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ガーリーバンドSCANDALに嵌った日

ガーリーガレージなバンド、SCANDALを応援するブログです。

ライブへ初めて行く方に、これだけは聴いとけ! なアルバムできましたw

2017-02-19 10:11:03 | シングル・アルバム感想
気がつけば新年の挨拶以来の更新ですね・・・だいぶサボってしまってすみません^_^;
ベストアルバム「SCANDAL」、無事ゲットしましたので久々に記事を。とはいえただただ感想を書くだけなんですけどねw

ボクは今回初回限定版、ヨーロッパツアーの様子が収録されたDVDつきのものを購入したんですが、スキャちゃん、相変わらずハードなスケジュールをこなしてますね~(;^ω^)
大型バスで寝泊まり、って女性には特にキツイんじゃないかと思うんですが。想像しても大変ですが、恐らくその想像の2倍以上大変だったんじゃないかと思います。滅多に弱音吐かない彼女たちが、「大変だったけど好きだから乗り越えられた」といった発言をちょこちょこしてますもんね。

とはいえ、その苦労に見合うだけの価値はあったんじゃないですかね~。
ヨーロッパのライブハウスを丹念に回る、てのは後々大きく繋がる可能性高いですから。
日本と同じですよね、最初は300人クラスのライブハウスでスキャちゃんもツアーしてたわけで。そこから大きくなっていって、1000人単位のホール、さらにはアリーナと膨れ上がっていったわけですから。

海外のファンの方たちの声を聞くのが好きなんですけど、さすがに皆さんわかってらっしゃるw
楽曲への高い評価や、ライブ後の興奮した様子を見ていると、日本とほとんど変わらないな~と感じます。SCANDALの魅力が正しく海外に輸出されてるのがわかりますよね。

メンバーにはタフなツアーだったと思いますが、今後を見据えるとやはり世界でツアー、それもヨーロッパで、というのはデカイんじゃないでしょうかね。
あ、それと4人ともやっぱり美人なのを再確認w なんだろう、どんどん磨きかかってる気がするw

で、肝心のベストアルバム、音源の方ですが・・・

まあ、曲自体は前から知っているわけですよw(2曲のぞいて)ですので新鮮みに欠けるのは当然なんですけど・・・さすがにベストは名曲揃い(*^▽^*)
好きな曲がガンガン聴けるのは、やっぱりいですねー。ボクはアナログ人間なので、自分でベスト盤作るなんてできないですから(^^ゞ

このアルバム、一言でいっちゃうと「2つのライブを楽しめるCD」ですね(^O^)

曲の並び方が、まさしくライブそのもの! メンバーも最近のインタビューで自ら言ってますけど、ライブのセトリを決めるように曲を並べた、というその通りの曲順になってますね。

最初に定番の盛り上がり曲から始まり、ミディアムテンポの曲で途中はゆったりと、時々あっと驚く曲を盛り込みながら、再び盛り上がり曲に繋げてラストは大いにアガル、と。
アンコールで新曲をやるところとかw、そこまでライブを再現してますもんね(*´▽`*)
「SCANDAL IN THE HOUSE」で終わるところなんて、スキャフェスの最後を思い出さずにいられないw

34曲、選ばれた曲がなにかは知ってるはずなんだけど、実際に聴いてて「S.L.magic」あたりが始まると思わず「おおッ!」と言っちゃいますもんねw
ファンにとってはライブを追体験できる気分になるし、なによりもこれからファンになる方や興味ある方に「ライブはこんな感じだよ」と予習してもらうのにバッチリなベストアルバムじゃないでしょうか。

あと・・・やっぱり「FREEDOM FIGHTERS」が最高でしょう!
「HELLO」もいい曲ですが、「ファンが好きであろうものを詰め込んだ」というだけあって、SCANDALファンの心をがっちり掴む曲になってると思います。
ぶっちゃけ「こんなの待ってた!」という方、多いんじゃないですか? ボクはそうですw

まあ、いろいろなタイプの曲をそろえたい、というのはバンドとして必要なことだと思いますので、常にこうしたアゲアゲ曲を出すわけにはいかない、という都合もよくわかりますからね。最近では納得していますが、やっぱり「いざ」って時にこうした曲は欲しいです。
それをさらっと作れてしまうのが(さらっとじゃないかもしれないけどw)、今のSCANDAL、そしてソングライターMAMIの強みじゃないですかねー(*´▽`*)

