LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

マツダ・コスモAP(12)

2011年03月16日 21時11分32秒 | モデルカー製作記
5日ぶりの更新です。前回は大震災の前日だったんですね。

このたびの大震災で亡くなられた方々のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
そして、大切なご家族やご親戚・ご友人を亡くされた皆様に、お見舞い申し上げます。
被災した皆様の過酷な状況が、一刻も早く改善されることを、そして一日も早く皆様が生活を立て直す事が出来るよう、願ってやみません。

遠くにいて被災を免れた私たちに出来ることは、今はまだ、ほんの僅かです。募金とか献血とか節電とか、救援活動が効果的に進むように行政や政治のシリをひっぱたくとか、せいぜいそれくらいしかありません。
救援活動はプロフェッショナルにお任せするしかない。当面は、シロウトが乗り込んでいっても迷惑なだけです。自衛隊も在日米軍も各国から来てくれた救助隊も、凄く頑張ってくれてるようです。ありがたい。私たちは彼らをキモチであと押しすることしか出来ない。

とりあえず、緊急物資を運ぶ車両の邪魔をしないようにという思いで、私はしばらくクルマには乗らないことにします。今はガソリンも交通量の余裕も、最大限、東北地方のために使って欲しい。これを見ているクルマ好きの皆さん、どうか今は、なるべくクルマに乗らないようにして下さい。
あと、流言飛語の元になるような不用意な言動や、緊急支援の邪魔になるような行動は厳に慎みたい。食料や燃料の買いだめなんて、もってのほかです。神奈川県でも東京都でも、食料品や日用品の在庫は充分あるのです。多くの人々が無意味に買いだめさえしなければね。いちいち考えて喋ったり動いたりしたいもんです。




さてさて。
エラそうに演説ぶっこいたくせに、こんどは模型のハナシかよ?とか言われちゃいそうですが…
仕事の方もずっと休まず続けていましたが、趣味の製作の方も今日から再開しました。節電ってことで、夜間は手元の明りだけでやってます。
こんな時節に不謹慎だ!という人もいるでしょうね。別にそう思う人はそう思ってていいです。

今回の大震災で被災された方々の中にも、たくさんの模型愛好者がおられるはず。亡くなった方々は、もう二度と好きな模型を作ることは出来ない。模型趣味をこよなく愛しながら、家や職場をなくして当分模型どころではない方々もいっぱいおられましょう。手塩にかけた作品も津波に流されて失われたかもしれない。その辛さ、悔しさ、悲しさは察するにあまりあります。慰める言葉も思いつきません。
それなのに、被災を免れて元気にしてる私たちが「地震のニュースで気持ちが萎えちゃって模型作る気になれない」なんてフヤケたこと言うのは許されないと思うのです。
こういう時こそ、私は作りますよ模型を。作れる状況にあることを感謝しつつ。仕事も趣味もバンバンやります。

バンバン作ってバンバン稼いでバンバン使います。稼がなくちゃ募金だって出来やしない。落ち込んで萎えてるヒマなんか無いのだ! 買い物&レジャー自粛?そりゃ逆だよ。お財布に余裕がある人はどんどんお金を動かさなきゃダメ。そうやって、みんなでこの国の経済を回して、東北地方を復興させるための国力をヒネリ出すのだ!
被災した方々にテレビの記者が「頑張って下さい」とか言ってたけど、頑張らなくちゃいけないのは、無事で元気でいる人の方ですよ。

ってなわけでコスモAPです。プラバンやらプラ棒やら買い込んできて、インテリアに着手しました。

↓まずはシャシーに3㎜のプラ角棒で桁を3本渡して補強します。これがないと、中央部が板1枚なんで強度が足りなくて、しなっちゃうんですね。



↓その上に1.2mmプラバンでフロアを乗せます。フロアの裏にもプラ棒を接着し、左右にズレないようにしてあります。



↓いきなりシート登場。これはアオシマのダルマセリカのパーツ。コスモのシートとステッチ形状が瓜二つなので、パーツ請求して入手しました。いかにも70年代っぽいハイバック・シートです。座面の高さが足りないので、プラ棒でゲタを履かせてあります。



