銀の匙かげん

後味よい 究極ハッピーエンドをめざす
これまで観た好みの映画のことなど 
ぼちぼちと 備忘メモとして

NINE  ダニエル・デイ=ルイス

2010-03-29 | 映画
近くにワーナーマイカルができた。
流行物嫌いの新し物好きボンド氏 「いかナイン?」と誘ってみた。
「NINE・・・なんだそれ?」用意していたお答え。こちらの想いを伝えてもなあ???
(あなたより長~いおつきあい・・ナンジャモンジャ )
「ミュージカル。。。 新しい映画館だから音もいいかも?」 音響にうるさいとこ突いてみたが・・・スクリーンの映りに興味を示してきた。相変わらず素直でない反応っす。
着地が定まらないお年頃かしら?
スクリーンの君は才能あふれる伊達男だ!!! 切り替え、キリカエ 

監督・製作・振付
ロブ・マーシャル
脚本 アンソニー・ミンゲラ
   マイケル・トルキン
音楽 モーリー・イェストン
原案 アーサー・コピット

ダニエル・デイ=ルイス
マリオン・コティヤール
ペネロペ・クルス
ジュディ・デンチ
ケイト・ハドソン
ニコール・キッドマン
ソフィア・ローレン
ステイシー・ファーガソン

「ドリームガールズ」以来の映画館で観るミュージカルだ。
ダニエル・デイ=ルイスとミュージカル。こんな組み合わせってあるの???っと半信半疑だったが・・・
オープニングのチネチッタ撮影所、冒頭から歌ってる。グィドグィドグィド=ルイス、さすが『なりきりルイス』やはりハズレがない役者だ。
歌・語り・台詞と、甘くて乾いた声がたっぷり聞ける、となると、気分は・・・
新しい映画館の音響はいかがかしら?

モチーフとなった「8 1/2」
背伸びしていた頃、「お子ちゃまにはわからないかもねっ」とSに軽くあしらわれた因縁の映画。確かに、マルチェロ・マストロヤンニの魅力がわかる年頃でもなく・・・。あれから○○年、ちゃんと観たことはなく、でも断片的に映像が頭にある。なぜだ??? ユーチューブもない時代、京一会館?予告?名画座で? ずーっと気になる映画だった。きちんと観てすっきりしなければ。

それぞれの役割をもって登場する女たち、羨ましいかぎり。ダニエル・デイ=ルイスだと、マストロヤンニより、女たらし度がしつこくなくて、監督の才能のほうに気持ちが傾く。
旬の女優からベテラン、イタリア映画のオマージュには欠かせないソフィアローレン。みんな生き生き楽しんでいる。映画でも現実でも才能の周りには人が寄ってくる。役者冥利につきるというものだ。愛すべきダメ男グィドちゃん。ラストのハッピーエンドもすんなり納得しちゃったよ。

それにしても、引き立たせてくれてありがとうと言いたくなる、女優たち。
ケイト・ハドソン とファーギーの歌声が、耳から離れない。くちゅくちゅとペネロペ・クルス。ピアフの時よりきれいに見えたマリオン・コティヤール。
もう「イタリアーノ」が体から抜けないのだ。活力をもらえた、久々に引きずる映画だった。また出かけよう、イタリアーノ

映画『NINE』予告編


「アクション・・・」アンソニー・ミンゲラ の最後の台詞だとしたら、なんてすばらしい人生。家に帰りさっそく、「こわれゆく世界の中で」と「ひまわり」を観た。残せるものがあるってなんて幸せなこと。

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