金沢ミステリ倶楽部

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第24回例会CD「悪魔人形」を聞く

2024年06月07日 19時32分44秒 | 例会
金沢ミステリ倶楽部の例会を振り返ります。

第24回例会は2010年7月15日に9名の参加者で開催し、CDドラマ『悪魔人形』を聞きました。
このCDは戸川安宣氏からお借りし、速水奨、山口勝平、千葉繁、こおろぎさとみ、冬馬由美、冨永みーな、納谷悟朗等豪華声優陣によるものでした。
71分もあって長かったですが、皆さん聴き入っていました。
・いろんなことがほとんど放置されている。乱歩らしい。
・『悪魔人形』の別バージョンを聞いたことがある。もっとアダルティだった。二十面相がもっと紳士的だと思っていたのに。
・二十面相は後半、雑になる。変装もカニの宇宙人だったり、空飛ぶ宇宙人だったり、何をしたいのか分からない時がある。泥棒をしたいのか、少年探偵団をいじめたいのかわからない。『悪魔人形』は乱歩らしい作品。ミステリアスで大人が読んでも面白い。
・小学校の時ポプラ社の少年探偵団を読んだ。昭和50年代のラジオドラマで唐十郎とかが出ていたが、良かった。悪魔人形は人を人形にするが、黒蜥蜴では人を剥製にしている。
・結論がよくわからなかった。結局人形にされた人たちは仮死状態にされたの、とか。
・子どもの頃にポプラ社の少年探偵団を借りるが、表紙が怖くて読まなかった。語り手の声が良かった。
・小学生の時ほとんど読んだ。今聞くと小林少年が殺されるはずないと思ってハラハラはしなかったが、雰囲気は楽しめた。大人向けの乱歩作品とはかけ離れている。
・声が「今ウソップになった」とか気になった。昔の犯罪は殺伐としていない。コスプレを楽しんでいるようだ。明智先生が虎にまでなって。
・江戸川乱歩という名前がおかしくて、読まなかった。聞いていて面白かった。豪華声優陣だった。
・学生時代に講談社の全集読んで好きになった。子ども向けでも自分の好きなものが出る。「さわる」とか「ムッチリした女性」とか。暗闇で迫るのは『孤島の鬼』だな、とか。きらびやかだけどチープだ。
・乱歩知らなかった。明智の声が、『名探偵コナン』の明智警部では。私も人形になりたいと思った。老後の心配をしなくてもよいから。
・小林少年が女装するというと明智探偵が喜々としてすすめるのがちょっと危ない関係かと思った。
各自の一言感想の後も「小林少年は観音様にもなっている」「少年探偵団は誰でもなれるのか」「ポケット小僧というのがいて必ず車のトランクに隠れろと言われる」など少年探偵団シリーズの話で盛り上がりました。

◆近況報告
読んだ本は『リッターあたりの』『フリッカー式』『悪意』『どちらかが彼女を殺した』『告白』「モルグ街」「写本室の迷宮」『密室のレクイエム』『神の子どもたちはみな踊る』「芋虫」『映アムリタ』『カッコーの卵は誰のもの』『月の恋人』『ユージニア』『花まんま』『おさかな棺』『キマイラの新しい城』『しあわせの書』『関ヶ原』『明日の空』『バイバイブラックバード』『1Q84 BOOK3』『夜行観覧車』『狐火の家』『桜庭一樹の読書日記』『すべての終わりの始まり』『道具屋殺人事件』『蝦蟇倉市事件2』『海を失った男』『8の殺人』『カッコーの卵は誰のもの』『ピリオド』『貴族探偵』
観た映画は「アフタースクール」「告白」「四匹の蠅」「幻影師アイゼンハイム」「奇術師フーディニ」「ターミネーター4」「アフタースクール」「ガス人間第一号」
観たドラマは「陰獣」「新参者」「臨場」「科捜研の女」「うぬぼれ刑事」「ハンチョウ」「ジョーカー」「天使の分け前」
ゲームは「ゴーストトリック」