金沢ミステリ倶楽部

金沢ミステリ倶楽部の公式ブログ。

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2016本格ミステリベスト10とKMC

2016年01月10日 00時23分00秒 | おすすめミステリ
『2016本格ミステリベスト10』とKMCのベストを比較してみました。

1 『その可能性はすでに考えた』井上真偽→5位

2 『ミステリー・アリーナ』深水黎一郎→1位

3 『星読島に星は流れた』久住四季→10位

4 『片桐大三郎とXYZの悲劇』倉知淳→2位

5 『東京結合人間』白井智之→8位

他に『王とサーカス』→3位
『救済のゲーム』→なし
『サナキの森』→なし
『太宰治の辞書』→なし
『わが心の底の光』→なし

1 『そして医師も死す』D・M・ディヴァイン→1位

2 『あなたは誰』ヘレン・マクロイ→2位

3 『薔薇の輪』クリスチアナ・ブランド→3位

4 『街への鍵』ルース・レンデル→なし

5 『ザ・リッパー』 シェリー・ディクスン・カー→なし

という結果でした。

謎子さんのおすすめミステリ

2016年01月09日 00時21分00秒 | おすすめミステリ
北陸中日新聞1月8日の朝刊14面に「絆深まる謎解き喫茶」ということで
謎屋珈琲店のことが見開きの3分の2に載っています。
そこで謎子さんが若者へのおすすめミステリを紹介しているので、
ご本人の許可を得て再録します。

1冊目は西尾維新さんの『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』
孤島に天才が集められ、殺人事件が起きる。
推理も面白いが、一押しは女性の登場人物たち。
「みんな男性にこびず、臆さず、かっこいい。
女の子はぜひ読んでみて」


2冊目は米澤穂信さんの『さよなら妖精』
音信不通になった異国の少女の居場所を探すというミステリーで、
主人公と一緒に推理しながら読めば、
「主人公の頑張りを感じ、謎解きへの情熱や面白さが分かる」


最後の1冊は梓崎優さんの『叫びと祈り』
入社3年目の雑誌の記者が世界各地で不思議な事件に出会う短編集で、
「自分とは違う習慣や価値観に基づく行動に驚かされる」


魅力は三者三様だが、デビューは全員20代。
謎子さんは「この本でミステリー好きになった人が作家になり、
いつか本を読ませてくれるとうれしいわね」と期待した。
(担当福岡範行)

2016本格ミステリベスト10 海外編

2016年01月08日 00時42分00秒 | 例会
外国編はとてもクラシカルな名前が並びました。

1 『そして医師も死す』D・M・ディヴァイン
地味だけどこれぞ本格ミステリ。田舎の人間関係の描写とロジカルな謎解きのバランスがよい。


2 『あなたは誰』ヘレン・マクロイ
サスペンスあふれる本格ミステリ。伏線が回収されそこにはまさかの犯人が!


3 『薔薇の輪』クリスチアナ・ブランド
ブランド印はまちがいなし。


4 『街への鍵』ルース・レンデル
漂う不穏さがレンデル風味


5 『ザ・リッパー』 シェリー・ディクスン・カー
カーの孫が書いたタイムスリップミステリ!マクロイ、ブランド、ディヴァインと未訳が文庫で読めるというのはとても幸せです。



論創社のクラシカル・ミステリの攻勢はすごいです。


2016本格ミステリベスト10 日本編

2016年01月07日 00時35分00秒 | 例会
「2016本格ミステリベスト10」に参加しましたが、
日本編では次の作品を選びました。
メンバーから募集したものを合わせて作りました。


1 『その可能性はすでに考えた』井上真偽
『毒チョコ』の次の可能性。何故メフィスト賞でないのか!


2 『ミステリー・アリーナ』深水黎一郎
多重推理物名作史にまた新たな1ページが!


3 『星読島に星は流れた』久住四季
アイディアの勝利


4 『片桐大三郎とXYZの悲劇』倉知淳
まだまだ古豪健在と思い知らされた!


5 『東京結合人間』白井智之
個性の際だったキャラクターと結合人間の設定は、本格ミステリ界のタランティーノ。解決はクイーンばりのロジック。
2015年最大の問題作!


他に『王とサーカス』
『救済のゲーム』
『サナキの森』
『太宰治の辞書』
『わが心の底の光』も入れたかったです。


意外ととんがったセレクトになったと思います。

12月例会で

2016年01月06日 00時19分00秒 | 例会
12月例会の近況報告で話に出たタイトルを並べてみました。

『人魚の眠る家』(東野圭吾)、『鍵のかかった男』(有栖川有栖)、若竹七海の『さよならの手口』
ピエール ルメートルの『天国でまた会おう』、ルース・レンデルの『街への鍵』、『永い言い訳』(西川美和)
『人魚の眠る家』、誉田哲也の『ドルチェ』、吉本ばななの『キッチン』、ドラマは「相棒」「偽装の夫婦」
米澤穂信の『さよなら妖精』、『さよなら、シリアルキラー』(バリー・ライガ)
貫井徳郎の『ミハスの落日』、『鍵のかかった男』、ドラマ「メンタリスト」、アニメ「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」
ドラマ「刑事フォィル」、『鍵のかかった男』、『真夜中の北京』(ポール・フレンチ)、久生十蘭の『金狼』『顎十郎捕物帳』『ハムレット』『ファントマ』
ドラマ「だまされたコロンボ」、『2016本格ミステリベスト10』
『片桐大三郎とXYZの悲劇』(倉知淳)、『東京23話』(山内マリコ)、『金沢金魚館』(みゆ)、ドラマ「掟上今日子の備忘録」
『ある少女にまつわる殺人の告白』(佐藤青南)、ドラマ「ぼんくら」、「トミーとタベンス」
上橋菜穂子の『鹿の王』、『禁忌』(フェルディナント・フォン・シーラッハ)、『キャットフード』(森川智喜)、「スターウォーズ フォースの覚醒」、「007スペクター」、朗読劇『LOVELETTERS』(A.R.ガーニー)
『王とサーカス』、『戦場のコック』、『死と砂時計』、『夏の沈黙』
ドラマ「相棒」と「トミーとタベンス」、『さよならの手口』、久生十蘭の「ハムレット」『顎十郎捕物帳』、『バイバイエンジェル』(笠井潔)『ロートレック荘事件』(筒井康隆)『サマーアポカリプス』、『薔薇の女』、『哲学者の密室』
『46番目の密室』(有栖川有栖)、『十角館の殺人』、『フィデルマの叡智』(ピーター・トレメイン)、『ラッシュライフ』(伊坂幸太郎)、『すべてがFになる』(森博嗣)

ちなみに『2016本格ミステリベスト10』に金沢ミステリ倶楽部は初めて参加させていただきました。