銀の匙かげん

後味よい 究極ハッピーエンドをめざす
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ぼちぼちと 備忘メモとして

ブロークン・イングリッシュ  メルヴィル・プポー

2009-08-06 | 映画

監督・脚本ゾエ・カサヴェテス
パーカー・ポージー
メルヴィル・プポー
ジーナ・ローランズ

BROKEN ENGLISH Trailer Japanese


少し前までは勝ち組・負け組。最近は、アラサー・アラフォーと持ち上げられる、婚カツ女性たち。そんなすこし大人の女性達への、可愛らし過ぎない夢物語。
(男性はどう表現されてるのかなあ?これも男女格差あり?)

ホテルで働くノラ・ワイルダー(パーカー・ポージー)は、恋愛に失敗して傷つくのが怖い30代独身。恋愛相手に対しても距離をおいたり、情緒不安定になったりする。同僚のホームパーティーで、年下のフランス人、ジュリアン(メルヴィル・プポー)と出会い、すぐに惹かれあうが・・・。

2日間の出会いで、あっさり仕事を辞め、将来の約束さえない年下男を追いかけついていく、キャリアのある女性。
魅力は感じても、不安定な年上女性をすぐに好きになり、連れて行こうとする男性。唐突な展開や、空港への電車の中での偶然の再会のラストなど、いかにも作り話なのだけれど、映画だからと甘ーく許してしまう。
似たような作品が多い中でも、成功している理由は、新鮮な相性の二人のキャスティングのおかげでしょう。恵まれた環境と才能での監督、納得です。

Vネックのただの白シャツ、カンカン帽にジャケットだけで、格好良い。おっとり優しい物腰や話し方のメルヴィル・プポー。ラマンの時の気弱な男の子が、こんなに素敵になってる!と感激。米映画にこれからどんどん進出かな?元気になる発見、楽しみ。
ナチュラルで、その表情にどんどん吸い込まれてしまうパーカー・ポージー。結構壺の女優さんです。

映画の中だけでもロマンチックな幻想に浸りたい、軽ーくセンスのいい時間を・・・ぎすぎすした気持ちがリラックスする眺めの良い映画でした。

素敵に繋がってるDNA、ゾエ・カサヴェテス。次の作品も注目したくなるデビュー作。

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