーメン屋」といったら「ラーメン屋」だし、「定食屋」といったら「定食屋」ですよw それをお客さんがなんと呼ぶかはともかく。ただ、ちょっと悪意を持ったお客なら「お前んとこは定食屋じゃなくてラーメン屋じゃねーか! だってカレーがメニューにないもん」とイチャモンつけることもありますわなw いやいや、カレーがないと定食屋じゃないなんて、誰も決めてませんよって話ですがw
(カレーを作曲あたりに代えるとこのたとえ話がわかりやすいかとw)

まあ、イチャモンつけることは、屁理屈こねれば簡単にできてしまうんですよ。まともに取りあげるほど説得力あるイチャモンなんて、まずないですw
ライブバンドだと看板をあげてるスキャに敢えてアイドルと呼びたがるのは、結局はそういうことですよ。

ただね、いくら自分たちで「定食屋」を名乗っても、メニューにラーメンとライスしかなかったら、そりゃあ「ラーメン屋だろう!」って言われますってw ほとんどのお客さんから。
だから「定食屋」を名乗るために努力は必要とされますよ。その努力をスキャはずっと続けてるってことは、この「定食屋」をずっと見守ってきたファンなら知ってるでしょう。彼女たちは「定食屋」を名乗るだけの権利はあるぜ!って。馴染み客とだらだら喋りながらいい加減にやってる定食屋より、もしかしたらずっとウマイもの食べさせてくれるかもしれませんよ。

ただSCANDALというお店は外観は「ラーメン屋」っぽい造りをしてるんですよね、これがw
なので彼女たちの努力を知るわけがない、遠くからやってきた一見のお客さんたちが、パッと見た印象で「ラーメン屋?」といっちゃうのは仕方のないことなんです。
しかも今回ZONEをカバーしたことで、「ラーメン屋」の看板を出している店と同じメニューを新商品で出しちゃったわけですよw あの「ラーメン屋」の幻の味を、復活させました!って。これがまた店の外観がそっくりなんだなw となると看板は「定食屋」にしていても、「あのラーメン屋のチェーン店なの?」と思われても仕方ありません。なんでよりによってあのラーメン屋のメニューを出したんだ?!とファンが疑問に思うのも当然ですよ。

こうなると「定食屋」であることを示すには、より中身を頑張らないといけないでしょうね。そういう意味では「secret base」をカバーしたのは、スキャ自身のハードルをあげたとも言えると思います。中身で「定食屋」と思わせるような、そんな努力が今後もさらに必要となるんじゃないでしょうか。そんな努力は、「定食屋」ファンとしては望むところではありますけどね。

ボクがスキャがバンドであることにこだわるのはひとつ理由があります。
過去にもこのブログで何度か書きましたが…ボクはもともと音楽にそれほど関心があった人間じゃないんですよ。
ストライクゾーンが極端に狭くて、「これだ!」と思った楽曲に出逢えることなんてまずないんです。10年以上も音楽には絶望して生きてきたわけだ。
SCANDALはど真ん中にきたんです。こんなのを待っていた!と。
SCANDALがいないと困るんだな。きっとボクは音楽にまた興味を持てない人間になるでしょう。いいな、と思う楽曲にはめぐり合えても、これだけ音楽に嵌れるのはもう二度とないと思うんです。

だから、1日でも長く、スキャには活動してもらわないと困るんです(^^ゞ

ボクはバンドがアイドルより上位なもの、と主張するつもりはありません。アイドルにはもちろんアイドルのよさがありますよ。努力という物差しで比べたら、両者にきっと差なんてないはず。
ただですね、ぶっちゃけて言いますが、アイドルには期限がある。特に女性は短く限られている。その点については恐らく多くの方が賛同してくれると思うんですよ。アイドル自身も、アイドルファンのひともその事実には眼を背けたいと思っていながら、きっと心の底ではいつか来る期限の日を覚悟しているに違いない。

