サマール日記(ブログ版)

チョイさんのフィリピン・サマール島での滞在記録

レイテ島の戦跡を巡る③ オルモクのコンクリートハウス

2011年09月16日 | サマールと戦争

         (オルモク、当時の激戦の跡を生々しく残すコンクリートハウス)

 サン・イシドロから大急ぎでオルモクに向かった。コプラ(ココヤシからの油)の会社の構内に、銃撃を受けてぼろぼろになった3階建てのコンクリート造りの建物が、当時の姿のまま残っている。この建物を訪ねることが、今回のレイテ巡りの最大の目的だった。

 ここに立てこもったのは、名古屋・岐阜からの部隊を中心とする第26師団独立歩兵第12連隊の立石大隊。1944年12月10日から14日にかけて英軍との間で熾烈な戦闘が続き、建物はほとんど破壊された。

 民間の土地に建っているうえ、破損が進んでいるので、この建物もいつまで残されるかは分らない。しかし、大戦当時の状況をそのまま残す貴重な戦跡だから、なんとかいつまでも保存されるよう願っている。

 

 オルモク市の警察本部には、日本軍の対空機関砲が保存されている。


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