わかってはいましたが、満足いくベストアルバムで、しばらくはリピートすることになりそうですw
これを引っ提げての47都道府県ツアーが、楽しみになってきますね(*´▽`*)

「テイクミーアウト」のMVがクールすぎでしょ

2016-07-21 16:13:59 | シングル・アルバム感想
時間が相変わらずとれなくて、すっかりご無沙汰しております(;^ω^)

あまりに記事を更新しないので、広告がでちゃうほどに・・・さすがにこれはマズイと思ったので、ごくごく簡単で恐縮ですが、新曲「テイクミー・アウト」の感想でも・・・

いやあー、今回のシングルはかなりカッコイイですね!(*´▽`*)
まずいきなりイントロでやられますね。こういう感じのイントロ・間奏はいままであまりなかったんじゃないでしょうか。
音楽素人のボクが思ったのは、サカナクションぽいというか・・・最近のバンドさんのなかだとサカナクションはかなり上位で好きなんですけど、あの近未来っぽい感じ(そう感じるのは、ボクがオッサンだからなのかもしれませんがw)の、カッコイイところが今回のシングルにはそのまま入ってる気がしますね。

これまでとはまた、違ったタイプのカッコよさで斬新です! いやあー、よくこの段階で新しいタイプの曲がでてきたもんだと感心しますよ。

MVもバッチリカッコイイ仕上がりですね(*´▽`*)
4人全員の衣装もカッコよくて、かつそれぞれのキャラがうまく出てる気がして、演奏してる映像が映るたびに「おお、オシャレやん!」「クールすぎるやん!」と興奮しちゃいましたw

(恐らく)東京の繁華街をバックに、空手少女が型を披露するというのも、文句なしにカッコイイです(*´▽`*)またやたら曲の雰囲気にあってんだよな~(それがMVってものではありますがw)

SCANDALってこんなカッコイイバンドだったのか、と改めて思い知らされるMVでしたね(∩´∀`)∩ いやあー、暑い夏に元気をもらいました。

スキャフェスまであとちょうど一か月ですよ! だんだんテンションがあがってまいりましたw
また登場するのは、フェスのレポをあげるときになるかと思いますが、よろしくお願いします。

「Yellow」の感想を、正直な気持ちでざざっと

2016-03-08 03:11:56 | シングル・アルバム感想

ご無沙汰しております(^^ゞ SCANDAL7枚目のフルアルバム「Yellow」が発売されて一週間近く経っていますが・・・ようやく少し時間がとれたので、簡単に感想を書くことにしました。いっそ週刊ランキングとかが発表されてからにしようかな? とも思ったんですけどねー。毎回言ってますけど、本当に時間が惜しいので、できるときにやっちゃうことにしました。

毎度毎度言っていて申し訳ない限りですが・・・ホントに時間がないので(-_-;)、気付いたことをバババっと羅列しようと思います。
自分でも書きやすいので、感想を時系列順に書くことにしますね。いつもそうですけど、アルバムって聴いているうちに感想が変わったり、好きな曲が変わったりしますから・・・今回も今後また変わるかもしれませんが、現時点までの心の変化を列記していきたいと思います。

ではでは、駆け足な感じですけどスタートっ!



1、(聴く前)今回はPOP色が強いという話や、メンバー自身が「これまでのアルバムとは(楽曲の傾向が)違うところもあるので、ファンのひとは戸惑うかもしれないけど今の自分たちのストレートな感じを受け取ってほしい」的なコメントをしていたことで、少し不安アリ。基本ボクはガツガツ、バキバキのロック(特にギターが印象的なヤツ)が好みなので、ポップはどうかな・・・とある程度覚悟を決める。

2、(初聴き)1曲目の「Room №7」でいきなりやられる。え、なんだ、インスト? めっちゃカッコええやん! 事前になるべく情報を入れないようにしていたので、これには意表を突かれましたw こういうのは好きですねーw 聴く前に覚悟していた分、テンションあがりました(*´▽`*)

3、(全体を通して聴く一巡目)ライブなどで聴いた曲もいくつかあり、シングル曲もあって、ある程度の予測はしていましたが・・・まさにその予想通り、といった感じ。ポップかロックか、微妙な曲もありますが、全体的に聴きやすく、明るく、爽やか。やっぱりポップかな、という印象。心地よさはありますが、逆にいうとガツンとくるものはあまりなく、そういう意味では物足りなさもあったのが正直な感想です。これは聴く前に予測していた通りだったので、ボク個人的にはすんなり受け入れられました。今回はこういうアルバムなんだな、と。

4、こうやって並べて聴くと、シングルの「Stamp!」や「Sisters」はやっぱり平均点が高い気がしますね。ノリがいいし、聴き心地が抜群! スキャちゃんのなかではめっちゃ激しい曲、にはなりませんが、両方ともボクはけっこう好きなんですよ!

