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金沢ミステリ倶楽部

金沢ミステリ倶楽部の公式ブログ。

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ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ 第60問

2025年07月02日 19時11分37秒 | クイズ
この帯はなんのミステリでしょうか?
卍の形の旧家で起こる連続殺人
期待の女流
本格作家登場!
「13番目の椅子」
最優秀長編決定!
鮎川哲也と十三の謎
第12回配本

第60問の答えは

明日。
コメントで解答を書いてみてね。


第59問

の答えは


『歳時記』(依井貴裕、東京創元社、1990)でした。
依井さんは大阪職員として働きながらミステリを書き始めました。
鮎川哲也賞の前身「鮎川哲也と十三の謎」の最終巻「十三番目の椅子」が一般公募で、その最終候補になった『記念樹』が出版され、デビューしました。
ペンネーム依井貴裕、「よりいたかひろ」は「いいきゆう」=「EQ」、
探偵役が多根井理(たねいさとし)で、エラリイ・クイーンのフレドリック・ダネイからとっています。
泡坂妻夫さんのマジックの弟子でした。
再刊の話があります。




ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ 第59問

2025年07月01日 19時25分06秒 | クイズ
この帯はなんのミステリでしょうか?
純本格推理小説の気鋭が、
読者に叩きつける大胆な挑戦状!

長篇を支える構成は極めて奇術家らし
い発想である。小説自体が空中分解を
起こしかねないほど、
奇想を優先している。泡坂妻夫


第59問の答えは

明日。
コメントで解答を書いてみてね。


第58問

の答えは


『体育館の殺人』(青崎有吾、東京創元社、2012)でした。
第22回鮎川哲也賞を受賞しました。
単行本にはありませんでしたが、
文庫には読者への挑戦状が入っています。
裏染天馬シリーズで、
『水族館の殺人』『図書館の殺人』と書かれた。
次は『映画館の殺人』の予定である。



ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ 第58問

2025年06月30日 19時56分59秒 | クイズ
この帯はなんのミステリでしょうか?
第22回鮎川哲也賞受賞作
21歳現役大学生が受賞!!
いつもの旧体育館内の舞台袖が、
密室殺人の現場に!?
部長の無実を証明するには、
学内一の天才に頼むしかないっ。
しかし、あの人校内に住んでるって
本当かしら?
クイーンの
論理展開+
学園ミステリ

第58問の答えは

明日。
コメントで解答を書いてみてね。


第57問

の答えは


『十日間の不思議』(エラリイ・クイーン、越前敏弥訳、早川書房、2021)でした。
原題は"Ten Days' Wonder "で、1948年に刊行されました。
越前さんによる新訳で、エラリイ・クイーンが作り出した
架空の町ライツヴィルが舞台の作品の3作目になります。
『災厄の町』『フォックス家の殺人』、そして 『十日間の不思議』です。
『九尾の猫』をはさんで、『ダブルダブル』がライツヴィル物になります。
青田勝さん訳の『十日間の不思議』のハヤカワミステリ文庫の解説には
ネタバレがあるので注意が必要です。


ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ 第57問

2025年06月29日 19時18分28秒 | クイズ
この帯はなんのミステリでしょうか?
『後期クイーン的問題』が
炸裂した問題作にして
マイ・ベスト・ミステリ。
私はこれで探偵観が変わりました!
ーーー麻耶雄嵩推薦
名探偵エラリイ
最大の事件にして
本格推理小説の極北、
ついに新訳。

第57問の答えは

明日。
コメントで解答を書いてみてね。


第56問

の答えは


『重力ピエロ』(伊坂幸太郎、新潮社、2003)でした。
帯の言葉は裏にも続きます。

世に面白い小説は多々ありますが、本当に「新しい」ものはそうあ
りません。奇をてらったり、変に前衛的な作品は、すぐに色あせ
てしまいます。もっとこう、根本的に今日的な、「同時代文学」
読みたいと、ずっと思っていました。そんな折り、預かった原稿
を読みながら、僕は知らず快哉を叫んでいました。
「なんだ、小説まだまだいけるじゃん!」と。
気に入った箇所を、何度も読み返していました。誰かと感想を語
り合えないことを、あれほど残念に思った夜はありません。
それが、この『重力ピエロ』です。
これは、小説の持つ面白さ・秘めたる力・無限の未来に改めて気付
かせてくれた大切な作品です。だから、敢えて「是非に!」と申し上
げます。とにかく読んでみて下さい。小説好きで良かった、と素直
に喜べる瞬間に出会えることをお約束いたします。 担当編集者

この熱い言葉は小説(作家)と編集者の幸せな出会いを感じさせ、
読者と小説の素敵な出会いを約束しています。
この帯は新潮社の担当編集者、新井久幸さんによって書かれました。
『重力ピエロ』は2009年に映画化されました。


ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ 第56問

2025年06月28日 19時01分27秒 | クイズ
この帯はなんの小説でしょうか?
地味で大人しい けどカッコイイ
「小説、まだまだ
いけるじゃん!」*
*担当者が思わず叫んだ一言→詳細は裏面☞
連続放火事件の現場に残された謎のグラフィティアート。
無意味な言葉の羅列に見える落書きは、一体何を意味するのか。
キーワードは、放火と落書きと遺伝子のルール。とある兄弟の物語。

第56問の答えは

明日。
コメントで解答を書いてみてね。


第55問

の答えは



『たぶん最後の挨拶』(東野圭吾、文藝春秋、2007)でした。
東野圭吾さんのエッセイでは金沢のことが書かれています。

当ブログ記事「再録「東野圭吾と金沢の「茶房放課後」」」から再録。

東野圭吾のデビュー作で乱歩賞受賞作の『放課後』は、金沢と深い関係があります。
『たぶん最後の御挨拶』のp30に
「小説のタイトルは『放課後』に決まっていた。旅行で金沢へ行った時、駅の近くにそういう名前の喫茶店があったのだ」と書かれています。

昭和50年代の職業別電話帳で調べて「茶房放課後」が此花町にあるということがわかり、地図を調べました。
昭和50年はゲームセンターでしたが、51年には「茶房放課後」となっています。なお60年には工事中になりますが、ここに「放課後」は移動しています。61年の地図まで同じ場所にありましたが、62年の地図になると駐車場になっています。
『放課後』は1985年、昭和60年の作品で、1984年以前に見たということは、きっと東野圭吾は「茶房放課後」を見たのだと思います。
現在この場所には、ライブワンがあります。その「さかもと」という書店に位置に昔「茶房放課後」がありました。

東野圭吾は金沢と何か因縁があるのか、加賀恭一郎は、自己紹介で『加賀100万石の加賀です』と言います。