アイドルという存在は実に儚いんですよ。彼女たちは華やかに見えて、日々迫り来る最期の日に脅えながら過ごしているように見えて仕方ないんですよね。それはそれで美しいものかもしれませんが。

だからこそ、スキャがアイドルになったら困るんですよw それはいつか来る、最期の日を設定されたような気になってしまうんです。
SCANDALがライブバンドであること。それは彼女たちが長く活動するためには、絶対に必要な条件だとボクには思えて仕方ないんですよね。
「瞬間センチメンタル」の歌詞の一部、「十年後もこんなふうにいられるかな 一緒に」という詩が、単なる一行ではないと感じている方はボク以外にも多くいると思います。これこそは、メンバー4人の心の声だと。
十年後もSCANDALというバンドを続けていく。その願いが、この歌詞には詰まっているように思えてならないんです。RINAもよく「10年後もこのメンバーで…」と言ってますしね。10年後もSCANDALが続いているというのは、実はSCANDAL最大最高の目標と言ってもいいですし、奇跡にも近い出来事なんですよ。

でも、ライブバンドであるならば、その奇跡は十分に実現可能なはずです。
「secret base」の歌詞にある「10年後の8月」に向けて、カバーが作られたことにはなにか運命めいたものを感じる、といった論調の記事を読みましたが、そんなもんはスキャが10年続いたときの感動に比べれば屁みたいなものですよw(失礼しました)
ならば、SCANDAL結成十周年に、この「secret base」を再度カバーするほうがよっぽど泣けますってw

アイドル性をいくら持とうが、最後の部分でライブバンドであることを譲らない。
それこそがスキャにとってもっとも重要なことだと信じて疑いません。


※業務連絡をひとつさせてください。
コジローさん、例の企画の期日が25日に迫っていますので、ボクかソルトさんへ連絡いただけますでしょうか。

kamusca※excite.co.jぴー

※=@、ぴー=pでお願いします。

春ツアーを総括してみた

2010-04-17 02:11:29 | SCANDAL考察
SCANDALの春ツアー「瞬間サクラゼンセン」も無事に全8公演を終えました。ラストの神戸ではスキャ史上初となるダブルアンコールまで起こって、本当にマンガのようなw見事な締めくくりでしたね(^O^)

ボク自身3つの公演に参加させていただき、それぞれ趣きの異なる楽しさを十分に堪能しましたw レポでも書きましたが非常に楽しく、参加してよかったと心底から思わせてくれるライブでしたね。
その一方で、いろいろなことも考えました。考えすぎて徹夜になってしまったこともあるほど(アホです)。
ず~っと考えた結果、「これは答えが出ないな」という答えが見つかりましてw、なんとなくラクになった気がします(^.^) 今回はそんな内容も踏まえながら、春ツアーの総括でもしてみようと思います。

まず結果から先にいうと、この春ツアーは大成功に終わった、と言えると思っています。

前回のファーストワンマンはスキャにとって初めてのワンマンですから、すでにそれだけで意味がありました。「ワンマンをやる」ということ自体がテーマだったと思うんですよ。比べて今回は、キャパも前回より少なく地方都市を回るというツアーです。セトリにしても企画から始まった「secret base」のカバーがあるくらいで、ファーストワンマンと比べて特に真新しさがあるというわけではありません。
ですから、ツアーが始まる前にも書きましたが、この春ツアーのテーマは「地方のファンに会いにいく」「初めてのファンに会いにいく」が、第一にくるんじゃないかと思っていました。

スキャの知名度も以前よりかなり広がって、ガールズバンド=SCANDAL、というイメージがかなりついてきたような気もしますが、全国にその人気が浸透しているかといえば、まだまだやるべきことは多いのが現状でしょう。そんななかでライブをきちんと地方のファンにも見せにいく、というのは根強く、末永い人気を作るにはかな~り大事なことだと思うんですよね。
なにしろライブを見にいくファンなんて、相当なファンですから(^O^)
もちろん凄く熱心なファンであっても事情によりライブに行けない、行かない、という方も多くいますが、ライブを見て身近にスキャを感じることで嵌ってしまう方も多いと思うんですよ。

