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(新)漕ぐ、歩く、走る、我がボート人生徒然草

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学生時代の漕艇部活動を、停年退職後に再度始めた、その日々の記録

大谷の163キロ (漕ぎ方随想その2)

2018-06-08 11:49:53 | 日記

 

 昨7日(木)に、2週間ぶりの桐友会活動を実施した。今回クルーは、C松岡・S藤波・3橋爪・2富安・B小泉で、一般ニュースでも報じられてる、ビッシリ繁茂する藻をかいくぐっての、漕艇実練であった。上記画像は、その活動状況であるが、時速約20キロの快速ライトパドルで進む我が桐友会艇の勇姿である。今回は、この時の状況に関し、技術的側面からいくつか気付いた点を、コメントする。艇は、ブレードが水中で水を押してるときと、ブレードを水から引き抜いた時の、双方で進むが、引き抜いてる時の方が20~30センチは多く進む。すなわち、引き抜いてる時に如何に多く艇を進めるさせるかに、レースの勝敗が掛かってくる。ブレードを引き抜く時の艇速にこそ、操艇のカギがある。と言うことは、折角ビギニングからミドルまで力強くブレード引いてきたのに、フイニッシュでヤレヤレと力弱めるか、あるいは漕法を間違えては、全く勿体ない。フイニッシュでいかに艇速を落とさずブレードを抜くか、それが即ちフアイナル・ホイップ(Final whip)である。大谷の163キロも、ここまで腕や上体を200キロ近いスピードで振ってきたとしても、球をリリースする時、スナップも効かさず緩くリリースしては到底163は出ない。ゴルフでもテニスでも事情は同じである。こうした事情を、S.Fairbairn は口を酸っぱくして解説してる。
 
”One should keep the legs and back at work right through the stroke and end it with a final whip to the oar.That gives pace to the boat. Whether one is throwing a weight ,jumping a high jump,or driving a golf-ball,it is the final kick of the muscles that has the most effect.So the oarsman throws the
boat away on her journey with this fnal whip of the oar.flicks the oar round the turn,and starts the hannds away"(S.Fairbairn"Rowing Notes" 1926,P28,1979淡青会事務局復刻版)

 いかに艇速を落とさずフイニッシュするか、力強くフイニッシュするか、ここに操艇の要諦があるが、これはビギニングからミドルは多少緩くてよいと言うことではない。すなわち、キャッチからミドルまで力強く漕ぐが、その強さを全く弱めずにフイニッシュに繋げブレード抜くわけである。ここに、艇の構造上の、多少のテクニックが必要となる。テクニックと言うのは、ブレードが圧縮された水のかたまりを掴み、そのまま弱めずに、かつかたまりを崩さずに水平に引けばよいわけだが、これにキャッチとフイニッシュのブレードの上下運動が加わるから、力強い水平漕ぎを心がけても、崩れることが多いい。対策としては、キャッチでは多少ハンドルは引き揚げ気味になるが、ここからミドルにかけてはハンドルは引き下げ気味、そして今度はフイニッシュにかけては逆に多少引き上げる、手首を上に引き揚げる操作で可能となるいが、つまりいわばM字形というようなつもりで漕ぐと、丁度力強い水平漕ぎとなる。以上の視点から、当日桐友会クルーを観察するに、フアイナル・ホイップを意識的に実行してた点で、今回はよしとした。
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シンポジオン(その2)

2018-06-03 18:23:16 | 日記

昨8月ブログで、桐友会飲み会状況を<シンポジオン>と題してオンしたが、本日はその2です。埼玉大学経済学部大学院は、都内に分校(サテライト・カレジ)を持ち、広く主に社会人に門戸を開いている。分校所在地は、昨年3月までは東京駅日本橋口のサフィアビルに所在したが、昨4月からは秋葉原・万世橋向こうのヴォルトビルに移転してる。授業は夕方からのため、社会人学生の通学に利便であり、スキル・アップやレベル・アップ目指す社会人に人気がある。そのうちの伊藤修先生(現埼玉大学副学長、金融論専攻)のゼミは、現在月1回のペースで開催だが、埼玉実業研究会と称するだけあって現役の金融関係社会人に人気がある。学生は、主に金融関係省庁キャリア・日本銀行マンやメガバンク中堅社員などであるが、それぞれは抱える業務上の課題解決を目指す論文執筆をテーマとその解決目指すゼミであり、討論も白熱しなかなか迫力あるゼミとなっている。小生も、埼玉大学と筑波大学の大学院で10年近くの研鑽を積んだが、2年前からこちらの伊藤ゼミのお世話になり、月1回なので桐友会活動にも大して支障にならず、本ゼミを研究継続のバネとしている。6月2日土曜夕刻のゼミ風景の画像をアップするが、ここでの論議や討論状況は、我が国金融政策に影響与えることもあると自負しており、オーバーに言えば天下国家を論じてることにもなるか、治安の夢に耽りたる 栄華の巷低く見て とまではいかないまでも、こうした一時は貴重な一コマである。画像左端が伊藤教授で、手前カラーシャツが榎本君で、金融庁キャリアで8月からFRB勤務(在ワシントン市)が決まっている。

 

 
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