変化しないものは無い

すべては変化する～昨日と今日はみな違う

他のものと比べても同じものは何一つありません。

その一つのものも絶えず変化し一分一秒も留まってはいません。

変化して止まる事はないと言う秩序です。
　
　昨日の太陽と、今日の太陽は違う。昨日の空気と、今日の空気も違う。毎日作られ新しくなっています。

　無限界が創造するものは無限であり、太陽は、いつかは燃え尽きるという科学者がいますが太陽は有限ではないから無くなってしまうことはないのです。

　そしてその変化は、反対への繰り返しです。

その大きな秩序が、陰から陽、陽から陰へのリズムなのです。

24時間の一日でも、昼と夜の構成でまるまる反対へ変わっています。

この変化の中に人生があるわけですから、この変化の中に対応しながら逆らうことなく（適応）流されていけば、何の障害も起こらないことになるのです。

「貧乏時代は三代続かない」と言う言葉はそれを意味します。
逆に金持ちも三代は続かないことに心を引き締めましょう。
　

外敵からはいち早く避難し戦わず、内敵には決して負けないことが知恵ある生き方だと先人は教えてくれています。
　
内敵とは内なる欲望を指しています。

外敵とは自然界の現象である、地震、雷、暑さ、寒さ、湿気、雨風などのことです。


われわれの小さな生態を管理している宇宙の秩序。

小さな生き物である人間、起っては消え消えては起こるさざ波の様なものであります。

わずか100年足らずの命は、宇宙地球の歴史から見れば瞬時まばたき程の時間です。

そんな短い時間を楽しく健康で幸福な生き方が何故出来ないのでしょう。

　その答えは、絶対なる正義である宇宙の秩序法則に従順に生きていくことを知らないからなのです。

すべては変化すると言う秩序も、どのように変化するのかを知らなければ平穏には生きられないことになります。
　

陰と陽が絡み合い、離れ合いながら様々な変化を遂げます。

昨日と今日はすべてが変化しています。何一つとして止まることはありません。常に時間は進み行くからです。
　
人生に、「今」は無く、私たちは過去と未来に生きていることになります。
　
今日の喜びは明日の苦しみに変わり、反対に今の苦しみが後の幸福に変わるかも分からないのです。
　

その変化は、陰から陽へ、又陽から陰へ、の原則で動いていますから、苦しみの後に喜びが来て、喜びの後に苦しみが来ることになります。
　
このことは、苦しみが来ても落胆せず喜びが来ても安心してはならないことを教えてくれています。

この重要な変化には法則がありますので、秩序の話が終わって解説します。