ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

中心と外縁(その1)

2018年08月31日 10時03分04秒 | ことば
わたしたちのモノの見方や評価の仕方には何らかの尺度(モノサシ)に基づいていることが多いのに気付きます。 何かの基準をもうけてその地点から他を見る方法です。 大抵の場合はそのようにして、ものを見ることが多いと思います。 これは芸術や学問・思想そして世間の様々な分野で普通に行われている思考の方法です。 たとえば次のことがありました。 明治初期の知識人、福沢諭吉や植木枝盛などは「西洋の進んだ知識を取り . . . 本文を読む

まずは「よそ者」に一度はなってみよう。

2018年08月30日 17時34分31秒 | 独り言
人にはいろんな場面でその場の「空気」に自分はそぐわないない、と感じることがあると思います。 そんな時あなたはどうしますか? 無口になって、とにかくその時間が過ぎてしまう事を願っていますか?それとも無理をしてその場の空気に自分をあわせる行動をしますか? 仮にそんな場面に自分がいたとすれば、ぼくはとりあえず沈黙するでしょう。 そしてすごすごとその場から立ち去るかもしれません。 そんな場面では、「 . . . 本文を読む

気になっていることがあれば、すぐにでもそれを行う事だ。

2018年08月30日 14時41分05秒 | 独り言
私はいま、通信制大学の学生です。其の大学で学び始めて4学期(2年間)が過ぎました。 その大学に入学してみようと思ったきっかけをお話します。 若い時に東京の私立大学に進学をしましたが、種々の理由があり、途中で勉学を自らの意思で放棄したのです。 郷里に帰り地元企業で働き、ようやく子育ても終わり、自分の時間が持てるようになると頻繁に同じような夢を見ることが多くなった事に気付きました。それはどんな夢だっ . . . 本文を読む

領土はお金で買えるのか?

2018年08月29日 14時51分23秒 | 独り言
先日は領土をお金で買った事実に少し触れました。 きょうはそれについての補足です。 アメリカは1800年代にルイジアナとアラスカを他国から購入しました。 ルイジアナは当時はフランス領だったのです。そもそもルイジアナと言われるのは「ルイにちなんだもの」と言う意味であったそうな。言うまでもなく「ルイ」とは「ルイ14世」と言われるフランス皇帝の名であるので、それにちなんで地名を決めたものであろう。 ルイ . . . 本文を読む

「宇宙ステーション・きぼう」を見よう

2018年08月29日 05時08分13秒 | 天体観測
宇宙ステーションを画像に撮ってみたいと思い、軌道の計算をしてくれるサイトを探して見た。 そしたらJAXAで公開していた。一度だけ当地でもよく見えるとの事で肉眼で見たことがある。2年ほども前のことである。その時は観察ができるよとのテレビの報道で知ったのである。 めったにしか見られないと私たちは思いがちなのだが、実は日本近辺上空をを頻繁に通過していたのである。 次のサイトにゆけば詳しい事が分かりま . . . 本文を読む

「浅羽道明著 アナーキズム」を読んで空想したこと。

2018年08月28日 22時21分45秒 | 読書
こんな本を読んでみた。 浅羽道明著『アナーキズム』である。 この本の中で紹介されているものに、興味を惹かれるのがあった。笠井潔『国家民営化論』である。 国家運営のすべての領域で民間がそれを運営したら、と笠井は思考実験をしてみたのである。 「国家民営化論」についての詳述はここでは紙数の関係で触れないでおくが、かなり大胆な論である。しかも思考実験としても論に説得力があった。 こんな自由な思考実験が . . . 本文を読む

木村敏(キムラ ビン)氏の著作

2018年08月27日 13時48分18秒 | ことば
わが国の精神医学会での重鎮ともいえる人の著作を読んでみた。 著者の名前は木村敏と言う。書籍の名を『命のかたち、かたちの命』という。 50年ほど前に木村氏の名を眼にしたことを思い出した。 世界的な精神分析医のビンスワンガーの「精神分裂病」の訳者の一人として記憶にあったのだ。 今回、ちょっとした理由により木村氏のこの本を手にしてみた。 まだ本の全文を読み終わったわけではないのだが、この本の中でなるほ . . . 本文を読む

ブログタイトルを変更しました。

2018年08月27日 07時31分25秒 | おしらせ
私がブログを始めてから3000日以上が過ぎてきています。 ブログののタイトルは今まで一度だけ小変更したことがあります。 最近の自分の書く記事とタイトルとのミスマッチをもどかしく感じていたので、この際ブログのタイトルを全く別なものにしました。 ブログの新タイトルはつぎのものです。 『ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、時には錯覚)』としました。 「錯覚」の前に「時には」を付けたのは、次の理由で . . . 本文を読む

こんな本を読んだ(インドネシアの文学、その1)

2018年08月26日 21時12分33秒 | 読書
いま、こんな本を読み終わったところです。 著者はインドネシアの著作家、詩人、劇作家、舞台人である「レンドラ」という人です。 彼に関してはわが国では多分、知る人は少ないでしょう。私も最近、この名を知ったばかりです。 インドネシアではその名を知らない人は少ないと言われている人だそうです。 この本の著者紹介によると、生まれた年は1935年です。彼が7歳の時、日本軍がインドネシアに侵攻した。その後、太平洋 . . . 本文を読む

願人踊り(がんにんおどり)の田んぼアート

2018年08月26日 15時21分33秒 | 秋田県のくらしと歴史
表記のような田んぼアートが秋田県の中央部に位置する八郎潟町にあります。八郎潟町の絵柄はここの奇習である「願人踊り」を題材にしたものです。 どのようにして田んぼアートを作るのかの説明パネルがありました。それによると次のようなものでした。 まず初めに植えようとする田んぼの写真を撮ります。次にパソコンでその田んぼの写真に絵柄の完成画像を重ね合わせます。この時、絵柄は高所から見た時に正常な絵柄になるよう . . . 本文を読む