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「やった~」ではなく、
「よ~し」でもなく、
「よかった、よかった」、「ホッとした」。
キングスゾーンが今年、緒戦のマイル争覇を勝った。
前走が園田の兵庫ゴールドトロフィー。7着という結果だけがどうこうではなくて、内容が不満、ショックだった。
あんなに早く止まる馬ではない。
出張馬房でみた。おとなしかった。それがいいのか悪いのか。
「馬場に出たときにね、いつもと全然、違っていた。ガツンとくるところがなかった」とレース後の安部騎手。
「レースでもいつものようには進んでいかなかった」と続けた。
気合不足、あるいは気力の減退。レース単体の敗因としては納得がいくものだが、なぜそうなったか、というところに明確な回答を導き出せない。
今回はメンバーが違う、という一般論には素直になじめなかった。
パドックで停止命令。そして馬場に。ガツンと気合を見せた。安心できる材料が眼前にあったのがうれしかった。
しかし、レースはひやひやした。向正面あたりで手応えが今ひとつ。一方で逃げるレオカーディナルが「気分よく走らせることを考えていた」という岡部騎手のイメージどおりの好手応え。
3~4角で少し水があく。
「あそこは大丈夫かなと思ったよ」と安部騎手。
実際、もたもたしていた。
それでもケツに取り付いてからの動きは早かった。
「あそこで大丈夫と思ったよ(オイラ)」。
「馬体を併せに行くところは早かったね(安部騎手)」。
勝負はここで決した。
いやあ、しかし、ドキドキした。勝ってホッとした。
「こういうレースは使って欲しくないよ。プレッシャーがかかるから。強い相手に挑戦しにいく方がよっぽど気楽でいいよ」と安どの笑顔の厩務員さん。
このレースのすべてを表す言葉だと思う。
直線、最後まで懸命に追い続けた安部騎手。
「最後まで何があるかわからないから」はやはりプレッシャーの中での戦いだったのだろう。
時計、勝ちっぷりなどなど、もっとハイレベルのものを求めたくはなるのだが、今はまず結果が出たことを喜びたい。
このあとは、2月20日の梅見月杯。笠松のマルヨフェニックスを迎え討つ。
今日は競馬場で多くの時間をグリーンチャンネルでキャスターをつとめる坂田さんと過ごした。
前述の厩務員さんの「こういうレースは…」に感銘されていた。
「その言葉を聞けただけでも来たかいがありました」と。
リアルタイムの現場、空気感を大切にされる方なのだろう。
キングスゾーン、今、東海公営のナンバーワン。毎度のことながらレース後の地元の取材陣の少なさにはがっかりさせられる。
「よ~し」でもなく、
「よかった、よかった」、「ホッとした」。
キングスゾーンが今年、緒戦のマイル争覇を勝った。
前走が園田の兵庫ゴールドトロフィー。7着という結果だけがどうこうではなくて、内容が不満、ショックだった。
あんなに早く止まる馬ではない。
出張馬房でみた。おとなしかった。それがいいのか悪いのか。
「馬場に出たときにね、いつもと全然、違っていた。ガツンとくるところがなかった」とレース後の安部騎手。
「レースでもいつものようには進んでいかなかった」と続けた。
気合不足、あるいは気力の減退。レース単体の敗因としては納得がいくものだが、なぜそうなったか、というところに明確な回答を導き出せない。
今回はメンバーが違う、という一般論には素直になじめなかった。
パドックで停止命令。そして馬場に。ガツンと気合を見せた。安心できる材料が眼前にあったのがうれしかった。
しかし、レースはひやひやした。向正面あたりで手応えが今ひとつ。一方で逃げるレオカーディナルが「気分よく走らせることを考えていた」という岡部騎手のイメージどおりの好手応え。
3~4角で少し水があく。
「あそこは大丈夫かなと思ったよ」と安部騎手。
実際、もたもたしていた。
それでもケツに取り付いてからの動きは早かった。
「あそこで大丈夫と思ったよ(オイラ)」。
「馬体を併せに行くところは早かったね(安部騎手)」。
勝負はここで決した。
いやあ、しかし、ドキドキした。勝ってホッとした。
「こういうレースは使って欲しくないよ。プレッシャーがかかるから。強い相手に挑戦しにいく方がよっぽど気楽でいいよ」と安どの笑顔の厩務員さん。
このレースのすべてを表す言葉だと思う。
直線、最後まで懸命に追い続けた安部騎手。
「最後まで何があるかわからないから」はやはりプレッシャーの中での戦いだったのだろう。
時計、勝ちっぷりなどなど、もっとハイレベルのものを求めたくはなるのだが、今はまず結果が出たことを喜びたい。
このあとは、2月20日の梅見月杯。笠松のマルヨフェニックスを迎え討つ。
今日は競馬場で多くの時間をグリーンチャンネルでキャスターをつとめる坂田さんと過ごした。
前述の厩務員さんの「こういうレースは…」に感銘されていた。
「その言葉を聞けただけでも来たかいがありました」と。
リアルタイムの現場、空気感を大切にされる方なのだろう。
キングスゾーン、今、東海公営のナンバーワン。毎度のことながらレース後の地元の取材陣の少なさにはがっかりさせられる。