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(新)漕ぐ、歩く、走る、我がボート人生徒然草

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学生時代の漕艇部活動を、停年退職後に再度始めた、その日々の記録

ヒラコンに見る平和と文化

2025-05-28 13:01:53 | 日記
 5月27日(火)夕刻、上野東京文化会館小ホールで平松混声合唱団(ヒラコン)第40回定期演奏会が開かれました。都立八潮高・都立三田高のOB・OGで構成する本合唱団、40回の区切り迎えたことで、心からの祝意と同時に更なる発展を願います。毎回感じることだが、ヒラコンは聴衆と演奏者側との暖かい交流や雰囲気が、ダントツなのが特色です。こうした良さが更に継続をと願うばかりです。加えて創設者平松剛一先生の理念や生き方に沿うものか、音楽自体がそういうものと思いますが、平和や文化を愛する強い意向を感じます。今回も演目に、”さとうきび畑” ”長崎の鐘”などがナレーション付きであり、サブタイトル”戦後80年を辿りながら”と記された通りで、聴衆に感銘を与えました。
 今回は, 私が担任したOB・OGも参加となり、終了後に近くのアメ横の居酒屋に繰り込み、演奏会感想や雑談したのがよかった。参加者は、舟木 健くん(中大法一橋院国際系弁護士)・新谷(現姓岡田)美樹くん(青学大外資系visa)・村井 聡くん(早大政経コマツ)で、話題は前半は演奏会関連だったが、後半はトランプ関税対策問題に話題が集まった。抱える仕事柄、トランプ関税が仕事に直撃するため、自らの立ち位置や方向性を確定しておかないと、足を掬われてしまうという危機意識もあり、なかなかの情報交換であった。画像をアップしますが、一枚目は、右から舟木さん・馬場さん・平松先生・新谷さん・小生です。居酒屋二枚目は、左から村井さん・小生・新谷さん・舟木さんです。



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桐漕会総会

2025-05-13 12:12:10 | 日記
  5月10日(土)午後に戸田コース土方ホールに於いて、桐漕会(東京教育大筑波大漕艇部OB会)の今年度総会が開かれ、諸議案審議と共に、土浦市の霞ケ浦湖畔桜川沿いに漕艇部施設を新たに設立する案件が討議されました。結論は、300坪弱の建設用地購入を優先することが、参加代議員全員の同意で決まりました。路線価で平米2万円の土地価格で、300坪弱となるとかなりの金額だが、筑波大ボート部員数は最近増加傾向にあり(今年新入部員加えると50名弱)、施設・設備拡充を迫られてもおり、今回案件は妥当として決定された。本来なら大学予算で手当てが筋だが、近年国立大学予算は極端に切り詰められいる状況で、大学としても到底余裕がなく、
OB会に頼る状況である。現在の土方ホール建設の時は、OB諸兄も現役時の余波もあり資金的にも力があり、嶋田先輩(アメリカ在住)を筆頭に相当な寄付金が集まった、今回は切り替える必要ある。今後地主との折衝とかいろいろハードルも高いが、寺下会長以下OB会員諸兄の協力が必要となりそうだ。総会参加の嶋田先輩から、私に帰国連絡のメール来ましたので、桐友会々員諸兄に紹介すると共に、私からの返信も添えます。


  大木 洋 様
 
 桐漕会の総会(5月10日)で、貴兄にお会いできて、嬉しかった。頂いた本、『日本再生の構想』を読んでいます。寺島実郎氏の興味ある視点と捉え方が面白い。「米国の衰退とその本質」、は、かなり正確に実情を捉えています。トランプ大統領の特異性と分断を指摘しているのは当たっていますネ。然し乍ら、私にとって、寺島さんの文章を理解するのは、容易のことではありません。というのは、引用文献が多く、それらに、付いてゆけない面が多々あるからです。貴兄の筑波大ボート部への復帰と支援を嬉しく思います。寺下会長も喜んでいます。昨日、筑波大の練習拠点である『桜川」に行ってきました。後輩連中が頑張っています。後藤光正という前キャプテン(現在コーチ)は、すぐれた人物です。明日、帰国します。
Keep in touch.
 嶋田

