つれづれなるままに

今、もっとも関心のある出来事を備忘録としてつづります。2005年から。

雑木林

2011-01-04 | 教育
我が家の近くにこんな雑木林があります。
ここには,ささゆりが自生していて,
地域の皆さんが保存活動をしています。
雑木林は,生命のゆりかごです。
この写真を撮っている間も,
様々な小動物にあいました。

ササユリの保護のために,伐採が行われました。
里山と共存していた頃は,雑木林の伐採が初冬に行われているのが普通でした。
皆伐するわけではなく,薪にできそうな木を
毎年ローテーションしながら切っていくのです。
伐採後,数年もすると薪にできる木が育つので,
また木を切ります。
その切った木を森を管理する家庭や地域が薪として持ち帰ります。
そのお手伝いは子どもの仕事でした。
このようにして
人と里山の共存が図られていました。

しかし,現在は,薪を使わず,そのような活動をしないために,
人里近くの森が荒廃しています。
あるいは,針葉樹が植えられているために,
このようなローテーションができない森が多く見かけます。

今回この伐採は,単一植物の保護のために行われました。
しかし,森に見向きもしなかった地域の方が,
また,森にやってきて木を切るという行為によって,
人里の森が活気をおびました。

しかし,切った木は,そのまま朽ちるのを待っています。
それではかわいそうなので,
私がいただくことになりました。
この冬の間にできる限り運び上げたいと思っております。

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