5、ガツンとくるバリバリロックはない代わりに、全体を通してハッピーな雰囲気。多幸感をテーマにしている、という面では、きちんと達成できてるアルバムですね。なんて思いつつ聴いていると・・・いやー、ラスト前の「ちいさなほのお」の破壊力がハンパない! 胸が詰まってグッとくるんですよね・・・ホント、ついつい口ずさんでしまうんですよ(^^ゞ メンバーが作詞作曲したなかでは「Standard」や「Departure」が出色のデキ・・・いわゆる神曲だと思ってますけど、この曲も紛れもなく神曲だと思ってます。めっちゃいいでしょ!? 「命」という壮大なテーマを真っ向から取り組んで、十分表現している素晴らしい楽曲ですよ。この曲、恐らくスキャちゃんファン以外はほとんど知らないと思いますが、人生損してますよ!←断言

6、「ちいさなほのお」でラスト付近でやられた、と思っていたら、まさか、ラストでまたやられるとはw ボーナストラックとして入っている「Your song」の英語バージョンが、めっちゃカッコイイ&ノレるっていうねw ただですね、結果的に「Your song」が一番盛り上がった、となると「Yellow」としてはどうなん? という気持ちになりますよね。ノリという部分だけ見ると、インストの1曲目と元々は前のアルバムの曲が印象に残ったとなると・・・

7、というわけで、ざっと聴いたところでの感想は、「聴き心地はいいけど、もうちょっとガツンとくるロックが中盤に欲しかったかな。でも今回はこういうアルバムだから、そこは納得しておこう」という感じでした。悪くないけど大好きとはいかないかな? という評価ですかねえ。あくまでボク個人の好みでは、ですよ。とはいえ、何回も聴きたくなるのは、ボクのなかではやっぱりSCANDALとB’zだけなんですよねえ~。そういう意味では、やっぱり好みの楽曲でまとめてくれてるのかも、と思います。

8、(4、5巡目くらいから)ただ繰り返し聴いていると、どんどん好きになってくる曲もあって・・・その代表格が「LOVE ME DO」です。これはいい! ファルセットのサビとコーラスがホントに心地いいんですよね~! 気がつけばついつい歌ってしまっているという・・・ガツガツのロックじゃなくても、この曲はかなりお気に入りになっちゃいました(*´▽`*)

9、あと「ヘブンな気分」もいいですねw 低音で響いてくるのがクセになります。こういうのをグランジというんですね、知らなかったなー。妙に中毒性があり、この曲が中盤にあることでアルバム全体が飽きにくい構成になってるんじゃないでしょうかね。

10、その他でいうと、ギミックいっぱい使ってます、という楽しい雰囲気満載の「今夜はピザパーティー」もスキャちゃんらしさがでてますね。今回のアルバムはやたらHARUNAメインのヴォーカルが多い印象ですけど、この曲は思いっきりTOMOMIなんですよねw バリエーションに富む、という意味では、もっとTOMOMIやMAMIメインのヴォーカル曲があってもよかったかな、と思いました。

11、「SUKIーSUKI」のイントロ、TOMOMIのベースのカッコよさも相変わらずでしたね(*´▽`*) メンバーが全曲作詞作曲したためか、今回は4人の楽器の音が重視されてたように思いました。SEとか、あくまで飾りで使っている、という感じでしたね。

12、・・・というわけで・・・なんだかんだで、ヘビーローテしちゃってますね、この「Yellow」も(*´▽`*) 買ったアルバムを1、2回くらいしか聴かないこともあるボクにとっては、やっぱりSCANDALは特別な存在ですね。ツアーが始まりライブハウスで聴けば、また違った印象の楽曲もでてくるでしょうから、楽しみです(*´▽`*)

SCANDAL流音楽術の看板が、立てかけられたアルバム

2014-12-04 10:58:36 | シングル・アルバム感想
忙しい、忙しい、と最近口癖のように言っていますが・・・
今回のように新作アルバムを聴いたり、ライブに参加したり、スキャちゃんの活動に触れるとどうしても「SCANDAL熱」があがっちゃうんですよねえw まるでスキャちゃんに両手で顏をグッと掴まれて「こっちを向きなさい!」と振り向かされている感じw

