黄色い拍子

言うよりも詠うことにて喜びをひそか硯の奥に隠して

2005/11/30

2005-11-30 21:47:32 | 短歌
準備は良い?と言われても何も手に入れぬまま酉年は消える

焚き火色の空気舞い上がる落ち葉木枯らしの王国を見つける

アンブレイカブルはそうで無くて以外に脆くすぐ風に流れる

2005/11/26

2005-11-26 19:01:22 | 短歌
兵無き城の石垣めでる蔦の色恋隠せず色づき

独りでに色づく訳もなく落ちるまでその思いに心燃やす

サンザシの実食むから鳥は自由なら明日からはそれだけで暮らす

落ちる夕日が世界を影絵に作り替えて私だけ取り残す