LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

シェルビーGT350R(12)

2009年03月16日 21時57分33秒 | モデルカー製作記
遂にボディに取りかかりました。まずはフロント、いきなり整形手術です(笑)。

シェルビーGT350といやぁ、この顔つきですよね。ゴツくバーン!と出っ張ったアゴ。「奥様は魔女」のダーリンみたい。
正式名称は何と言うんでしょう。バンパーじゃないし、エアダムとかチンスポともちょっと違うし。キットの説明書には、事務的に「フロントパン」なんて書いてある。
これってGT350の標準装備ではなく、ストックのロードカーは普通のマスタングと同じメッキのバンパーですが、あちらではこれを付けてRモドキにしちゃう好き者が多いようです。
ハコスカのリアウィングや、ハチロクのワタナベ8スポークみたいなモンなんでしょうな。私もこれ目当てでこのキットを選んだようなモンでして。

ボディのモールドは普通のマスタングのままなので、アゴの部分はメッキバンパーの取付けを優先した形状になってます。そのせいでフロントパンとボディの合わせ目のラインが実車と違っちゃってる。
特に目立つのが側面。フロントパンの上部には、バンパー下のパネルを逃がす為の四角い切り欠きがあって、そのままだと合わせ目のラインがクランク状になります。パケ写の完成見本は堂々とそのままだけど、実物ではここは真っ直ぐなんですよ。

そこで、まずフロントパンの切り欠きをプラ板とプラリペアで埋め、それに合わせて上面の輪郭も整えました。当然、ボディ側とは全く合わなくなっちゃいますので(つーか元々全然合わない…)、こっちも削り込んで合わせましたが、そもそもフロントパン上面の輪郭自体が実物とは全然違うので、合わせ目をポリパテで埋めて平らに仕上げちゃいました。

本来あるべき合わせ目は、ライトとグリルの出っ張りの下に入り込んでいるので、明確なスジ彫りは無くても支障なさそうです。実車はこの辺りの作りがとてもアバウトで、FRPのペナペナしたフロントパンのフチを適当にボディパネルに被せて、強引に取付けてあるようです。うーむアメリカンだ。

ノーズ側面には289のエンブレム、前ホイールアーチの直後にはウマのマークとMUSTANG2+2のロゴのモールドがありますが、これらはシェルビーでは不要なので、削り落としました。
ボディにはまだ色々といじらなくてはならない箇所があります。塗装までの道のりはまだ遠いなぁ。なんとか静岡には間に合わせないと。あんまりのんびりやってる場合じゃないかも。



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2 コメント

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やはりきましたか!? (こぶら酒)
2009-03-17 18:36:38
私はまだ、Fバンパー(?)には手をつけて
おりませんでしたので詳細は存知ませんでした。
軽くあてがって雰囲気を確認した程度でした。
「何だか上下にグラグラと安定しないなぁ」と
思っていましたが、そんなカラクリがあったとは!

う~ん、ボディーの共用は当たり前でしょうから、
そんな事もあるんですね。
ブログの内容では結構な作業をなさった様に感じ
ましたが、丁寧に行えばさほど問題も無さそう。

楽しみがまたまた一つ増えたと、強がっておきます。
同じキットをプロの方の製作過程と同調して
作業できるのは参考になる点多くて幸せです。

また、更新お願いしますネ!!

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ま、よくあることです (kitazawa)
2009-03-21 10:00:50
模型って必ずしも実車通りのディティールにはなっていませんからねえ。最初にマスタングのキットを出す時には、GT350のロードカーはプランにあったんでしょうけど、Rまでは想定していなかった、という事なんでしょう。こういうので「このキット間違ってる!」って怒っちゃう人、結構少なくないみたいですけど…

そりゃあ、完璧なGT350Rのキットがもしあったら、そりゃ嬉しいですよね。でも、それを製品化するには、既存のキットのパーツ追加とは桁違いにコストがかかりますから、キットの値段は高くなっちゃうでしょうし、最悪キットをリリース出来ないかもしれないわけで。
そんな無い物ねだりよりも、今手に入るこのキットを思いっきり楽しんだ方が結構的だと、私は思うワケです。
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