黄色い拍子

言うよりも詠うことにて喜びをひそか硯の奥に隠して

2007/02/23

2007-02-23 23:54:08 | 短歌
雨に逝く散り降り積もる梅の花あの人の名をあの人の名を

闇纏う春の夕方御堂筋羊羹みたく甘く潤う

舞いながら袖を湿らすしだれ梅瞬く刹那飛ぶように行く