金沢ミステリ倶楽部

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ふ部員の編んだアンソロジー⑫

2022年11月27日 22時56分58秒 | おすすめミステリ
一応、密室 (L O ○ K E 〇  〇 O O ○ ) です。
「妖魔の森の家」        デイクスン・カー
「吸血の家(短編版)」     二階堂黎人
「二銭銅貨」          江戸川乱歩
「白い密室」          鮎川哲也
「妖婦の宿」          高木彬光  又は 「シャイロックの密室」有栖川有栖
「闖入者」           大阪圭吉
「孤独な容疑者」        大山誠一郎
「密室の行者」         ロナルド・ノックス 又は 「重ねて二つ」法月綸太郎
「ジェレミー・クリケット事件」 クリスチアナ・ブランド
「この世の外から」       クレイトン・ロースン  
 「又は」のところは、選びきれず両方載せました。ご容赦下さい。
【コメント】国内外の古典から現代の作品から選びました。どれも本格好きの方なら一度は読まれたり、読んでないけど題名くらいは聞いたことがあるというものです。
順番はどれも珠玉の一品なので着けません。この中で読んでいない作品がありましたら是非ともお手にとって頂ければと思います。この作品10作(実は12作品)のうち密室ミステリでないものがあります。その作品のトリックまたは、扱っているテーマを当てて、そのトリック、テーマの頭文字で上の○を埋めて完成させて下さい。

部員の編んだアンソロジー⑪

2022年11月25日 20時30分11秒 | おすすめミステリ
テーマ「カタカナの13」
「 バナナフィッシュにうってつけの日」J・D・サリンジャー
「動機」エラリー・クイーン
「孤独の円盤」シオドア・スタージョン
「偶然の審判」アントニイ・バークリー
「ケルベロス第五の首」ジーン・ウルフ
「釘と鎮魂曲」C・デイリー・キング
「宿無しの磔刑」ウィリアム・バトラー・イエーツ
「八岐の園」ホルヘ・ルイス・ボルヘス
「決断の時」スタンリー・エリン
「世界の中心で愛を叫んだけもの」ハーラン・エリスン
「ベナレスへの道」T・Sストリブリング
「サンセット」ドン・ウィンズロウ
「風のない場所」ヘレン・マクロイ
【コメント】様々な物語に触れ、人として生まれた喜びをこれでもかと味わわせ、救いと希望を与えてくれたのは、長いものばかりではありません! 中短編だからこそ、邂逅を繰り返してきたことで、より日々の営みを鮮やかなものへと彩ってくれたのだと思います! 田舎に生まれ、海外への憧れが強かったためか、カタカナとローマ字で表記される作家名や登場人物を目にしただけで、手に取りたい焦燥と渇望、そして古本屋街で絶版探求本を手にした瞬間の興奮と多幸感! 今でも物語を読み続けて得られる充足感! それらはカタカナ表記の登場人物たちによってもたらされた13の福音! どうぞご賞味あれ!

部員の編んだアンソロジー⑩

2022年11月23日 07時01分24秒 | おすすめミステリ
テーマ 足跡のない犯罪
「テレーズとジェルメーヌ」モーリス・ルブラン
「有蓋橋の謎」エドワード・D・ホック
「寒の夜晴れ」大阪圭吉
「G線上の鼬」泡坂妻夫
「佳也子の屋根に雪降りつむ」大山誠一郎
「楢の木荘の惨劇」加賀美雅之
「ノスタルジア」麻耶雄嵩
「美羽の足跡」柄刀一
「蝶々がはばたく」有栖川有栖
【コメント】電子ロック、生体認証、監視カメラ……施錠による密室、そして監視による密室はテクノロジーの発展とともに変化し続ける。しかし足跡の密室は、時代の影響を受けることがない。雨や雪や土によって作られる人類最古にして永遠不変のこの密室に、新しいトリックが生まれる余地はあるのだろうか。タイトだからこそ、このテーマは作家の本質を浮き彫りにする。この謎を世に生んだ嚆矢作「テレーズとジェルメーヌ」、「有蓋橋の謎」「寒の夜晴れ」における詩的な謎の提示、「G線上の鼬」「佳也子の屋根に雪降りつむ」で炸裂するトリッキーな解決、「楢の木荘の惨劇」における古典の見事な再解釈、問題作「ノスタルジア」の黒き笑い、そして「美羽の足跡」と「蝶々がはばたく」の美しい解決を、とくとご覧あれ。


部員の編んだアンソロジー⑨

2022年11月21日 20時20分50秒 | おすすめミステリ
テーマ「あなたの隣で」
「エミリーへの薔薇」ウィリアム・フォークナー
「黄色い壁紙」シャーロット・パーキンズ・ギルマン
「シルビアはだれ?」シンシア・アスキス
「花よりもはかなく」ロバート・エイクマン
「胸の火は消えず」メイ・シンクレア
「ポートベロー通り」ミューリエル・スパーク
【コメント】純粋に恐怖や不安、情念といったものを味わってもらいたく、海外小説ばかりのアンソロジーになりました。幽霊も怪異も(一話を除いて)殆ど登場しない恐怖小説をあなたに。あなたの隣にひっそりとそれらはいます。

部員が編んだアンソロジー⑧

2022年11月19日 20時25分46秒 | 例会
タイトル:ミステリーっぽいけどミステリーじゃない、実はちょっとミステリーアンソロ
「男鹿」田村泰次郎
「木馬は廻る」江戸川乱歩
「失脚」デュレンマット
「聾唖者」スティーヴンキング
「サリンジャーと朝鮮人」程婧波
「孤独な神様」アガサクリスティ
【コメント】ミステリーに分類するのは変。だけど謎があってすごくミステリーっぽい!刑事が出てきて鹿を追い、事件が起こりそうで起こらず、大臣の暗殺疑惑に殺人の告白...文学やエンタメ界にも、意外と日常の謎ミステリはあったりする、けどジャンルはミステリーじゃないよアンソロジー。