銀の匙かげん

後味よい 究極ハッピーエンドをめざす
これまで観た好みの映画のことなど 
ぼちぼちと 備忘メモとして

草刈り十字軍の爪跡

2009-09-26 | 日記
空き家になっている別宅。維持管理にも労力と経費が・・・
主がいなくとも育つ、小さな中庭の草木。
コンクリートジャングルの街中、空気浄化の助けにはなってるものの、虫・鳥の住処、夏場は蚊の発生と、近所迷惑になることも。
なので、慌ただしく帰宅の折、にわか草刈り十字軍となる。
いろいろ情を出すと片付かない。乱暴にバッタバッタと刈りまくるが、真夏の慣れない作業でへろへろ。後始末も大変な昨今の行政事情など。
まあとにかく、形だけ整え帰宅した。

あれから40年ならぬ、40日

乱暴に刈った跡から、ちょっとマテとばかりに、健気な花が・・・・ 
                      かわいく咲いていた。
余裕のない大人へのお叱り? どこかから聞こえたような・・・
                      お墓に供えて、懺悔
必要ないとはいえ、まだまだ心の拠り所となっている場所、呼吸のあとが・・・
              声なき自然に諭されたのでした
         

食欲 読書 散歩    秋です

2009-09-19 | 日記
チョコレート好きには、危険な季節到来。新製品が並ぶこれからは、自分を試される怖~い時期です。CMにイベントあり・・・周りからの攻めは容赦なし。広ーい背中を子供に見せてる身、試練、試練であります。

が、が。が。しょっぱなからこれ。 まいったなあ!!
娘のバリ・香港土産 ザ・ペニンシュラ香港の高級なチョコだとか 甘~い誘いありがとうね。




娘の友人からの 焼きたて手作りパン。もちもちとした食感で、つい食べ過ぎてしまうおいしさ。
素敵な新婚生活をおくっている様子が、微笑ましく、優しい思いやりが嬉しい。お世話になっております。後を引くおいしさ、ご馳走様でした。


午後はスタバで、気になっていた、蓮池薫さんの『半島へ、ふたたび』を読破。
 
同じ日に生まれためぐみさん
早く拉致事件が解決することを心から願います


運動不足プラス食べ過ぎのため、ボンド氏と近くを散歩
 風にゆれる稲 

彼岸花が咲いていました


秋を感じた一日

コリン・ファース   嬉しい予感が・・・

2009-09-15 | 映画
最近はちょっとオヤジを売りにしていた?コリン・ファース。そんな年なんだと納得しながら 眺めておりましたが、ハッとさせられました。
英国貴公子ブームの頃を彷彿とさせる姿に・・・!!

    

第66回ヴェネチア国際映画祭で、コリンファースが優秀男優賞を受賞 という嬉しいニュース。久々のスポットライトですよ。
作品『A Single Man』自体も、トム・フォードの初監督とあって話題でしたが・・・
アン・リーが審査員長ということで、取るとしたら作品かと思ったら、コリン・ファースが受賞。「ブロークバック・マウンテン」のような展開になるかしら?
予告を観るだけでも、スタイリッシュでゾクゾクしてくる。かなりカッコいいです。コリンもダニエル・クレイグのように、セクシーに磨き上げてもらっています。
異性愛者(ウォンカーウァイとアン・リーは別として)より、やはりその世界の人がつくる作品は、緊張感と美しさが違います。配役選びにおいても。瞬間を映した美しい一枚の写真を、何枚もつなげ合わせたような映像。潜在的な思い入れの違いなのか?本人は 性愛を区別されるのが嫌なようですが、やはり作品も人も才能も 超特別です(当然ですが)。男優を光らせる角度の違い、匂い・香り、何なんでしょうこの人、トム・フォード。人種が違うって感じ?グッチってみました。

クリストファー・イシャウッドの同名小説を映画化したもので、パートナーを失った50代のゲイの大学教授の一日を描いた作品だとか。日本語の翻訳本はでていない?
原作者とトム・フォードとの極似の私生活が、この映画作りの原点にあるのかも。封切りがとても待ち遠しい作品です。近くの映画館で観れるといいのですが。

A Single Man trailer



痛いほどきみが好きなのに   イーサン・ホーク

2009-09-14 | 映画


監督・脚本・原作 
   イーサン・ホーク
音楽:ジェシー・ハリス
   マーク・ウェバー
   カタリーナ・サンディノ・モレノ、
   ローラ・リニー
   イーサン・ホーク  
   ミシェル・ウィリアムズ

原題は「THE HOTTEST STATE」、映画の内容では「痛いほどきみが好きなのに」の方がぴんとくるかな?
どうしても、甘酸っぱくてほろ苦い 失恋の方に心がいくから・・・
でも、サラに「あなたの心は、私と出会う前に壊れていたんじゃないの?」と言わせるところを見ると、父親との関係が主題なのでしょうね。「THE HOTTEST STATE」とつけられた原作名でも。
失恋の痛手から大人になる 男の子物語。イーサン・ホーク の自伝的作品。

