ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

願人踊り(がんにんおどり)の田んぼアート

2018年08月26日 15時21分33秒 | 秋田県のくらしと歴史
表記のような田んぼアートが秋田県の中央部に位置する八郎潟町にあります。八郎潟町の絵柄はここの奇習である「願人踊り」を題材にしたものです。
どのようにして田んぼアートを作るのかの説明パネルがありました。それによると次のようなものでした。

まず初めに植えようとする田んぼの写真を撮ります。次にパソコンでその田んぼの写真に絵柄の完成画像を重ね合わせます。この時、絵柄は高所から見た時に正常な絵柄になるようにあらかじめ上下左右に引き伸ばした画像を用意しておきます。
そして合成画像の各ポイントを現地の田んぼに測量により決めていきます。ここの絵柄の場合は1700ポイントあったそうです。測量に要した人数は5人の測量人が2グループで2日を要したそうです。
測量ポイントには木杭などで印をつけ、そして木杭同士をテープやひもで結び、絵柄の色の区別が分かるようにしておくとの事でした。
後はその色分けした部分に古代米などの葉の色違いの稲の苗を植えるわけです。
この苗の植え付けには近所の小中学生や大人のボランティアの方々が行ったそうです。
我々は出来上がった絵柄を見るだけですが、そこまでの行程には多くの人の協力があったのでした。

「願人踊り」の奇習についてはまた別の機会とします。


興味を持たれた方は八郎潟町のHPに特集サイトがありました。
此処です


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