歌は忘れないで・・

ニュース、野球、クイズ、音楽。
母が積極的に見るテレビはこれくらい。
ストーリー性のある物は多分もう無理なのだと思う。

午後、NHKの「にっぽんの歌」を見ながら、楽しそうに童謡や唱歌を口ずさんでる母。
（私はそれより、中孝介さんが『花』を歌うのを偶然見る事ができて、
すっごく得した気分でいたんだけど。）

そして少し前の「青春フォーク!! 一夜限定ライブ」という番組。
私には懐かしいフォークソングの数々。
母は興味がないだろうと思って見ていた。
でも、「このころの歌は本当に良いね～」って何度も言いながら、嬉しそうに見てる。
そして『神田川』を一緒に歌ってるのにはビックリだった。

その時代のいろんな事を忘れてしまっても、音楽はしっかり心に残ってるって事。
ちょっと嬉しかった。
母の事はもちろんだけど、私自身の先の事を考えても。
直太朗の歌が、母のようになった時にもちゃんと私の心にあるのかな、
なんて思って（笑）
こんなに心揺さぶられても、いつか忘れてしまうんじゃ悲しいもの。
音楽には特別な力があるのね。きっと。


そうそう、良子さんの『この広い野原いっぱい』もちょっと聴けた。
やっぱり心洗われるような澄んだ歌声が変わらなくて、嬉しい。

そして加川良さんの『教訓』という歌。
なんだか、今の時代へのメッセージに聴こえた。