前作「チェルシーホテル」は、観る人を選ぶ、ちょっと独りよがりな映画だった記憶が・・・。で正直、期待薄だったので、ようやくDVDでの鑑賞。スクリーンで観る(聴く)べきだったと後悔後悔。これは大好き。イーサン・ホークの持ち味・独特の理屈っぽさも、後先考えずに行動・感情を出せる『思春期もの』だと、痛いほど共感できるのです。
何たって、ナレーションのようなジェシーハリスの音楽。出だしのウィリー・ネルソンの歌声と渇いた風景、そして、本物ジェシー。OKOK「僕の心臓は黄金だ」

 リトル・ウィリーズのアルバム。
サラとオーバーラップして見えるノラジョーンズ。

 
リチャード・ジュリアンの「サンデー・モーニング・イン・サタデーズ・シューズ」
去年のブルーノートでのライブ、おおはた雄一との共演で、ギターの魅力再発見でした。
ジャケットそのままの姿で現れ、最高の雰囲気。 声・姿ともに素敵なのですよ。切り取ったチャプターのような曲、ショートフィルムのような。
「サンデー・モーニング・イン・サタデーズ・シューズ」このタイトル、特にお気に入りです。ニューヨークのとある場所を映したモノクロの一枚?物語がありそうで・・・。ジェシー・ハリスとの共演でまた来日してほしい。
体温を感じる、ジェシーつながりの、好きなアルバム二枚です。


二人の恋愛は、『お互いの求めるもの』イコール、『それぞれの個性・魅力』。それがストレートな会話で表現され、昔若者には、気恥ずかしくも懐かしく、気持ちいい。おしゃべりウィリアム(サンセット サンライズ好きには免疫あり)は愛しくて、その表情にわくわくする。母役のローラ・リニー が上手くて、「本を読みなさい」思わす笑ってしまう。チャーミングで賢い母親像、マザコンなのかな?それぞれの相手が、ジェシーだったり、ハリスだったりとか。

父親の若い時を、自分(マーク・ウェバー)より断然カッコ良くしてるところもグッド。イーサン・ホーク本人と父親との、今の良い関係がうかがえて、ほっとする。
「精一杯やってる」「雨が降ると疼く古傷のようにずっと治らない傷もある…」と愛情深い台詞。

若返らせてくれた、甘酸っぱい系恋愛物の傑作でした。



もう一度,「ビフォア・サンライズ」「ビフォア・サンセット」を観る楽しみができた。字幕を読み続ける訓練? 目の衰えがつらいなあ・・・!
それにしても、イーサン・ホークの眉間のしわの深くなったこと。他人ごとではない。字が読みにくくて、いつの間にか怖い顔している自分が・・・

痛いほど映画がすきなのに

The Hottest State Trailer





何度でも食べたい いちじく  ~う

2009-09-04 | グルメ
今が旬の 娘のストレス解消は、美味しいものを食べることと、おしゃれ。それも一種の自己啓発?
半分は母似?なので、メタボを心配しつつも誘ってくれる。
最近、料理の腕をあげてる彼女のドルチェ。無花果のコンポート
簡単・早い・旨い、上出来でしたよ。

 ミントでもあれば完璧? 上品な甘さ
 
この辺は、米の転作作物として無花果が栽培され、どうやら日本一の産地らしい。もぎたてそのまま たくさんいただくのも良いけれど、たまには気分を変え、会話を楽しみながらいただく手作りコンポート、幸せな時間でした。おいしい旬を逃さず、また食したいわ・・・
     めざせ『おいしい生活』

無花果は酵素が多いので消化を助け、日に3~4個食べると痔にもよいらしい。また酔ざましにもよく、血液をきれいにする、昔から民間医療薬としても知られていたらしい。

 お隣からいただく朝どりゴーヤ、

なんて美しいイボイボ!!!
表面積を大にして、燦々たる太陽のエネルギーを栄養にしてくれている。あなたはえらい!
ここ何年か前から、夏の定番になったゴーヤ。私には、ごつごつとした握りの感触が、涼しさを感じさせてくれ、食べても触っても眺めても 面白い好きな野菜。
今日で今年の収穫はおしまいだとか。有難い季節のおすそ分け、感謝です。




毎年 夏に長く留守にするので?枯れてしまう鉢植えのベゴニア。
今年は夏の長雨のおかげで、今でも元気に咲いてくれてます。
冬越しの地植えの苗を移植しながら、毎年育つ、我が家で生き残る貴重な花・ベゴニア。夏に耐えた頑張りがありがたい。