私事で恐縮ですが、来年か再来年あたり、環境がぐっと変わる可能性がありまして。
そのために準備をしているのが、ここ最近の忙しさに繋がっています。生活もかかっているのでとても重要なことですし、ボク自身の夢を叶える、という意味ではワクワクしている状況なのですが。
どうしてもSCANDALに掛ける時間が減ってしまうんですけど、彼女たちに触れてしまうとついつい気持ちが向かっちゃうんですよね~(^^ゞ 恐るべし、ですw

というわけで、早速リピートして聴いています「HELLO WORLD」。
当然、まだ何十回も聴いているわけではないので、直観的にピピっときた感想になりますが・・・新作に触れたばかりの興奮をそのまま生かす形で記事を書いちゃおうと思います。
特にボクの場合、歌詞をしっかり吟味して聴くのは、かなり後なんですよねえ~。そのため歌詞の良さによって、しばらく後からグーンと評価があがる楽曲がでてきたりします。最近でいえば「Departure」がまさにそうですね。

そのため今後楽曲の評価が十分変わることもあるという前提で・・・あくまで瞬間的な、一発目に聴いたときの印象、ぐらいの感想ということでご承知おきいただければと思います。

まずはいきなりw、全体の総括的な感想から。
今回のアルバム、最大の特徴であるのが「メンバーのセルフプロデュース色が濃くなったこと」、簡単にいえば「メンバー作詞作曲の楽曲が中心になったこと」ですよね。作詞はともかく、メンバーの手による作曲はこれまでのアルバムでは限られていたので、「メンバー自身が作った」という感がもっとも込められた記念碑的作品といっていいと思います。

ファンも多くの方がそのことを知っているので、「メンバー曲中心のアルバムが、いかなる内容に仕上がっているか」がこのアルバムのポイントになっていたんじゃないでしょうか。かくいうボクは、そんなひとりですw
5枚目のアルバム「STANDARD」を境として、それ以前のスキャちゃんは「アイドル性と共存した、成長するバンド」。で、「STANDARD」の途中くらいから「アーティスト性(作家性)の強くなった本格派バンド」というように、個人的には見ています。大阪城ホールでのワンマンがその分岐点のひとつですね。
新生SCANDALが出発するのがこの「HELLO WORLD」で、ある意味でメンバーたちの実力が試される・・・そんな観点で、アルバムを聴いてみたわけですが。

結論からいいましょうw
アルバム通して聴いて、もっとも強く感じたことは「心地いい!」でした(*´▽`*)
スキャちゃんのアルバム感想のたびに言ってますが・・・今回のアルバムも本当に捨て曲ナシ! どの楽曲も「おお、いい!」と思えるものばかりでした(≧▽≦)
この打率の高さっていうのは、ホントにもう、ボクのなかでは異常なのですよw 何度か書いてますけど、(あくまで個人的には、ですよ)B’zと宇多田ヒカルさん以外に比べる対象がないくらい、圧倒的高さなのですw

この「心地よさ」がどこから来ているか、なのですが・・・
思ったのは、どの曲も「SCANDALらしさ」に溢れている、からではないでしょうか。楽曲のパターンは様々あっても、根底にSCANDALを感じるというか・・・「ああ、コレコレ! スキャちゃん! やっぱええわ!」と感じることができるんです。安心して聴いていられる、というか。

結局のところ、バンド「SCANDAL」の良さを一番理解していたのは、やっぱり「SCANDAL」のメンバーだった、ということなんでしょうね。
彼女たちの造り出した楽曲たちというのが、ちゃんとSCANDALしてるわけですよw だから気持ちいい! 期待を裏切らない。
どの曲も疾走感に溢れていて、そのぶん「強弱をつける」という意味では、若干インパクトを感じにくかった、という面はあったと思います。そこは今後の課題として取っておけばいいかなと。
ただ、全ての曲に疾走感があるので、心地いいことこのうえないのですよw 何度リピートしても飽きない、SCANDAL WORLDにどっぷり嵌れるアルバムだと思いますね。