例えばテレビにいっぱい露出したり、有線でいっぱい曲を流してもらったりすれば、有名になりやすいでしょうし、人気も上がるでしょう。当然ファンも増えるでしょうね。
ただそういう人気はなくなるのも早い、とボクなんかは思っちゃうんですけどね。なんというんですかね、「薄い」んですよ。「薄い人気」なんです。

もっと濃く、深~くファンと結びつこうと思ったら、やっぱりライブは欠かせないと思うんです。なにしろライブてのはそのアーティストさんの「100%全開の世界」なわけですから。持ってる魅力をギュウギュウと出し尽くしてるわけですw 数分しか出番のないTVショーとはまるで違うわけでw ましてや芸人さんのオモチャにされて笑われてるのとはま~ったく違うわけで(^^ゞ

魅力の全てを出し尽くした世界=ライブこそ、アーティストさんにとってもっとも大事な世界だと思うんです。で、そんな世界を気に入ってくれたファンとは、きっと長くて熱い付き合いになるでしょうね。やっぱり。
まあ、アレですよ。自分の全てを受け入れてくれた恋人とは、長い付き合いになったり結婚までしちゃったりするようなものですw(この喩えが適切かどうかはわかりませんが…(-_-;))

全国を回ってライブツアーをする、というのは、日本中に根強いファンを作るために旅に出るようなものですよw
だから、その地方のファンに少しでもたくさん集まってもらって、ひとりでも多くスキャライブの虜になってもらうのが、この春ツアーの意義だったんじゃないでしょうかね。

で、結果はどうだったかというと、まず地方のファンの方は多く集まっていました。あくまで予想でしかないですけど(アンケートとるわけにもいきませんし)、実際に浜松などは一緒に参戦した方の多くが初参戦でしたからね。今回初めて、ようやくライブに参加できたという方は多くいらっしゃったと思います。

そうした方の多くがライブを「楽しかった!」と言っている。これこそ成功の証なんじゃないでしょうか。

新潟などはメンバー自身が特別に感じるほど、いいライブになったようですが、まさに春ツアーの成功を示すエピソードだと思いますね。ライブを待ち焦がれたファンの歓喜の宴ですよ(^O^)
大会場でやるわけでもない、小さなキャパの地方会場周りのツアーですが、SCANDALにとって本当に意味のあるツアーになったと思います。

で。
メンバーの気持ちが伝わってくるような、ツアー後のブログを読みながらしみじみ思いました。

うん。やっぱりね。最高のライブとはどういうものか、いまだわかりませんが、「全員が笑顔で帰る」やはりこれに尽きるんじゃないかと思います。

去年のクリスマスイブのライブが終わった頃から、ボクも少ないライブ参戦の経験のなかでいろいろ自分なりに考えました。まあ、これからも考え続けるでしょうけど。「最高のライブ」とはなんぞや?と。
なぜこんなことを考え始めたかというと、チームSCANDALには目標があるからですよw 「大阪城ホールで最高のライブをする」という。メンバー、スタッフさんはもちろん、ファンも含めたチームSCANDAL全員の力がなければ、この目標はクリアできませんからね(*_*)

ただ難しいんですよ、これがw なぜかというと、ひとりひとり、考えている「最高のライブ」の形が違うからです。どれが正解かなんてもちろんわかりませんし、多分、間違いなんてないんですよw(気付いてくれました?w これ、RINAがブログで言ってた言葉ですw)

