人格形成・病気の原因を探る

判断力はその人の人格である。

　今の世の中は嘘で満ちあふれ、何を信じて良いか分からない時代です。しかし、人間は何かを信じなければ生きて行けない動物です。信じるものがなくなったとき、生きていけなくなり、時に人は自殺します。野生の動物にはないことです。
　

　では野生の動物は何を信じて生きているのでしょうか。学問もなければ字も読めず書くことも出来ません。テレビもなければ新聞ラジオもありません。ただただ己が住んでいる自然環境を無条件に信じ、何の疑いもなく幸福に楽しく生きています。

　それなのに人間のような苦しみもなく愉快に楽しく生きています。私たち人間も彼ら動物たちの生き方を参考にし、宇宙の秩序法則という大自然の決まりを無条件に信じ、かつ守って生きれば人生の中で判断を間違うことは無くなるはずです。

　釈迦はこれを仏法といい、宇宙そのものだとも言いました。　桜沢先生は、「無双原理・易」として解かれました。ところが宗教家は仏界とか仏法とか言いますが、これを経本に置き換え、唱えれば分かるとしています。
　
　無双原理は具体的に誰でも分かる言葉で解かれ、これが絶対的正義だと翻訳しています。

同じ宇宙を解いていても、宗教家は病気から逃れることが出来ません。玄米正食では病気は寄りつかなくなります。　大きな違いです！

　ある独身の女性がこんな質問を私にしました。
　
　「とてもすばらしいひとに出会い、その人を信じたいのですが、その人はある宗教団体に入っていて誘われはしないかと心配なのです。」

私はその女性に、「宗教と信仰心は違います。信心を団体の中でするのが宗教。自分の心の中だけで信心するのは信仰ですから、為になる話はどの宗教だろうと自分のものにして良いのでは」と申しましたら、とても安心されました。

判断力の決め手は、陰陽のすみやかな区別です。　

男か、女か、を見極めるだけのことです。これが速やかに出来るようになれば、人生は倍楽しくなって来ます。　

正しい判断が出来るようになれば、人格が変わります。人格が変われば人から尊敬されます。尊敬されるようになれば、あなたには、ゴミが付かなくなり、真の健康が体についてきます。そして貴方の目が、口が、眉毛が、肌が変わり人相が変わるのです。

判断力が人格を決める

　宇宙自然のきまりは、地球上に生きる総てのものに影響を与えています。言い換えれば、自然界の決まりによって、生あるもの総てが誕生したわけです。

宇宙の秩序法則に従って生きなければうまく生きられないのです。　人間が作った法律を超えた自然界を動かしている決まりですから優先して遵守すべきもので、いわゆる万法帰一なのです。

この大切な決まりは不動です、だから絶対的正義なのです。　この絶対的正義を物差しにすれば、どのような物事でも正しい判断が出来る訳です。その判断の基本が陰陽の見分け方といえます。

１，互いに相反するものですが補う性質もある。
　　美しいものを美しいと知ることが出来るのは、
　　みにくいものがあるからです。
　　長所がわかるのは、短所があるからです。

２，陽の中には陰があり、陰の中には陽がある。
　　不幸なときはその中に幸せの種があり、
　　幸せなときは不幸の種が潜んでいる。
　　健康なときには病気の種があり、その反対もある。

３，陰の度合いは陽の度合いによって変化し、
　　陽の度合いは陰の度合いによって変化します。
　　
この世という相対界に、絶対の価値、絶対の真実、絶対の長所なんて有りえないのです。　不完全は完全になり、曲がりはまっすぐになり、空っぽは満たされ、古いものは新しくなる。　貧しいものは豊になり、豊かなものは貧しくなるのです。この解説は宗教の説法を超えていると思います。

　　無双原理・陰陽の講義は堅くて面白くないですが分かりかけると面白くてのめりこむようになります。世の中のあらゆる現象の判断が間違わずに出来るようになるからです。
　
陰陽の見分けが出来るようになれば、最高の英知を得た者となり、一つなる道にのっとり自由であります。
しかもその自分に固執しない。それ故、病気を治すにも陰陽の原理を基本にしなければならなくなります。
　
陽は発芽の基となり、陰は育成成長の基になります。

重要なことは、相互が相互に交換でき、与えられた条件がよければそれぞれが、その反対物に変換します。
　
すべての過程には始めと終わりが有ります。
そしてすべての過程は反対物への交換の姿です。
そして万事を坦々と受け入れられ、いきづまることなくその見解ははっきりし、おのれの行為を自慢する事なく、ほめられても成功に自惚れることも有りません。

このような人格に知らず、知らずのうちに成長していく・・・・要するに、判断力の正しさが人格を作っていくのです。