つれづれなるままに

今、もっとも関心のある出来事を備忘録としてつづります。2005年から。

二分法(ダイコトミー)に対する心構えについて

2012-11-06 | 研究

『育つ』と『育てる』の論争。

東大 中原淳氏のブログより引用

*****引用開始***** 

「統合モデル」とよばれるモデルは、「組織側(外部)からの働きかけ」があってはじめて、社会化される人々の能動性が駆動すること」を明らかにしています。その上で「組織側からの働きかけ」と「人の能動的な学習」は交互作用(シナジーをうみだし)、学習を促進する、ということです。
 つまり、こういうことです。
「育てる努力」があってこそ、「育つ」ということになりますね。

経験からの学習パラダイムにのった実証研究では、「挑戦を発揮し、経験から学ぶこと(つまり、勝手に自分で育つこと)」を実現するには、当人がどのような職場にいるかに依存することを明らかにしています。

 すなわち、「組織側に十分な人のつながりがあり、セーフティネットがある場合、さらには挑戦したとしても、自分の存在自体がおびやかされない風土が確立している場」において、人は、「自ら育つ」のです。

 そして、「自らを育もうとする人」を目の前に、他者は「支援」を差しのばすことが明らかになっています、すなわち「自ら伸びようと思う人を、人は育てます」。
 育成機会は、常に均等に配分されているわけではありません。リソースも限られている中で、人は自らの育成資源(時間的資源)を、伸びようとする個人に配分します。というか、「自ら伸びようと思わない人」に支援を差し出すほど、暇な人はいません。

****引用終了**** 

中原氏は,最終的に,この2択の選択自体が疑問だとしている。
また,2択の問いかけ自体を疑問視することを解いている。 


D1セミナー

2010-08-01 | 研究
D1セミナーに出席しました。
アドバイザーということです。
私の時と違って,何と9名のD1がいるといこと。
だから,多様な発表があり,聞いていて楽しくなりました。
司会をしているK先生が
一人の発表ごとに,1回私にふってくるので,
D1の皆さんの発表をかなり本気モードで聞くことになりました。
どのように学校に結びつかそうとしているのか?
そんな視点を持って聞いていました。
あー楽しかった。
久しぶりにアカデミックな世界にしたることができました。

2月22日(月)に何かが起こる

2010-01-13 | 研究
来月,22日(月)に,本校,授業公開をします.
全学級公開です.
内容は,
『学び合い』か従来型指導的『学び合い』になります.

様々な障害を乗り越え,
ここにこうして書けることになりました.

当日は,全ての授業に,授業者が書き上げる
「本授業の学び合いの見所」
が,つきます.
1冊にまとめますから,読み応えがあると思います.

S大学のM先生の講演を聴くのは,
保護者,教職員と生徒です.
その後,授業会場に散っていきます.

授業後,子どもは帰しますが,
参加者で,フリートークです.
ただ,このフリートークの目標を設定しようと考えています.

メールで,申し込みください.
kiri5555☆janis.or.jp
☆を@に変えてください.

ぜひ,お越しください.
ちなみに,私も授業をします.
今年初めて受け持った3年生です.
また,授業構想をご披露しますね.

臨床教科教育学会2009セミナー

2010-01-10 | 研究
臨床教科教育学会のセミナーへ参加発表してきました.

いつもの場所で,いつもの雰囲気で発表できたこと,うれしい限りです.
本年度学会発表の最後として,
今までのデーターに付け足しをした上で,発表できました.

T先生の講演もとてもよかった.
「一番前に座りなさい,」
と、T先生に直接言われたのがよかった.
前向きな気持ちで聞けました.

信大のM先生の本を購入できました.
しかも,サインまでしていただけました.
ありがたいことです.

様々な方と話ができました.
懇親会では,スピーチも突然任され,それもビックリでしたが,
暖かな雰囲気の中で行えたので,
気持ちよかった.

2次会は,田の町の中へ,
M小学校長とあるきながら,
いつの間にか12時を回り・・・・・

上越に足を向けて
今年で11年,
教科教育学会セミナーも8回
その前に理科教育セミナーは2回
1年に1度,上越に集う仲間がいるというのが
うれしいところです.

関係する皆様,
ありがとうございました.

体験学習 保育園実習より1

2009-08-09 | 研究
(以下は,私への覚え書きです。)
(N先生,こんなところにこんな題材が転がっていました)

保育園実習を夏休みの時間豊富な状態を利用して行っている。
本校,1年生は全員が3日間実習を行う。
もちろん家庭科の授業では,2年生が行うが目的が違う。

さて,実のところ本年で3年目なのだ。
初年度も1年生を担当していたので,
関わったが,
何をしていいのか,考える余裕がなかったので,
プログラムができていなかった。
一つの原因が,宿泊行事を平行してこの体験の学習を行っていたことで,
とても忙しかった。
一昨年は,私は宿泊行事を担当していたので,
余計にこの実習は手抜かりであった。
そこで,昨年は,宿泊行事を早めて平行して行事準備を行わないように変えた。
が,私は関わっていないので,プログラムは不明であった。

今年は,そのプログラムに参加できる環境となった。
全体での指導,学級での指導を経て
実習先が決まると
実習ごとの指導になった。

私が担当する保育園には,25名ほどの子どもが集まった。
この子らが3期に別れ1期3日間実習を行う。
実習ごとの指導プログラムは,担当者に任された。
目標は
「手遊びや絵本の読み聞かせを行う」
というもの。
ほとんどの担当者が,担当者が中心となり
2時間の内1時間を手遊び,1時間を読み聞かせに割り振っていた。
が,私は,子どもらに
『グループごとに読み聞かせ班と手遊び班になり,
次の時間に一班が先生役で,その他は保育園児になる模擬実習を行う。」
と,宣言。
1時間彼らに任せ,次の時間に発表会となった。