LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

ブガッティT57G(2)

2008年07月16日 23時57分27秒 | モデルカー製作記
スターターの1/43キットであります。なぜ(2)からスタートか、と言いますと…

もうずいぶん前の事になりますが、これ、作り始めるつもりで(1)を書いてたんですよね。あんまり昔なんで自分でも忘れてた(笑)。
スジ彫りの彫り込みと、メッシュグリルの削り込み、ボディ表面のモールドを削り落としたところで。当時は「中研ぎ吹きっぱなし仕上げ」じゃなかったので、研ぎ出しの時に邪魔になるモールドは極力削り落として別パーツ化する方針でした。

製作を中断した理由は、某民放BS局の番組の取材でした。
急遽、番組のために1/43を1台作らなくてはならなくなったんだよね。そういう要求があったという訳じゃなくて、その場のノリでこっちから言い出しちゃってね。
すごくタイトなスケジュールで製作過程を撮影しなくてはならなくなって、手のかからないキットを作る必要があったんですね。

そっちが終了した後で製作再開すればいいものを、なぜかそういう風に中断しちゃうと、モチベーションが戻って来ないんですね。
結局そのまま2年も放置しちゃいました。その間ずーっと工房のガラスケースの上で眠ってた訳です。ごめんな、ブガッティ君。

その後、塗装の仕方が変わったり、詳しい写真資料をモケトモから頂いたり(yhlee6さんサンキュー!)で、今回満を持して仕切り直し!という事になりました。

さてさて。まずは、削り落としちゃった表面のモールドを復元しました。
当時、コクピット前方上面の小さなモールド(曖昧なんだなコレがまた)の正体が掴めてなかったんですがね。
その後の調査で、ウィンドシールドを外した痕跡であると判明しました。

このクルマ、もともとはガラス2枚の大きなウィンドシールドがあるんですが、スプリントレースの時には取り外して、小さなレーシング・スクリーンだけで走るんですね。
シールドを外すと、ボディには過倒式の支柱(左右)と、後側の支え、それに倒した時にシールド中央部が乗るアタッチメントが残る訳です。
これらをコンマ3ミリのプラ板で作りました。
リアフェンダーのスパッツには、上部にヒンジがあり、下部両側に固定金具があります。これも復元。

その上で、スジ彫りは全て、BMCタガネ0.15mmで改めて彫り直しました。

他にもいくつか修正した所があります。キットのモールドの修正と言うよりは、2年前の自分がやらかした余計な工作の修正。

ま、結果的には2年放っておいて良かったのかも。明らかに間違えていた所なんかもありましたから。それについては次回。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