ロックバンドでよくあるのが、年を経るにしたがってバラードの傾向が強くなる、というところですが・・・正直、ボクの好みとしてはイケイケでいってほしいんですよねw バラードとか、よほどの名曲じゃないといらないっす。世の中に溢れていますし。激しいのを聴きたいからロックバンドを選んでいるのに、アルバムのほとんどがバラードだとガックリくるのが本音なのです。
その点、スキャちゃんはさすがに若いww まだまだ、イケイケ感いっぱいです(*´▽`*)
バラードに頼らず、突っ走り切ったというのが、このアルバムの高評価の一因になっていますね。「強弱をつける」という点でのマイナスを、補って余りあると思いました。むしろ、個人的にはこっちが好きww

これまでのアルバムは、名曲もいっぱいありましたが、いろいろなプロ作家さんの力を借りていた感はあったと思うんですよね。それはそれで、名曲がたくさん生み出されたわけなので、良かったと思いますが。
今回のアルバムは、メンバーがそういった作家さんたちから得た技術を、自分なりに吸収して完成させた、という感覚が強く残りました。あくまでも「SCANDALの楽曲」になってるんです。
そのために他のアルバムではたまにあった「ヨソから借りてきた感」のある楽曲が、「HELLO WORLD」にはないんですよ。全て純正SCANDAL(^O^)

喩えるなら、これまではボクシング習ったり、柔道ならったり、空手習ったり・・・いろいろな道場に通って技術を磨いてきたと。急にタックル仕掛けたりして、「おお、今回はアマレスも取り入れてきたか!」と新しい技術も随所に見せてきたわけです。
で、それら様々な技術を学んだ彼女たちは、ついにそれらをひとつにまとめてSCANDAL流格闘術みたいなものを完成させた、という感じですね(*´▽`*) ボクシングのパンチも、柔道の投げも、空手の蹴りもあるんだけど、ただ真似してやってるんじゃなくて、きちんと「ひとつのもの」としてまとまったという。

「SCANDAL流音楽術」というべきものが、この「HELLO WORLD」で見事に立ち上がったんじゃないでしょうか。
あとはこの音楽術を、更なる高みへと、完成へと邁進するだけだと思います(∩´∀`)∩ それが今後の楽しみとなりそうですね。

さて、ここから先はひとつひとつの曲について、ささーっと感想を・・・本当にささーっとですw


1、Image

最新シングルを一発目にもってくるとは意外でした。ただこの曲はMAMI作詞作曲なので、今のメンバー曲を代表する一枚、ってことなんでしょうね。それを一発目にもってくることで、このアルバムのコンセプトを端的に表していると。
インタビューなどでメンバーが、この曲のサビである「目を開ければ新しい僕がいる」という歌詞を引き合いにだしますが・・・まさにこの言葉が、「HELLO WORLD」を象徴する言葉になっているんじゃないでしょうか。ちょうど前アルバム「STANDARD」が「What’s your standard?」に象徴されていたように。


2、Your song

これもつい最近のシングル、「夜明けの流星群」にカップリングされた曲ですね。新しいシングルからの曲が、いきなり連続で披露されるという。
このあたりも新しいSCANDAL像=セルフプロデュースしていくSCANDALを、強調しているように感じましたね。改めてアルバムで聴くと、この曲もノリが良くていいですw


3、love in action

ここで完全に初めて聴く曲が登場。
これまでの2曲がHARUNAヴォーカルが前面に出ていただけに、ここでTOMOMIのヴォーカルがガーッと前に出て来るのはインパクトありましたw そうだ、SCANDALにはTOMOMIの声という武器もあるんだよな、と再認識することに。
ドラムがテンポよくて、初めて聴くにも関わらずめっちゃノリノリになれますw こういうのも好きw イイネw


4、Departure

SCANDALのアルバムでは、最初に疾走感ある曲→中盤にエース曲、という感じがあると勝手に思ってるんですがw、4曲目にこの曲が来ているのはまさに納得! でしたね。ボクのなかでは「Departure」は完全に神曲のひとつにカウントされてます(*´▽`*)
MAMIファンの方はMAMIの代表曲というと「声」をあげる方が多いと思うんですが、ボクはむしろこちらをあげたいんですよ。現時点で、MAMIが生み出した最高傑作だと思いますねw
曲調も素晴らしいですが、とにかく歌詞がイイ! のです。歌詞による世界観を愉しめるのは、邦楽のいいところですよね~(まあ、英語がわかる方は洋楽もいけるんでしょうがw)