動きまくる、騒ぎまくる、じっと静かに聴く、全員が同じ動きをする、みんな自由に動く…それぞれが考える「最高のライブ」なんてものは、きっとバラバラですよw まるで正反対の考えだって、同じファン同士でも恐らくあるはず。
ただですね、例えば会場を盛り上げるために一生懸命に声を枯らす。演奏にあわせてノリまくる。いいことじゃないですか。メンバーとの目には見えないキャッチボールが、きっと彼女たちを励まし勇気づけてるでしょう。ライブ会場にとって重要な要素ですよ。
一方で、例えばスキャに憧れてる女の子がじっと演奏に聴き入っている。楽器の操り方を食い入るように見詰めている。いい光景じゃないですか。尊敬の眼差しで見詰められてるのを知れば、メンバーだって必ず心揺り動かされると思いますよ。
上のふたつ、行動としてはまるで違いますけど、どちらもそんなに悪いものじゃないでしょ? むしろどちらも美しい光景ですよ。
うん、結局ですね、動くからいい・悪いでもなく、じっとしてるからいい・悪いでもないと思うんですよ。それぞれにそれぞれの接し方があり、楽しみ方があると思うんですね。

「最高のライブ」としてなにかひとつの方向に進んでいくのは難しいと思います。とりあえず現時点ですぐに実行はできないんじゃないですかね。
だったら、大事なことは「ひとりひとりがライブを楽しむ」。これができるかどうかじゃないでしょうか。
他のひとがどうとかではなく、まず自分が楽しむ。楽しみ方を見つける。他のひとの楽しみ方を尊重する。その結果として「全員が笑顔で帰る」という「最高のライブ」ができるんじゃないかな~。

逆に言えば、他のひとが楽しむのを邪魔するようなことだけは、やってはいけない気がしますね。もちろん程度の問題はありますけどね。
メンバーのブログを読んで気付いた方もいると思うんですが、「楽しい」「笑顔」といった言葉がたくさん出てくるんですよ。「みんなの笑顔が見られるのが嬉しい」とか。ボクにはそれが、彼女たちが「最高のライブ」=「全員が笑顔で帰る」と思っているように受け取れるんですよね。
その一方で「ルールを守って」という一言が添えられることも多かったように感じられました。そのルールというのはもちろんハッキリ書かれてないですが、「他のひとの笑顔を消さないように」という意味が込められてると考えるのが自然なんじゃないでしょうか。だって彼女たちは「みんなの笑顔」が見たいわけですから。ファンの苦しんでる顔や不愉快そうな顔なんて見たくないですよ。そりゃそうだ。

ボクが参加した今回の3つの公演では、どこも「他のひとの笑顔を消す」ような光景は見られませんでした。(少なくともボクの周囲にはなかったです)これが今回の成功の大きな要因だと思うんですよね。
例えばノリまくって騒いでいる方々もいましたが、他のひとの迷惑になるようなことはありませんでした。きちんと配慮がされていたので、みんなが笑顔になれたんですよ。
浜松ではボクの眼の前でめっちゃノッテるひとがいて、頭ブンブン振るわけですよw 後頭部が後ろに飛んでくるので、背後のボクにも当たりそうになるわけです(^^ゞ でもそんなことで不快な気分になんて、ならないですよw そっと後ろから押してやるだけですw ただ楽しむだけだったら、「他のひとの笑顔を消す」ようなことにはならないと思うんですけどね。

ボクも全ての公演を見たわけではないですが、この春ツアーは笑顔が多く溢れたことで、「最高のライブ」に近いものになったんじゃないでしょうか。
メンバーの喜びに満ちたブログを読むと、そんな気がしてならないですね♪ 

今回のツアーで知り合ったV系バンドのファンの子から、こんな話を聞きました。
あくまで噂でしょうが、あるバンドのライブでは、初めてライブに参加したような子が突っ立っていると、常連のファンが後ろから針で刺すんだそうです。動けよ、ってことなんでしょうね。
ホントだったら随分な話ですが(-_-;)、その子はSCANDALのライブは優しいし、温かいと言っていました。もちろん今回も大満足の様子でしたよw

うん。そうゆうことですよ。SCANDALのライブには激しさだけじゃない、ハッピーが溢れているんですよ。楽しくて笑顔になれるライブなんです。それって最高じゃないですか。
考えてみればスキャのメンバー4人は、楽器やバンドをあれだけ楽しそうにやる子たちばかりなんです。MCだって、あれだけグダグダでほんわかしてるしね(^O^)

彼女たちに殺伐とした雰囲気のライブは似合わないですよ。
SCANDALにはハッピーがよく似合う。アホみたいに笑顔が似合うバンドなんですw(褒め言葉ですよ。もちろんです!)

