Harmony

ちょっと呟いて孤独からの脱出?

母の感情

2017-04-08 21:09:54 | Weblog
この頃の母、やっぱりあまりお喋りもしないし、なんとなく元気がない。
介護の人が頻繁に変わって落ち着かないから、そんなことも関係あるのかな。
色々気になるけど、食欲はまああるから心配ないかな。

元気がなくても、今日も歌はちゃんと歌ってた。
「うさぎのダンス」と「ロース幼稚園の歌」で、まずちょっと元気が出て、
それから「春が来た」等、春の歌。
そして「君恋し」をまた歌って、いつものように止まらなくなり、
それから歌詞にあるその切なさを語り出す。

私またちょっと質問してみた。
「君恋し」って何度も言うから、「恋しい人いる?」って。
しばらく考えて「いるよ」と母。
「だれかなあ?」って聞くと、
「だれかな?…心の中に、いるの…」って。
それから2人で、お互いのそんな気持ちを話したり。

いろんなこと分からなくなったり、当たり前にあるはずの感情がなくなったり。
それは悲しいことだけど、
今日話したような感情はちゃんと豊かにあって、うれしいような、切ないような。
あ、でもやっぱり、うれしいかな。

心配事や不安なことばかりで、いつも気持ちはいっぱいいっぱい。
今日は前へ進めないほど風も強くて、なおさら不安が増していた。
でも、母とのこんなやり取り。
少し心が和らいで、落ち着くような。
母も、私が帰る頃にはすっかり元気になってた。


コメント
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