5、Graduation

HARUNAが初めて作曲した記念的曲。10daysライブでボクはすでに聴いていたんですが・・・改めて聴きましたけど、やっぱりイイ! ですよ、コレは!! ボクがHARUNA好きだから、という点を敢えてちょっと差し引いて聞いてもらいたいですが・・・w この曲、かなり名曲なんじゃないですか!?
「ひとつだけ」や「会いたい」は、HARUNAの作曲ではないものの、曲調が気に入ったから作詞するのを選んだ、とインタビューなどで語っていたと思うんですが・・・これらの曲のエッセンスが、すごく色濃く「Graduation」にも反映されていると思います。やっぱりこういう曲調が、HARUNAは好きなんでしょうねえ。「ひとつだけ」や「会いたい」が好きな方には、かなりの高確率で好きになるんじゃないでしょうか。
この楽曲が中盤に来ているのは、十分納得できますね(*´▽`*) ちらっと聴いているだけでも、歌詞がまたよさそうで・・・今後の神曲候補ですね、個人的にはw
付属のDVDで、TOMOMIがHARUNAのことを「ずっと変わっていない。ずっと迷っている」と言っていたのがとても印象的で・・・ともちゃんは本当にHARUNAのことを理解しているな~、好きなんだな~と思いましたねw あの深い洞察には、ハッとさせられました。
おおっと、「ささーっと」などと言いつつ、やけにこの曲の感想が長いぞww


6、夜明けの流星群

爽快ナンバーがここで投入されます。こうして改めて聴くと、シングル曲はさすがに完成度が高い気がしますね。
初めての曲とこれまでにお馴染みの曲とが交互に並んでいる、というのが面白い構成ですよね。安定感&新鮮さを感じられます。


7、お願いナビゲーション

これも10daysのライブですでに体験済みだった曲ですが・・・
あれぇ、こんなカッコよかったっけ!? めっちゃイイ~! アガルぅ、うおお、めっちゃ好き!!
HARUNA&TOMOMIのツインヴォーカル、この掛け合いが最高! ファルセットでのシャウトが気持ちいい! ちょっと裏でTOMOMIがボソっとつぶやくのが面白いw この曲は衝撃ありましたねえ~。こちらも神曲候補ですw
作詞RINA。作曲MAMI。やるじゃないですか~(*´▽`*)


8、Runners high

安定の疾走感ですw ここらはさすがに中盤なので見事にクリーンナップを形成してる感じですね。


9、本を読む

ここからメンバーの個性が前面に押し出された、ファンならニヤリとしてしまいそうなコーナーに突入しますw ここまでが王道の盛り上がり箇所なら、ここからは好みにあった、好きなものを見つけてね♪ 的な感じがありますね。
第一弾はMAMI。いきなりの「君は本を読む」という歌い出しが掴みますね~! MAMIヴォーカルの魅力が詰め込まれていて、初っ端からドーン! とぶつけられるのでインパクトありますw
MAMIがヴォーカルをとってる曲はいくつかありますが、もともと低音の彼女が高音を張り上げたときに独特の魅力ででるんですよね。「声」なんかは「ヴォーカリスト」MAMIの魅力を存分に引き出していますが、この曲もきちんとその長所を理解して作られてる感があります。


10、缶ビール

こちらはTOMOMI作詞作曲、さらにはヴォーカルのTOMOMI曲。
彼女の場合は、最大の魅力はそのリリック能力にあると思うのですが、前述したようにボクは歌詞が身体のなかにおりてくるのに時間がかかる性質なので(^^ゞ、この楽曲の本当の良さもこれから伝わってくる気がしますね。
ただ、それでも曲調のなかにほんわかした癒しが感じられるのが、さすがはともちゃんですw ザ・天使w


11、Winter story

SCANDALには貴重な公式冬ソングですね。クリスマスソングもいつか作られるんだろう、と思っていたら、すでに6枚もアルバムがでちゃいましたw
冬のイメージ通りにミディアムテンポの楽曲で、このアルバムのなかではしっとり聴ける部類に入ると思います。それでも完全にバラードというわけではなく、どこかキラキラというか、ワクワクさせる爽やかさがありますね。


12、おやすみ

メンバー個性曲の最後を飾るのはRINA。作詞作曲はもちろんですが、なんとヴォーカルもとっているのが驚きですよね(^O^) しかもギターまで弾いている、という。まさしくRINAの曲ですw
このRINAのヴォーカルが、予想以上にかなりイケてるんですよね~! 曲調と歌い方があっているというか、RINAヴォーカルの魅力がきちんと発揮されているという。
こうやって4人が作詞作曲、さらにメインヴォーカルまで務めた個性曲をやると、めっちゃはっきり違いが出ますね! うーん、面白い! ヴォーカルまでとるというのは、他のバンドではまずないでしょうから・・・SCANDALならではの楽しさなんじゃないでしょうか。


