黄色い拍子

言うよりも詠うことにて喜びをひそか硯の奥に隠して

2006/04/17

2006-04-17 19:55:40 | 短歌
笑うと白い歯が夕日に染まる君はサンセットの向こう側に

接吻すればするほどエブリデーロープライス自分を維持できず

瞼に注ぐ陽光に私は生きる意味を思い出し微笑む

瞼を閉じてシャットダウンするも日々はアヤフヤに夢へ続く

わが子のネーミングライツ握る母親の戸惑い十月十日

ヌーワールド

2006-04-16 23:18:40 | 短歌(副題付)
ハレルヤhallelujahと唱和しても晴れぬ春の長雨のモノクロ

君の名前と生き方と死に方を決めよう花吹雪の下にて

萌える樫より射す緑の光にアルミ缶翳してエメラルド

葉混じる桜花の園別れるも出会うも世に満ちている

大人の計画に振り回される例え私のためのそれであれ