 嶋田先輩  

 桜川土地購入の件、我々も如何ほどかの支援を検討してます。先輩も長旅でお疲れと察します、豪華客船クルージングで体調崩したとか、十分にご自愛下さい。奥さんは戸田には来られなかったですが、よろしくお伝えください。たまにはアメリカ通信を、読みたいです。トラさんの関税政策、全世界が注視です、どうなるか。サウス・カロナイナはスイングステートではないと思いますが、ウッカリとトラさんに入れちゃったとの思いの人が多いのでしょうか。 今後ともよろしく、お願いします。

〒363-0026 埼玉県桶川市上日出谷1269-232   
 大木 洋   mhof@beige.ocn.ne.jp 048-786-9331           >

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ヒルトンヘッド在住先輩とメール交換

2025-04-11 14:59:50 | 日記
 米サウスカロライナ州ヒルトンヘッド在住の嶋田先輩とメール交換しました。先輩は日本で教職や大学院生活経た後渡米し、米で金属フレキ会社を起業し、成功しアメリカンドリームを実現し引退しました。現在は、米の高級保養地のサウスカロライナ州ヒルトンヘッドに居住し、悠々と引退生活楽しんでる人です。今回、トランプ関税政策の直撃で生活基盤の財務状況も多少変動ということで、いろいろ思うところもあり、こちら日本の小生と意見交換しました。そのメールやりとりを紹介します。

<4/8付、先輩からのメール文>
大木 洋 様
お元気ですか。こちら、そこそこに日々を過ごしています。 貴兄が昨年2月14日に送ってくれたメール「たかが、Make America Great Again」を再読し、その中に、いろいろ示唆に富んだ論点の存在に気づき、このメールを差し上げる事にしました。 まず、「MAGAとドルの価値回復は不可分」、という視点に私も100%同意します。 私は、アメリカで製造業(金属フレキ)を27年間も経験したので、原材料の購入と製品輸出の二つの分野で、常に、ドル交換率と関税(taliff) が悩みのタネでした。ちなみに、私が渡米した頃(1968年)の円ードル換算率は360円が1ドルでした。その後、1980年代には、円高が進み、90円台になった事を覚えています。今は、146円−150円で推移しています。 貴兄、現行の円ードル換算率(150円前後)をどのように見ていますか。 ところで、トランプ大統領という「マフィアのような政治家」は、『関税』という時代遅れの武器を使ってアメリカの衰退産業の復興を達成しようと考えていますが、これは邪道ですネ。(マフィアはアメリカのヤクザ) 過去100年の経済史を見て、高関税を武器として景気回復を果たした国(経済政策)は、ありましたか?私は、その事に関する証左を把握してません。(知っていたら、教えたください) さて、先日、トランプ大統領は、『相互関税』という言葉を使って、貿易対象国へ高関税を課す政策を打ち出しましたが、世界中の経済先進国は猛烈な反対とトランプ氏への不信を表明しています。当然です。 トランプ大統領は、場当たり的で、投機的で、部下やアドバイザーの進言をまったく聞きません。彼は、選挙で選ばれましたが独善的です。まるで、専制君主(タイラント)の如く振る舞っています。 確かに、「ドルの価値はアメリカの権威の象徴」ですが、それを、トランプ大統領は、関税を通じてドルの高揚を達成しようとしているのかもしれません。でも。それは、あまりにも露骨で覇権主義的です。 今回、大統領選で、私はトランプ氏に投票しましたが、今は、恥じています。(前回は彼に投票しなかった) すでに、今、アメリカ国内で、『反トランプ・デモ』が200ヶ所以上の都市で起こっています。これから、何が起こるかわかりません。 さて、貴兄は、「偉大なアメリカを散り戻す」とは記していますが、「取り戻す」が英語の原文です。「散り」」は冗談ですかそれとも本意ですか。 4月24日の「南国酒家」での会食でお会いしたら、また、話しましょう。 5月10日の『桐漕会総会』にも、私は出席します。
嶋田 拝

