つれづれなるままに

今、もっとも関心のある出来事を備忘録としてつづります。2005年から。

背中がぞくぞくした授業

2009-05-19 | 教育
背中がぞくぞくした授業をしたことあります?
久しぶりに感じました。

後,10分。
それでも,まだ,目標の解決ができません。
あと8分。

「これだよ,これに違いない」
「うん」

この一言で,みんながわっと集まりました。
学級が1つの机に集まって,聞き耳を立てます。

『あー,そうなんだ,それならわかる!!!』

1つの山から,わかったという子が離れていきます。
山が3つほどになりました。
説明が始まります。
『わかったわかった』
という子が表れると,また山が分かれます。
次々に小さな山になって
説明会が行われます。
決して,説明タイムなど必要ありません。
みんなが理解しよう,わかりたい!
と,いうオーラで充ち満ちています。

終わったときの子どもの自己評価の文章です。

「今日は,みんなで初めて学び合いができたと思いました。これからも理科ですっきり,学び合いがしたいです。,,,する!」
「学び合いを体感できた!!こんなに満足いったのは,初めてだと思う。自分たちだけでも,しっかり解けてうれしかった。」
「最初は,わからなかったけど,最後のほう,みんなで協力してできたので,よかった。けれど,まだまだ説明不足です。」

おもしろいのは,わかったという子の中に,
『まだまだ,説明まではできません』
と,いう子がいること。
でも,わかっているのです。
心の中の言葉から外へ発する言葉にすることの難しさを体感しているようです。

座って聞くだけの授業でわかった,
という思いは,たいしたものではないということ。
実感した子だけが,入れる境地でしょう。

ちなみにこの目標は,

泥の地層の上に砂の地層,さらにその上に泥の地層が堆積するには,大地はどのように変化した結果なのか?大地の変化の経過が詳しくわかるように説明をしなさい。

です。

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