13、Place of life(feat. Tetsuya Komuro)

曲名にクレジットまでされている通りw、あの小室哲哉さんがプロデュース参加している楽曲。いやあー、ボクらの世代からすると、小室さんってやっぱりビッグネームなんですよ。TMネットワーク直撃世代ですしw、TKポロデュース音楽が一世風靡した時代を見てきてますから。
とはいえ、ぶっちゃけたところ、いろいろな騒動もあった影響で・・・話題性としてはピークを過ぎた方、というのが正直な印象です。プロデュースをしてもらうことで、どれだけ話題になるかは疑問符もつくんですけど、それでも一緒に仕事をするのは、スキャちゃんにとっては大きな財産になるでしょうね。やっぱり一時代を築いた方というのは、なにかを持っていますよ。
で、肝心な楽曲はどうかというと・・・音楽素人のボクの感想では、ほとんど小室さんの影を感じませんでした。付属DVDでも、メンバーが「こちらの意志を尊重してくれた」と語っているように、SCANDALらしさを重要視してくれたんでしょうね。
そのせいか、このアルバムにもしっかり溶け込んでいると思いました。キレイにまとまっている感があるのが、小室さんのプロデュースらしさ、ですかね。


こうして改めて見てみると・・・シングル曲あり、盛り上がり曲あり、メンバーの個性が発揮された楽曲ありと、どこをとっても聴きどころ満載になってますねえ~。通りで、捨て曲ないわけだw
もちろん、ボクとしては大満足の一枚になってます(*´▽`*) SCANDAL流音楽術が本格的に披露されたアルバムを、しっかり楽しめることができるのは、本当に幸せなことですね(∩´∀`)∩

「夜明けの流星群」は歌詞で聴く

2014-07-23 23:30:40 | シングル・アルバム感想
夏らしい暑さの到来にへばっていたらw、いつの間にかシングル「夜明けの流星群」が発売されて、一週間経ってましたね。

オリコンの順位はWeeklyで4位だったようですが、売り上げ枚数は順調に堅持しているようで、まずまずの結果といっていいんじゃないでしょうかね。ドカーンとブレイクしている、というより、ちょっとづつ右肩上がりを続けている感がありますね。
長い活動を視野に入れているチームSCANDALからすると、理想的な展開なのかもしれません。ずっと上がり続ける、てのは凄いことですしね。

ということで、今回はさらっと「夜明けの流星群」の感想でも記事にしようと思います。

ファンなら誰でもご存じでしょうが、とにかく「夜明けの流星群」といえば「映画ポケモンの主題歌」。これに尽きると思いますね(^^ゞ
これまでにもスキャちゃんの曲でタイアップのものは多くありますけど、今回はそのなかでもかなり大きなタイアップ先と言えるんじゃないでしょうか。

なのでぶっちゃけると、「夜明けの流星群」=ポケモン、というくらいボクのなかではイメージが出来ちゃっています(^^ゞ
ボク自身はポケモンとはほとんど接点がなく、最初は映画と聞いても「へー、ポケモンも映画やるんだ。その主題歌ってすごいのか?」くらいの認識だったんですが・・・
実際の取り上げられ方をみて、ポケモンの影響力の凄さがよーくわかった次第ですw そりゃあ全米でも人気を得たコンテンツですからね。凄いのが当然でw

ボクの世代だと、アニメ映画といえば断然「ドラえもん」なのですよw
映画の「ドラえもん」にもいい曲がたくさん使われていまして・・・子供心に強く印象に残っていますが、特に武田鉄矢さんの「少年期」が名曲中の名曲なんですよ! 曲も歌詞も本当に素晴らしい傑作で。
子供のときにも感動したものですが、大人になって聴いたら、もう涙でてくるほどで・・・
きっと、子供のころに見た映画と曲のイメージとが、いわゆる郷愁を誘うんでしょうね。

「夜明けの流星群」も、きっとポケモンを見た子供たちの心に残るような、曲になっていくんでしょうね~。
聴き心地がよくて、歌詞もいいので、映画の主題歌としてピッタリな曲だと思います。

カップリングの「Your song」は付属のDVDでメンバーが作成している様子があるので、ついつい思い入れが増してしまう曲ですね。
曲自体はすごい特徴があるとか、フックが効いてるとか、という類いのものではなく、比較的シンプルにまとまった曲調だと思います。あくまで音楽素人の感想ですけどね(^^ゞ