カヴァー曲が決まったそうで

2010-03-12 22:24:27 | SCANDAL考察
おかげさまで6月のワンマン「絶対に負けられない戦いがそこにある」の江戸編(渋谷AX)、浪速編(なんばhatch)ともに、先行予約でGETすることができました。
過去最大規模、そして平日開催、さらにはサッカーW杯開催中ということで、チケット争奪がどの程度になるのか、読めない部分が大きかったのですが、フタを開けてみれば渋谷AXのチケットでは落選する方もチラホラいらっしゃったようで、一般発売の頃にはまたチケットGETは難しい情勢になりそうですね。
「絶対に負けられない戦い」が、単純に客席が埋まるかどうか?であったとしたら、勝利を収められそうな気配が漂ってきた、というところでしょうか(^^ゞ もちろんライブ内容の充実という戦いもありますから、そう簡単に喜ぶわけにはいかないですけどw

先日は福岡でキャンペーンがありましたが、ちょっと前には仙台でもキャンペーンがありましたね。
普通キャンペーンというのはなにかお知らせや宣伝したいことがあって行うものですから、当然HARUNAやTOMOMIが地方のメディアにわざわざ出演しに行ったのは、それなりの意味があるでしょう。この時期で仙台&福岡となると、春ツアー「瞬間サクラゼンセン」の告知であると考えて、まず間違いないと思います。

ところが仙台にしろ、福岡にしろ、ご存知のようにチケットは早々にSOLD OUTになってましたからw、実際にはキャンペーンする必要があまりなかった、ような結果になりましたね。もちろん地方のファンに顔と名前を知ってもらったり触れ合ったりすること自体、とても重要なことですから良い事なんですけどねw TOMOMIのブログに載っていた「福岡に来てくれてありがとう」なんて色紙を見ると、ほっこりせずにはいられません(^.^)

以前名古屋に4人がキャンペーンで来てくれたときも、初ワンマンの一般発売日に生ワイド番組にでてくれたんですが、メンバーが画面に登場するころにはすでに売り切れてましたw
こうしてみると、スタッフさんサイドで「チケットの売れ行きが厳しいかな~?」と判断した地域にキャンペーンを組むけど、結果的には杞憂に終わった、というケースが多いように思いますw キャンペーンなどの予定を組み入れるには、一ヶ月以上は前から準備してるでしょうから。SCANDALの右肩上がりの人気の上昇は、スタッフさんの予想を越えている、ってことが想像できますよねw

大阪城ホールは以前にも記事にしたように、相当高いハードルだと思っていますが(スキャにとって、ではなくどんなアーティストさんでもなかなか実現できない会場ではないかと)、Zeppクラスの会場でのツアー、あるいは武道館での公演というのは、ちょっとづつ見えてきているんじゃないかと思いますね(言い過ぎ?)。

さて、話題変わってツイッターとの連動企画「つぶやくんじゃー」でのSCANDALのカヴァー曲が正式決定しましたね。

3つあった候補のなかから最終的に選ばれたのは、ZONEの「secret base ~君がくれたもの~」だそうで。多くの方がカヴァーして欲しい曲をそれぞれ考えたでしょうから、皆さんいろいろな意見をお持ちなんじゃないかなと思いますw

ボク個人的な願望でいえばw、この企画の狙いが「ロック史上に残る名作をカヴァーしよう!」ということらしいので、洋楽の、ハードで誰もが知ってるような名曲をカヴァーして欲しかったかな、という思いはあります。というのは以前(もう一年くらい前ですかねえ)、ローリング・ストーンズの「satisfaction」をカヴァーしたものが、めちゃめちゃカッコよかったものですから(^O^)

