三ヵ月が瞬く間に過ぎ明日からも瞬くように過ぎ去る
未だに疼く風邪の気配に身構えて息を吸う口を開いて
繰り返される失敗も霞む空気のなか曖昧に沈めます
情緒が安定していて春を楽しめるなんてきっと嘘ね
繰り返される失敗も霞む空気のなか曖昧に沈めます
情緒が安定していて春を楽しめるなんてきっと嘘ね
深紅の梅巡る深まる煮える春に咲き溢れ踊って舞って
ウグイスの鳴く音を聴かないそういう所ばかりで過ごす昨今
団地群小粋跳ね回る陽光コンクリートすら春に満ちる
静ず海に船が一艘他はなく光る魚を捕らえ積み行く
常緑の木々に芽吹く新芽に古参は威厳ありそうも不安
厄災の日々も春が安らぐ事教えてくれるのも紙一重
デマゴゴスな週刊誌が一番季節に敏感だったりする
沈黙は金咲く花も枯れてしまうような醜悪さテレビに
ウグイスの鳴く音を聴かないそういう所ばかりで過ごす昨今
団地群小粋跳ね回る陽光コンクリートすら春に満ちる
静ず海に船が一艘他はなく光る魚を捕らえ積み行く
常緑の木々に芽吹く新芽に古参は威厳ありそうも不安
厄災の日々も春が安らぐ事教えてくれるのも紙一重
デマゴゴスな週刊誌が一番季節に敏感だったりする
沈黙は金咲く花も枯れてしまうような醜悪さテレビに
花開く事を待つ喜春城お酒一口後は華だけ
春の顔に戻った瀬戸内に安らぎ感じてはまた涙する
ストーブの前でなくたってもアイスクリームが美味しく感じられる
霞みの果てに淡路の灯台照らせるならこの航路も照らして
一桁の気温がラッキーセブンに「暖かい」以外を期待する
就職祝いはガム一枚分のプレイヤー夢を聴かせて
泣き腫らした目に光のどけき春の日は少し幸せに染みる
未だか未だか木蓮白く咲いて一人恐い夜道を照らしてよ
「バッチリお葬式」という本読む人の春のメイルシュトローム
春の顔に戻った瀬戸内に安らぎ感じてはまた涙する
ストーブの前でなくたってもアイスクリームが美味しく感じられる
霞みの果てに淡路の灯台照らせるならこの航路も照らして
一桁の気温がラッキーセブンに「暖かい」以外を期待する
就職祝いはガム一枚分のプレイヤー夢を聴かせて
泣き腫らした目に光のどけき春の日は少し幸せに染みる
未だか未だか木蓮白く咲いて一人恐い夜道を照らしてよ
「バッチリお葬式」という本読む人の春のメイルシュトローム
白い吐息が懐かしいそんな季節が誇らしげもうここにいる
沢山積み重ねても粗末嵐が全て流してしまえばいい
散る花のこと忘れて桜を愛でたいつまらない明日も忘れて
闇に浮かぶ木蓮のこぼす光にさらわれて私も消えたい
沢山積み重ねても粗末嵐が全て流してしまえばいい
散る花のこと忘れて桜を愛でたいつまらない明日も忘れて
闇に浮かぶ木蓮のこぼす光にさらわれて私も消えたい
どんなにお金を積んでも本当の春は買えないしTOBできない
忘れた頃また寒い風が吹いて誰かが咳をひとつこぼすよ
ハンズで新生活の人あれど私は旧生活微睡む
忘れた頃また寒い風が吹いて誰かが咳をひとつこぼすよ
ハンズで新生活の人あれど私は旧生活微睡む
昨日の清々しさを打ち消す雨の憂欝さ白鳥はいない
眠り眠り眠りどれだけ眠っても眠り眠り眠りに眠り
金ぺいとうは口に運ぶと梅の味がした世間は桜でも
雨が上がったら甘く美しく濡れる蕾を眺めましょうよ
眠り眠り眠りどれだけ眠っても眠り眠り眠りに眠り
金ぺいとうは口に運ぶと梅の味がした世間は桜でも
雨が上がったら甘く美しく濡れる蕾を眺めましょうよ
彼の名は水仙暗闇に踊るような香りを放って黄色く
今日生まれたての風が知らぬ場所にて蕾に夜明けを告げる
早咲きの桜は寒風の中散ることも知らず我ありと言う
今日生まれたての風が知らぬ場所にて蕾に夜明けを告げる
早咲きの桜は寒風の中散ることも知らず我ありと言う