ただその分、歌詞が頭にすーっと入って気やすいんですよね~。「曲」よりも「歌詞」を聴かせることを重視した、メッセージソングという意味合いが強いのかもしれません。

「夜明けの流星群」もキレキレのロックというのではなく、歌詞世界を伝えることに重きを置いてる感があるのですが、今回の2曲はくしくも「歌詞を聴かせる」という点で共通しているように受け取りましたね。

ぶっちゃけて言いますと、ボクはギターがギュンギュン唸って、いかにもロックなリフがあって、ガンガンに攻めて・・・という傾向の楽曲が好みなわけですが(^^ゞ、だからといって全部の曲がそのタイプ、というわけにはいかないと思うんですよね。

例えば、他のアーティストさんやバンドさんには、楽曲のほとんどが激しいロック、という方もいます。じゃあ、その方の楽曲が全部ツボにくるかといえば・・・実際にはそうじゃないんですよね。ハズレの楽曲も、それなりに多く出てきちゃうんです。

その時・・・つまり、曲調が好みではない楽曲があった時、「歌詞」でカバーできるかどうかって、実はけっこう大きなポイントのような気がするんですよね。

これはボクが好きなB’zや宇多田ヒカルさんにも共通して言えるんですが・・・ハズレと思える曲調でも、歌詞の内容が胸を打つものだったことで、良曲と感じることがかなり多くあるんですよね。
スキャちゃんの曲でいえば、「Pride」や「ハルカ」なんかはまさにそうです。歌詞がとてもいいので、本来ツボではないはずの曲調でも、好きな楽曲に入ってくるんですよ。
今回の「夜明けの流星群」や「Your song」も同じパターンのように思いますね。ガンガンなロックでなくても、いいな、と思えるっていう。

逆に曲の激しさは大好きなんだけど、歌詞がよくわからない、あるいは歌詞がいいと思えない、バンドさんなんかだと、ハズレ楽曲がけっこう多くなってしまうんですよね。曲調の良し悪しだけで好き嫌いを分けてしまいますから(洋楽は必然的にこうなります・・・ボクが英語わからないのでw)

というわけで、今回のシングルはもっぱら歌詞を中心に楽しんでいるわけですが、付属のDVDの方は、これまた見応えがありましたね~(ちなみに限定版のAとBを購入しました)

「旅情編」の方は、もう理屈抜きですw
メンバーの素顔をひたすら楽しめばいいっていう(*´▽`*) しかし、BIGになった今でも、この4人は変わらないですね~w いい意味で「ご近所に住む娘さん」ですw

一方、「曲作り編」の方は、打って変わってプロの顏・・・シリアスな面を見ることができました。
「旅情編」と「曲作り編」は同時期に撮影されてますが、オンオフの切り換えがさすがですね。まあ、A→Bを見たあと、もう一回Aを見てみると、なんとなくメンバーが追い詰められていってるのが滲み出てる感もありますがww

しかし楽曲を作る際の過程なんて、(一部とはいえ)なかなか見る機会はないでしょうから、貴重な映像でしたね~、これは。

「気になったことは言わねば気が済まない主義」のRINAが、疑問に思ったことをどんどん提示していくのは予想通りでしたが・・・思った以上にMAMIが、曲作りの中心になっている感じでしたね。いわゆるバンマスというやつでしょうか。
MAMIとRINA、このふたりが主になって曲作りを進めていく・・・で、TOMOMIは自らメインにならないものの、少しでも捻りを加えて、聴くひとをハッとさせるような仕掛けを作りたがっているのが印象的でした。人々を楽しませることが大好きな、パフォーマーのTOMOMIらしい発想ですね。
リーダーのHARUNAはほとんど口を挟まず・・・というのも、予想していた通りでしたねw
とはいえ、最終的にはHARUNAがTOMOMIに歌詞を一任することを決め、そこから一気に完成に向かっているのは興味深いところです。基本的には周りにまかせ、行き詰ったときに決断を示す・・・これって、リーダー像のひとつの理想形ですから。

MAMIが中心となり、RINAがハードルを高め、TOMOMIが変化を求めて、最後はHARUNAが締める。
曲作りのなかでも、4人がそれぞれの役割を果たしていることがよくわかります。ホントに、なんという運命共同体ぶり(*´▽`*)

貴重な映像が見れただけでなく、結果的に「Your song」への愛着も増したので、こういう企画も面白いですね。