↓リアシートもダルマから。ゲタを履かせた上、背もたれの高さもカサ上げしてます。



↓フロアの上においてみると、こんな感じ。



↑リアシートはかなりそっくりかえり気味ですが、ボディをかぶせるとそのあたりは判らなくなっちゃうので、このままいっちゃいます。フロントシートの高さは、まだちょっと不足気味かな。
トップ画像はこの状態でボディを被せてみたところですが、天井とシートの頂部の間がだいぶ空いてます。実物はもうちょっと近い感じなんですね。あと2㎜くらい上げるとちょうどイイかな。

なんにもなかったインテリアですが、シートの位置がキマると、なんとかなりそうな気がしてきましたよ。この調子でバンバンいくゾー!




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5 コメント

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地震 (たかとと)
2011-03-17 08:12:01
こんにちは。久しぶりの更新。
拝見させていただきました。元気が出てきます。
映像で伝わってくる事でしかわかりませんが、こうして元気でいると犠牲になられた方、被災された方の気持ちなどわかる事は出来ません。正直言葉も無い程です。
だから自分が出来る事はなるべく自然にしていること。と決めております。
東京では軽いパニックが起きているようですが
食料品売り場などみると悲しくなってきます。
私も毎日少しは模型をいじっています。
そうしている事で家族も安心しているように見えている事でしょう。
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Unknown (Limahl)
2011-03-17 08:40:14
おはようございます。

自家用車や暖房器具の使用を控え、家では暗い、渋い表情は決して表に出さずにすごしております。
正直、プライベートだけでなく仕事にも集中できない毎日ですが、その中で何時もの日常を可能な限り続けよう、とのメッセージには心が奮い立つ思いです。
自分も滞った仕事を早く片付けて、趣味の時間を作りますよ。

で、ますます目が離せないコスモAP。
基本工作もいよいよ大詰めですね。
次はダッシュあたりでしょうか?
どのような驚きを見せてくれるか、楽しみです!
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大正解だと思います。 (シャオラン)
2011-03-17 19:08:56
北澤さんのスタンスが被災していない人の今の行動として大正解だと思います。
被災地以外の東日本のひとは停電・節電に協力して(西日本は電気の周波数が違うので停電・節電しても電気がまわせず協力したくともできない)、我々西日本の人を含めてガソリンの無駄遣いをせず、買い貯めせず募金に協力してそれ以外は平然といつも通りの生活をするのが被災者の方々のための最良の方法だと思います。
パチンコ好きな人ならパチンコ行って(僕は嫌いだから行かないけど)ブランド品好きならバンバン買って(僕は嫌いだから買わないけど)経済停滞させてはいけない。阪神大震災の経験者としてそれを明るく楽しく実践したいと思っています。
それが不謹慎だと言う人は被災復興を妨げる行為であると自覚すべきです。
 今、友達の愛車アルテッツァをフジミのキットを使ってシコシコ製作中です。4月には電車で2時間かけてラジコン戦車の大会に行く予定です。

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幸福論 (Blue-pu-)
2011-03-18 01:25:53
ご無事で何よりです。

私も思いました。「こんな時に模型作ってていいのか?」って。
でも、作ることが何かに役立つ、と信じたいので地震後も毎日触ってます。
健康で暮らし、自分の事ができれば…って幸福の線をかみ締めてます。

ところで、このタイミングで届きました。エアフィックスのサンニー2台。持ってるだけで幸福を感じるキットって随分ご無沙汰してた気がします。
アストンもイイ内容ですよー。
と、今書き込むことができるのも、やはり幸福の証ですね。





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前向いて行きましょう (kitazawa)
2011-03-18 17:42:33
毎日、繰り返し流される津波の映像。TVばかり見ていると、どんどん暗い気分になっちゃいますが、顔を上げて、頑張っていきましょう。
焦ったり慌てたりしていると、悪質なデマゴーグに惑わされそうになりますが、好きなものに触って心を落ち着ければ、進むべき道はちゃんと見えてくるもんです。
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