ことりのあしあと

ほんのわずかなじかん、立ち止まって耳をすませて自分を見つめたい。そんなあしあとをペタペタとのこしています。

3月はおわり。4月ははじまり。

2012年04月03日 10時48分40秒 | 日記




終えていくために駆け抜けた3月。
しまりきらず、まとめきらず、やり残したことは多数。
それでも、目標に置いたゴールには転がりこむように到達しました。
本当の最終日、一年前に私を迎えてくれた中庭の桜が、蕾を開いた。

ありがとうございました。
頭を下げる。
母校は母港でした。

航海の後、難破しかかる小舟を招き入れてくれた港は、
体制を立て直し、針路を見出だし、体力を蓄える時間と資源を
注いでくれた。

感謝です。
感謝ばかり。


翌日は雨の土曜。
子どもたちとクッキーを焼いた。
クッキーを焼くのは休職していたころ、以来。
ホロリとくずれる甘くないクッキーに仕上がった。
ぷうちゃんは、飽きて途中から漫画のワンピースを読みふける。(ひらがな拾い読み)

夕方から、気心の知れた母たちとゆっくり食べて、ゆっくり飲んで、しゃべり倒す。

体力にブレーキをかけて、二次会終了の0時に離脱。
三次会は4時までだったそうです。

昨日から明日へ切り替えるための一日は、
スーツを引っ張りだし、書類をそろえたあと、
緊張と闘う気持ちをなだめるために、
光をあび、緑をあび、風に吹かれ、土を踏み、海と山を眺めた。

大丈夫。
新しい時間が楽しみだ。

そして、あらたな日々がスタートした。

一年前から、遠い遠いところまで、たどり着いた。
そしてここから、未来ははるかかなたに向かっている。

母なる港を持つ私に、
怖いものはありません。

本の価値を、
本のある空間の意義を、
そして、
本のある人生の深みと豊かさと、
無限の世界の広がりを味わいながら生きてゆけるようなスタートの場所を作れたら、本望です。

そんな野望が胸をあふれて、夢ばかり見続ける夜。

今日、辞令を受けとりました。
これでゆけ、ヨーイドン。
桜咲くなかを、走り出す4月。

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