つれづれなるままに

今、もっとも関心のある出来事を備忘録としてつづります。2005年から。

力のはたらき(1年第1時)

2009-10-24 | 理科教育
M先生のブログに「力のはたらき」がのっていました。
私も先週ここをやりました,私の目標設定を紹介します。

力がはたらいている物体の様子から,はたらいている力を3つに分け,教室内で物体にはたらく力を説明できる。

です。
この目標提示後,
手がボールを支える(持ち上げる)図を板書し,
力を文章で表す方法を説明(計3分)しました。
その後,教室内ではたらいている力を物体に着目し見つけていきました。
何が何にはたらく力
というフレーズもしっかり使ってくれていますし,
3つの現象は教えたわけではありませんが,
教科書から3つの現象の言葉を持ってきて
物体にはたらく力を振り分けてもいました。
とてもすんなりいったつもりです。

次時は,
接してはたらく力と離れてはたらく力をみつけるというねらいの元,
第1時で見つけた力は,
接してはたらく力であることを確認しながら,
重力や磁力について考えることがねらいです。

離れてはたらく力の例として磁石と重力が教科書で書かれていますが,
資料集から探した子は,
静電気による電気の力を取り上げ,
ストローによって蛇口から出る水が曲がることを確かめる実験をしたり,
その実験を見ていた子が、
下敷きを頭にやれば髪の毛が逆立つじゃん,
ということを想起する会話をしたりしていました。

ここで大切なことは,
第1時での学習内容である,
見えない力を物体の3つの現象を当てはめることで
この離れてはたらく力も第1時で取り上げた接してはたらく力と同様に力であると考えてよいことを理解することだと思います。

子どもは離れてはたらく力でも,
必ず3つの現象に当てはめて考えていました。
つまり,第1時がきちんと定着していると考えてよいと評価しました。

ちなみに静電気によって蛇口から出た水が変化した現象を
子どもは3つの現象のどれに当てはめたでしょうか?
答えは,内緒です。
想像して下さい。

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2 コメント

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Unknown (OB1989)
2009-10-26 06:38:44
院生に読ませます。感謝です。
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Unknown (kiri)
2009-10-26 07:37:07
お世話になります。
臨床研究会が開かれていないので,時々アップします。
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