LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

シェルビーGT350R(13)

2009年03月19日 16時59分01秒 | モデルカー製作記
ボディ塗装前の下拵えは続く。今回はフロントの窓周り。

アメプラってなぜかワイパーが一体モールドなのが多いですよね。私は、アレってそんなにイヤじゃないんですよ実は。旧モノグラム金型だと、ワウパーのモールドは結構シャープに彫られていて、上手ーく塗装してやれば結構見栄えがするものもあります。周囲に軽くスミ入れするとか、モールドの根元に軽くスジ彫りを入れて立体感を強調するとかの小ワザが、意外なほど効果的なんですよ。
でも「コレってまさかこのままにはしないよねー?」的な無言のプレッシャーが、周囲からそこはかとなく漂ってきたりして(笑)。今回のキットも、ワイパーの下に空調のインテ-クがあるわけでもなく、一切言い訳がきかん。結局いつもどおり、モールドを削り落として別パーツ化と相成りました。

ワイパー付近の窓枠のモールドは、スジ2本というか、3つの段になってます。ボディパネルとサッシトリムの境目、黒いゴムシール部、そしてメッキ枠。それぞれがコンマ5ミリも無いんだな。ワイパーを削り落とした下の部分を、周囲と違和感無くつなげて復元するのはなかなか難しい。

こういう時、役立つのが彫刻刀です。と言っても、子供がゴム版画とかで使う、プラケースに入って5本1000円とかの安いのじゃダメで、ホンモノの木工彫刻用の1本3000円程度する奴が必要。高いけど一度買えば一生モンですから。
キチンと研いだ彫刻刀は、スチロール樹脂がまるで粘土みたいにスパスパ切れます。刃のカドをぴしっと直角になるように研いでおくと、フリーハンドでも軽く当てただけですーっと彫り込めて、曲がってしまう事もない。
この部分は一見スジ彫り状に見えますが、スジではなく段なので、BMCタガネよりも彫刻刀の方が向いてるわけです。この作業をやる直前に研いだので、気持ちよーく彫れました。
道具は大事ですよ、ホント。

空調インテークのスリットも、ちょっと彫り込んでおいた方が良さそうですね。このままだと塗装したら埋まっちゃいそうだ。
ファイアウォールの上の方には、エンジンフードのヒンジを通す穴も空いてますが、ヒンジの位置は実車とは全く違う「オモチャヒンジ」なので、ポリパテで埋めちゃいました。
実際のヒンジはパンタグラフ式で、フードの横側に付きます。ここも一応それらしく再現するつもり。まあパンタグラフの可動は考えていませんけどね。




最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
とうとう我慢できず・・・ (ブルー・ソネット)
2009-03-20 18:31:30
 こんばんは、ブルー・ソネットです。
 北澤さんが製作中のシェルビーGT350Rのキットを某ショップで入手しました。そして、これに懲りずに(笑)07'シェルビーGT500のキットを入手してしまったという始末(笑)。しかも本日連チャンで入手しやがりましたよ(←おバカ:笑)。
 2個とも届くのが楽しみですね~。そして届いたら北澤さんの記事をお手本に製作したいです。

我慢出来ませんでしたか… (kitazawa)
2009-03-21 10:06:50
07シェルビーGTはジェイダトイズのキットを買いましたが、その後レベルからも出ましたね。GT-HやGT500KRも追加されてます。
私は69シェルビーGT500も狙ってます。レベルのキット、あれは名作ですから。そういや68マスタング2+2も入荷してますねえ。ああまた物欲が…

コメントを投稿