LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

メルセデス・ベンツ・ゲレンデヴァーゲン×2

2012年01月21日 11時44分02秒 | キット入手
最近、1/24や1/43よりも1/35のキットを買う個数の方が多くなってるんですが…
また1/35キットを買っちゃいました。

↑ドイツレベルの1/35AFVキット、ドイツ軍小型トラック"WOLF"です。これ、数年前からずーっと欲しくて探していたんですが、輸入がごく少なかったようで店頭で見かけた事は一度もなく、通販でもやたらと高価だったりして、なかなか手に入りませんでした。現地価格だと15ユーロほどなんですが、たまーに国内で見つけるとだいたい3500円くらい送料入れたら4000円越え。そりゃちょっと納得いかないな、とね。
それで、いつも海外でのキット入手をお願いしている模型仲間のN岡さんに頼んでおいたのですが、あちらでもなかなか見つからず、ほぼ1年越しでようやく捕獲。ユーロのレートが110円の時に購入したので、1650円でした。

ハコ絵を見れば一目瞭然、これってメルセデス・ベンツのゲレンデヴァーゲンの軍用版です。という言い方は実は正確ではなく、こっちがオリジナルでゲレンデはこれから派生した民生仕様、と言うべきなんですけどね。外観もメカニズムも、ゲレンデ初期型のショートシャシーのコンバーチブルそのものなんですが、フロントスクリーンが可倒式で、ドアサッシが簡素化されているところが普通のゲレンデとは違います。あちらでは民間に払い下げられて個人所有になってる個体もけっこうあるようなので、そういう感じに作ろうかと思ってます。

2008年にリリースされたキットですから、中身は最近のAFVキットのトレンドそのもの。メカニズムが精密に再現されています。
↓外装関係。ボディがバラバラなのは35AFVではお約束ですね。ドアは側面パネルにくっついていますが、その他はほぼ実車と同じパーツ割りになってます。グリルは手裏剣付きと無しの2種類が入ってます。WOLFにはメルセデス製とスイス軍のシュタイヤ・プフ製があり、さらにフランス軍が使ってる兄弟車のプジョーP4もエンジン以外はほぼ同一ですから、色々作り分けられるというワケね。



↓シャシー関係。ラダーフレームはちゃんと別パーツになってます。エンジンはありませんが、サスペンションと4WDの駆動系はバッチリ再現。ホイールのモールドもなかなか秀逸です。まさしく「良く出来たカーモデル」と言える内容。



↓フロアパネルとインテリア。まったく愛想のないシートがいかにも軍用車ですな。ダッシュもセンターコンソールも細かく緻密にモ-ルドされてます。最近の国産1/24カープラモよりもよっぽどよく出来てるぞ。



↓クリアーパーツも透明度高く、歪みも少なく、キレイなモールドです。



↓タイヤは軟質プラ。カバーがかかるスペアの分も、ちゃんと入ってます。ちょっとテカテカしてるのが惜しい。形は良さげです。



キットの感じとしては、昨年末に購入したモノクロームの陸自パジェロにちょっと似た感じ。適度に精密で、作りやすそうな感じです。ドイツレベルは同じ1/35で軍用ウニモグも出してるんですよね。欲しいぞぉ。

さて、今回はたまたまですがゲレンデのキットをもうひとつ入手しました。イタレリの230Gです↓。これは去年再販されたもので、パリダカ仕様のパッケージになってます。それほど珍しいものではなく、国内でもよく見かけるキットです。
どーしても欲しい!と思い詰めていたわけじゃなく、そのうち買おうかなーくらいに思っていたんですが、N岡さんがヨーロッパで見つけてきて、どうすか?と言ってくれたので、引き取らせていただきました。現地価格およそ30ユーロですから、3300円ですね。国内ショップよりもちょっと安いかな、という感じ。

このキット、中身はドイツレベルと同じで、オリジナルはエッシーです。エッシーの1/24カーモデルはかなり当たり外れがありますが、これとレンジローバーはかなり良い方です。



↓ボディは実車の特徴をよく捉えていて秀逸。でもこのクルマ、似せないで作る方が難しいんじゃないかというくらい特徴がハッキリしてますからね。エンジンは無いので、フードは開きませんが、リアドアは切り取れるようになっています。でもヒンジの備えはなく、開けたきゃ自分で何とかしろ、というスタンス。こないだ出した本で外ヒンジ作っちゃったからなあ。作らないと許してもらえないだろーなー(笑)



↓シャシーはこれもラダーフレーム別体で、駆動系もちゃんと再現されてます。精密度はアオシマのレンジの2割引きってトコかな。



↓インテリアはペダルが省略されてたりして、けっこうアッサリ目。



↓パリダカ用に追加されたパーツ。窓を塞ぐパネルや追加燃料タンクなどですね。私はロードカーとして作るつもりなので、そっくり余りそうです。



↓クリアーパーツは薄くてキレイなモールドです。まあ真っ平らな板ですから。



↓イタレリ版で良かった、というのがタイヤ。ゴムの質も良さそうだし型ズレも目立たない。初期型なので細くて分厚いタイヤです。



↓カルトグラフ製の非常にキレイなデカール。ロードカーにしちゃうと、これもほとんど使わないんだよなぁ。もったいない。ドイツレベル版かエッシー版を入手してそっちをパリダカに…意味無い(笑)



クロカン4駆のキットがだんだん揃ってきて、ひとりクロカン祭が出来そうな感じになってきましたが、まあ例によってしばらく寝かせておく事になるでしょう。作らないで眺めてるのも作るのと同じくらい楽しいですからね。今作ってるキットなんか、20年以上眺めていたシロモノだし。
そう考えると、模型ってなかなか長く楽しめるモノ、なんですよね。






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