<4/8付、先輩への私のメール返信>
嶋田先輩    
遠方からのメール、感謝感激です。5/10桐漕会総会に来るそうですが、再会楽しみにしています。今回松岡さんの指名で、不肖小生も代議員を受諾し、桐漕会のために何らかの尽力しようと思っています。早速漕艇部副務法田さんから、春合宿支援で米などの送付の依頼があり、名刺代わりに北海道米10キロを戸田艇庫へ送りました。部員数も驚異的な増え方で、今後もOBに支援要請あると思いますが、なるべく協力を念じてます。  
 今回のトランプ関税政策で世界株式市場は壊滅的ですが、失われた金額は天文学的ですが、長い目長期的視点で見るしかないと思念してます。dealで判断するトラさんのこと、状況みて関税政策を大幅変更する可能性あると見る専門家も、日本ではかなりいます。いずれにしても揺るぎだしたUS経済の動向を注視しようと思ってます。私見ですが状況からは、トラさんはUS国内インフレ対策としてはドル安にしたい、他方MAGAアメリカの視点からは強いドル目指したい、トレードオフ状況と思いますが、最終的にはUS金本位制シフトを検討するのではと思ってます。金本位制(gold standard)と言っても、1971/ 8以前の35/ozとは全く異なるものとなるでしょうが、フォートノックス等のUS所有のgoldの評価替えも取りざたされてます。gold standard と言っても、いい点だけでなく、欠点も多々あるわけで一筋縄でいかないでしょうが、Brics等台頭を前に、基軸通貨ドルとその母体のアメリカの行方、いよいよ目が離せなくなってきました。今後ともご教示ください。
〒363-0026 埼玉県桶川市上日出谷1269-232>       
  大木 洋  mhof@beige.ocn.ne.jp  048-786-9331

<4/9付、先輩からのメール文>
 大木 洋 様
  電光石火の貴兄の対応を嬉しく受け止めています。加えて、ボート部への支援も嬉しいニュースです。 トランプ大統領の『相互関税』に対する反対運動(デモ)は、ますます広がっています。その背後には、この政策が、長期的にみればアメリカ国民の利益にならない、という見遠しが浸透してきたからと思われます。 多くの経済政策の専門家も、ビジネスのリーダー達も、市民グループも、こぞって『高関税』に反対しています。その理由は『高関税』がもたらす弊害が利益よりも大きい、という感覚が次第に鮮明になってきたからではないか、と思われます。 なにしろ、アメリカにはノーベル賞受賞の経済学者が数多くいて、みんな揃って『相互関税』に反論しています。また、世界的なビッグ・ビジネスのリーダーも反対しています。(ウォーレン・バッフェト、ビル・ゲイツ、ザッカーバーグ) これまで、『高関税』が消費物価の高騰を引き起こす事は漠然的に分かっていますが、関税の仕組みを客観的に見れば、「誰が利益を得て、誰が損出を被るかは、素人の私にさえ、明快になってきます。 通常、国家が高関税を課す理由は以下の二つ: 1)競争力を失った脆弱な国内産業の救済(壁を作って輸入品の浸透をブロックする)   600万円のレクサツ車(トヨタ)が一気に750万円になる。 2)国家収入を高める。   規制(ペーパー・ワーク)だけで、莫大な収入が手に入る。『濡れてに粟」 しかしながら、それはアメリカが過去60年に亘って主導してきた『自由貿易』と『経済発展』のスキームに逆行する。 ところで、私の質問、「散る戻す」と「取り戻す」はどちらですか。私見では「散り砕く」、です。 私からの訂正箇所:1ドル90円台は1980年代と記しましたが2013年頃が正解です。 桐漕会総会でお会いしましょう。
嶋田 拝

