金沢ミステリ倶楽部

金沢ミステリ倶楽部の公式ブログ。

参加・見学してみたい方はメッセージを送ってね。

第39回例会『緑のカプセルの謎』読書会

2024年06月21日 19時30分18秒 | 例会
金沢ミステリ倶楽部の例会を振り返ります。

第39回例会は2011年10月15日、参加者は9名で『緑のカプセルの謎』(ディクスン・カー)を読みました。
「時代を感じることはなく、よくまとまっている」
「謎が提示されて、それを解いていく形になっている」
本作は、カーの代名詞でもある「密室殺人」ではなく、どちらかといえば地味な仕上がりの「心理トリック」もの。
「カーは、いろいろな知識を埋め込んでいくので、長編は長い感じを受ける。だから短編の方が好きだな~。」
「この本にも出てくるけれど、途中で知識の披露(密室の講義だったり、ここでは毒殺の講義だったり)があるので、カーという人は知識が深いんだね。」
「クイーンは、謎ときに集中していくけれど、カーは、もっと読み物的な文章も加えてるよね。」
「作中の人物では、ハウスキーパー的な存在の人たちに対しては、やけにあっさりとしか触れていない。もう少し描写があってもいいんじゃないの」

◆近況報告
読んだ本「六波羅一輝シリーズ」(鯨統一郎)『よろずのことに気をつけよ』(川瀬七緒)『完盗オンサイト』(玖村まゆみ)『8の殺人』(我孫子武丸)『緋文字』(エラリー・クイーン)『撓田村事件』(小川勝巳)『おまえさん』(宮部みゆき)『螺鈿迷宮』(海棠尊)『禿鷹2』(真山仁)『モーツアルトの子守歌』(鮎川哲也)『迷路荘の惨劇』(横溝正史)「夜明けの街で」(東野圭吾)『女には向かない職業』(P・D・ジェイムズ)『マスカレードホテル』(東野圭吾)
映画「日本の一番長い日」「戦争と人間」「飢餓海峡」「モテキ」「処刑人2」「レベッカ」
ドラマ「家政婦のミタ」「下町ロケット」「ケイゾク」「CSINY」「二枚のドガの絵」「24ファイナルシーズン」「蜜の味」