ただ今回のカヴァーに関しては、テレビとの連動企画であるということが大きなポイントだと思っていました。
春ツアーで実際に演奏するだけでなく、ミニライブを公開で行なうということはまず間違いなく番組との兼ね合いでしょうからね。ライブに足を運ぶ観客に向けて、だけではなく、スキャのことをあまり知らない一般視聴者の方にも向けたカヴァーでなければならなかったと思うんです。

となると、誰もが知ってる有名な曲で、一般的な方がSCANDALに対してパッと思いつくイメージと重なるような曲が望まれたんじゃないでしょうかね。

候補にあがっていた3曲を改めて見直すと、なるほど~って思えますw 
まず第一にどれもが有名な曲ですよねw ただ正直に言えばボクはTHE BLUE HEARTSの直撃世代であるにも関わらず、「僕の右手」という曲は知りませんでしたが(-_-;) すいません、すいません、音楽素人なんですってばw

ただTHE BLUE HEARTSといえば、勢いがあって、シンプルながらカッコいい楽曲とパフォーマンスというイメージがありまして、スキャと重なる部分がなんとなくボク個人的に見るとありますw また日本のロック史上に残る、という意味では間違いなく選ばれるバンドでしょうから、SCANDALがカヴァーする意味は十分ありますよね。

相川七瀬さんの「夢見る少女じゃいられない」はガンガンに疾走感があってカッコいい楽曲なので、SCANDALのこれまでのイメージにはピッタリですよね。また相川さんには「女性らしさを強く残した不良性」みたいなものがあると思うんですがw、これはSCANDALにも十分通じる部分だと思います(特にあの方w)。ファンじゃない方でもこのカヴァーならピン!とくるんじゃないでしょうか。

そしてZONEは今更説明するまでもないですがw、ボーカル&ダンススクールの出身者によるバンド、ということで、まさしく一般の方がSCANDALに対して持つイメージと重なる存在ですよね。
一方で、バンド構成や結成の経過があまりにもZONEとSCANDALは似ているので、なかには互いに比べて欲しくはない、という感情を持つファンの方もいらっしゃるんじゃないかと思います。
そういう意味では今回の選曲は「チャレンジャーだな~!」とビックリしたものですが、逆に言えば「問題はない」と判断したからこその「secret base」でしょうから、制作サイドにはZONEとの比較になんのこだわりもないという、余裕のようなものすら感じますよね(^.^)

ボク個人的にはZONEのことをあまり知らないので軽々しいことは言えないのですが、表面的な部分はスキャとよく似ているし、通じる部分も多くあるものの、まるで別の存在というイメージが強いんですよね。
え~と、喩えるなら塩と砂糖ってとこでしょうかw
見た目はめちゃくちゃ似てるし、粒の大きさなんかもほぼ一緒だけど、舐めてみたら味は全然違うし、身体に与える効果もまるで異なる、というw

SCANDALは確かにレコード会社や事務所のサポートを受けて、メディアへの露出などで恵まれている部分はありますが、これまで彼女たちが経験してきた城天でのストリートライブや、小さなライブハウスでの対バンライブというのは、他の多くのバンドさんが歩んできてるものとそう大差ないですからね。サポートはあったにしても、ライブバンドとして育てられた、ここの部分がSCANDALのSCANDALたる所以だと思うんです。

まるで別物、とボク自身は考えているだけに、SCANDALがカヴァーする「secret base」がどんなものになるのか、俄然楽しみになってきています♪

ちなみに「secret base」は大好きな曲なんですよね~w ボクのなかでは21世紀を代表する名バラードだと思っています(^.^) 普段バラードは滅多に嵌ることがないボクが好きになったんですからw カラオケでも何度か歌ったな~w
そういう意味でも純粋に楽しみですw