(ここで、順序は逆ですが、8月4日ログオン記事を再度載せます)
シンポジオン
8月3日は、桐友会漕艇実練も夏休み入り前の最後とあって、相当気合が入りました。本日は、小艇密集でラダーリング相当難しい状状況でCも相当気を遣ったが、それでもSスカル・Wスカル等前方に目がない艇が突っ込んでくるので、全員悲鳴挙げた次第であった。加えて、コースの岸辺近くに藻の繁茂が凄まじく、そこへオール突っ込むと、ブレードだけでなくクラッチ近くまで藻が引っ掛かり、オールが絡めとられる感じで、音を上げた。昨年は、これ程の藻の繁殖はなかったわけで、原因は今のところ不明である。公園管理事務所も、対応に往生しおるようで、多少特殊器具で掬い取ったが、金もかかるようで、予算不足かその後は放置である。そういうわけで、万全の状況でない中の実練であったが、本日も小泉さんがCに回り、S橋爪・3大木・2富安・B藤波の編成臨んだ。本日競艇開催日で、短縮の1500Mコースとなったが、かなり厳しいノンストップのパドル練習主体の実練となった。パドル練習は、力任せの力漕本位の漕法と違い、フオワードの柔らか味を加えた、バランス・リズム重視の漕法であるが、それだけに技術不足が露呈するわけで、クルーに対する課題を少なからず突きつけられた。今回のパドル練習は、100Mのライト・パドルを繰り返えし、後半にロング・パドルを採用したが、艇速が増すにつれブレードワークの不揃いがめだった。現状の”技術不足”とは、このレベルの問題であるが、キャッチからフニッシュまでを、いかに鋭く滑らかに力強く漕ぎきるか、それを可能にする実練の技術とは何か、答えを迫られた日であった。
そう言うわけで、恒例日高屋でのビール飲みながらのシンポジオンも、滑らかなキャッチングに議論が集中した。いろいろな意見が出る中で、具体的に部分漕ぎあるいは特殊漕ぎ等の採用の提案がなされた。キャッチ漕ぎも有力な解決策となりそうだ、ブレードを柔らかく水に近づけ、ブレードを水中に浮かせ置く動作を数回繰り返した後、漕ぎ入れを10回くらい繰り返す、この時点では水平引きはやらない、こうした
キャッチ漕ぎの採用が本日の課題解決に役立つか、次回実練でテストすると意見が一致した。我が桐友会のシンポジオンも、議論に熱が入れば入るほど、生ビールが2杯目・3杯目といくわけだし、この辺りがシンポジオンの極意だろう。かって、プラトンはある日のシンポジオンを描き切ったが,当日のメンバーには言うこと無しだな、ソクラテス・アリストフアネス等々以下じゃよ、こんたなメンバーが酒飲みながら
論議した。我が桐友会のシンポジオンも、プラトンが描いたシンポジオンに到底及ばなくとも、実練しそこでの課題を理論化する、結構収穫がある。