<4/9付、先輩への私の再度のメール返信>
 嶋田先輩    
 多忙の中二度のメール返信、有難うございます。先のメール便に、先輩の2つの論点が集約されていたと、思います。①現行円-ドル換算(4/9現在145円)への見方、②関税という時代遅れの武器で衰退産業復興を狙う考えへの見方、の2点だと思います。①は、為替レートは国力の反映であり、その逆ではない。1980年代の、”Japan as No.1"が謳歌の頃、日本は自動車・半導体・鉄鋼・電機等々すべて好調で、一時1ドル70円台にまでいった。現代の日本は、30年にも及ぶ不況と国力衰退で、昨24年は一時160 円までいった。我々としては、経済政策の瑕疵がこうした円安状況を惹起と、金利差もあるでしょが、思念してるわけで、途上国レベルまでの低下し衰退してる現状を打破し改革を進めることを、誰もが願ってます。そうなれば、120円くらいで安定では、見てます。②は、先輩が”過去100年の経済史で、高関税武器に景気回復を果たした国があったか”と喝破してるが、賛同です。聞きかじりの知識ですが、かっての30年代の大恐慌(the Great Depression)とスムートホーリー関税法(smoot-hawley tariff act)との関連を指摘する見方が、こちら日本では今増えてます。この法案は、関税を高めることで米産業保護を狙った法案でしたが、28年頃から法案上程の動きが始まり、同時にNYSEも不安定な動きとなり、29年の9~10月は上程の動きが更に進むと株価は更に神経質となり、ついに暗黒の木曜日を迎えたわけです。極めつけは、1930年にフーバーが法案署名したことで、貿易縮小が決定的となり、同時に国際政治緊張時代へ突入したわけです。高関税-輸出入障害-経済ブロック化は、必然的に軍国主義台頭につながったわけで、ナチ台頭などもこの路線上で見るべきす。というわけで、先輩の喝破した見方は、正しいですね。状況から、先の見通し・展望に暗雲が立ち込めるこれから、スタグフレーションが喧伝の今、人々は何か頼れるもの、現物資産としての金や銀を志向するのも、大いにありえるかもと思ってます。こうした背景から、メールで金本位制などについて縷々コメントした次第です。  「偉大なアメリカを散り戻す」はミスで、”取り戻す”と訂正します。近々日本へ帰国とのこと、楽しみにしてます、我々にも声をかけてください。
 〒363-0026 埼玉県桶川市上日出谷1269-232   
   大木 洋   mhof@beige.ocn.ne.jp 048-786-9331
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秩父路 長瀞火祭りに参加

2025-03-04 17:26:21 | 日記
 春は名のみが続く中、数日暖かい日が続いたが、3月3日(日)に秩父路・宝登山麓の長瀞火祭りに参加しました。秩父鉄道長瀞駅に降りると、駅前広場で矢行地獅子舞団の演舞がありましたが、こうした昔ながらの伝統芸能を保存し引き継ぐのは稀少と思いました。言い方かえれば、開発から取り残され、発展が遅れてきたから保存継続とも言えそうですが、よし悪しは難しい。火祭り会場に向かって、参道登っていくと、左手に旧新井家住宅がある。新井家はこの地方の名主をつとめた名家で、家が造られたのは1745年前後らしいから280年ほど前の住宅である。この地方独特の典型的な養蚕農家であるり、40センチ角の欅の大黒柱が見事で、梁や桁の用材も太く見事でガッシリ家を支えてきたことがわかる。さらに参道登り急階段を上がると宝登山神社につく。明治10年代に造られた彫り物に周囲がビッシリ飾られており、見事な神社である。これらを寄進した、当時の秩父地方住民の財というか懐具合に思い及ぶが、明治10年代といえばここらへんでは大変な時代であったわけだ。養蚕景気というか、インフレに潤った時代で、前半は農民にとっては相当な時代であった。しかし長くは続かず、明治14年の松方デフレ政策で蚕価格も急落し、多くの秩父農民は零落した。明治政府に対する反発は農民の蜂起となり、いわゆる秩父困民党一揆となったが、現代我が国の政治状況も、国による税金の収奪は五公五民超えてるといわれ、他人事でない気がした。
 更に急坂を上ると火祭り会場に着くが。 ”秩父路に春を呼ぶ” 火祭りと言われるだけあって、秩父住民にとっては寒く長い冬も、ここの火祭りでもって、ようやく春の実感となるそうだ。京都の総本山醍醐寺から派遣の練行(山伏)が取り仕切る火渡りは、一般参加者も全員が素足で渡れるが、 自律神経の働きを高める効用がありそうだ。
 
