
梅の実の季節で、今年も我が家の梅老樹から約8キロの梅が収穫できた。かっては何十キロも採れたのに、9年前の2月の大雪で主枝が折れてから年々収穫が減り出した。加えて、昨年末に植木屋に依頼して強剪定したため、今年は収穫が全く期待してなかった。それでも8キロ収穫できたことは、感謝感激である。かっての多量収穫の時は、この季節は梅との格闘という表現がピッタリで、梅干し作りから始めて、梅酒・梅ジュース・梅ジャム・梅甘酢漬・梅蜂蜜エキスなどいろいろなレシピに挑戦してきた。ここ数年は収穫激減に応じ、梅肉エキス一本に絞り、日常飲用で健康増進に役立ている。下記の記事は、某全国紙の家庭料理欄に投稿した、我が家の梅料理記事である。
多くの読者が、これを参考に梅肉エキス作りに挑戦する事を願っている次第である。尚、画像は我が家の梅であるが、5百円貨からおおよその大きさが分が、豊後梅より小さめだが南高梅より少し大きい。
<我が家では何といっても梅肉エキスである。冷蔵庫保存で2~3年は優に保つから、常時座右において、最高の強壮兼整腸剤として実に重宝してる。作り方は極めてシンプルで、通常のレシピでは梅割り器で砕いてから、ミキサーにかけるとかの煩瑣な製法がよく説明されるが、我が家では率先速攻のシンプルに徹する。材料の梅5キロを鍋の水に1時間くらい浸して、よく洗う。別の鍋に材料を移して、再度ヒタヒタの水に浸して加熱する。10分くらい煮ると、梅5~6個くらいがプカプカと浮いてくるので、火を止め材料をザルに移し水気を切る。ザルに入れたままの熱々の梅を、ザルの下に再度鍋を置き、竹か木のヘラ棒で熱い梅を潰す。種だけ残るくらいまでよく潰して、下の鍋に貯まったドロドロの梅を土鍋に移して、中火で加熱始める。ここからが多少時間が掛かるが、中火で4~5時間くらいか、水分が飛び、色が次第に茶褐色から黒味を帯びてくる。ヘラで材料を縦横どちらでも一文字に切るように線を引くと、線が崩れず引ければ完成である。5キロの梅から500gくらいの梅肉エキスがとれるから、50g入る小瓶10個に移し、冷蔵庫に保存である。日に1回くらい、小指の先くらいをすくい取り食べれば、冒頭のように立派な強壮・整腸剤となる。注意点は土鍋で加熱の時、材料がブクブクし出すが、壁と言わず天井まで飛び散る勢いがあるので、必ず蓋をして加熱しないと、後々のふき取りが大変である。>
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