サマール日記(ブログ版)

チョイさんのフィリピン・サマール島での滞在記録

刺青の村

2008年03月16日 | フィリピン各地への旅


カリンガのティングラヤンの町では、ガイドに雇った男の家で夕食をご馳走になった。
 写真は彼のご両親。2人は、今、77歳。彼のお母さんも、見事な刺青をしていた。
 2人に戦争当時の話を聞かせてもらった。
 当時、日本軍が来るというので、村人たちは皆、山に逃げたという。日本軍は、谷の入口にテントをはってしばらくこの町に滞在していたらしい。村人には犠牲者はいなかったそうだが、豚などの家畜を全てとられてしまったという。



 今もお婆さんたちの多くは、刺青が残っている。結婚前に入れるという。



 男たちの刺青は、首狩をした勇者を称えるものという。
 この付近では、昔から村落間戦争がよくあり、首狩が行われていたらしい。(ボントクの博物館には、当時の首狩の写真が展示されている。)
 写真の男性はアヤットさん(88歳)。戦争当時、ゲリラとして日本軍と戦ったと胸をはった。


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