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偉大なアメリカと言うが

2025-02-14 12:52:10 | 日記
政治ブログの常連となり、こちらのブログご無沙汰だが、今回は政治ブログ本日投稿文をこちらに載せます
  
               たかが Make America Great Again 、されど
 
 トランプ政権の計算はいろいろあろうが、最大の目論見、公約、狙いは”偉大なアメリカを散り戻す”だから、これにどう向き合うか。石油や天然ガス等もいいが、やはり財政問題・ドル問題を立て直さなくては、偉大なアメリカ合衆国を取り戻したとはいえないし、選挙民も納得しない。M2の急上昇、未曾有のドル散布、天文学的な財政赤字をどうするかだ。流れはドル離れ、ドル不信任、brics諸国の自国通貨選好の状況だ。基軸通貨もつ覇権国家アメリカを、持ちこたえ、続けねばならない。トラさんも、tariffとかあちやこちゃ手出しおるが、最後はドル問題決着に追い込まれる。ドルの信用回復は、金(gold)とリンク(peg)しかない。
 1971年8月15日にRニクソンは、” Suspend temporarily the convertibility of the dollar into gold “と言って、金本位制を廃止したが、あくまでもtemporarily(一時的)という条件付きだったが、未だに続いてる。ドル信認回復のためには、何らかの形でも、金とリンクさせる方向に動くのは必然だろう。今ウオール街方面とか、金融関係で囁かれおるんは、金の再評価だ。金の公定評価額は、1972年時の45ドル/ozのままだが、これを大幅に引き上げれば、ドル紙幣も紙屑でなくなる。いかほどか、2万ドルとかの声もあるが。それは極端としても、現行2920ドル/ozを相当引き上げれば、ドルも安定か。いずれにしても、“”偉大なアメリカを散り戻す”といった以上、ドル問題はトラさんの焦眉の課題となる。関連して、2/3阿修羅<田中宇クライナ戦争の真の目的である、欧州の破綻・米覇権の終わり>に下記コメ載せたので、再掲する。
<             
                       来るか! 金ドル

 “荒野の決闘”見てたら、牛の群れの持ち主Wアープにクラントン親父が、“一頭銀貨3ドルで売ってくれ” “ヤダ!” “5ドル銀貨でどうだ” とかシーンあった。あんころの西部では、金本位制・銀本位制だったんだ。アメリカの通貨制度は、戦前はほぼ全期間通して、戦後もニクソンまでは金本位制だった。止めてたんは、一次大戦後の2年と大恐慌期の1年くらいで、戦後もニクソンまでは金本位制であった。アメリカは元来金本位制の国だったし、そんたな通貨制度で発展した国であった。それが現在は、天文学的な量のドル紙幣という紙屑を発行する国となり、国債発行による年間利払い額は、昨年にはおよそ1兆ドル(150兆5200億円)を超え、更に倍増の勢いである。利払い額だけで2日と少しで1兆円を超える勢いで、2022年度でみれば連邦予算全体の15.9%を占める勢いで、いつまでも続けられる状態でない。国家の基幹のドル紙幣の惨状を前に、再びニクソン以前に戻そう、現行通貨制度を改革しようとの動きが出るのは必然だ。”強いアメリカ”はほぼイコール強いドルであり、米覇権の時代である。ドルの行方は・・・
 櫻井氏も指摘だが、かってJFKも1963年6月にEO11110と呼ばれている大統領令を出し、連邦準備制度の枠外で銀兌換紙幣を発行するように命令したことがあった。・・・が、1963年11月22日に大統領は暗殺、この命令は取り消しで市中流通していた紙幣は回収されてしまった。強いアメリカ、Great America Again を標榜のトラさんにとって、紙屑化のドル紙幣は放置できない。強いアメリカの核心はドル問題であり、繰り返すが強いドルの復権であり、これは単に為替レート上の数字だけでない。トラさんは、ドル安であろうとドル高であろうと、基軸通貨の威厳を失なわない、相対的な強いドルを目指すのでないか。ケネディは通貨制度の改革を目指したが、トラさんも最終的にはこの問題を避けて通れない。一つの可能性として、テキサスなど一部州で起きてるドル紙幣を金とリンクさせる動き、いわば金ドルの創設だが、トラさんの対応に注目したい。
 金ドルというと奇異に思うかもしれないが、1971年のニクソンまではアメリカの平常の通貨制度だった。金ドルとドルの二頭立てもあり得るかも。歴史的にもかってドイツでは、ナチス登場前夜のハイパーインフレ下のドイツでは、マルクと金マルクが並行し使われた。前者のマルク(パピエルマルク)は過剰印刷下で全く価値失ったが、後者金マルク(1876年以来で、1マルク=純金358mgと兌換)は、通常の通貨として機能してた。1次大戦後の各国が倍賞として要求はこの金マルクの方で、要求総額が金マルクで総額1320金マルク(純金換算で47,256トンの金)であった。トラさんは、関税とかウクライナとか手だしおるが、最後はドル問題だろう。変則的であれ、金ドル時代が来るか?  >
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