切れ切れ爺さんの徒然撮影&日記

主に寺院や神社等を中心に、文化財の撮影と紹介。
時に世の中の不条理への思いを発言していく。

《 切れ爺さんの闘病記・・・次は前立腺か? 》 No.40   2023.8.9

2023-08-09 22:30:43 | 闘病記


 この5月に食道がんの寛解が言い渡され、ほっとしたとは言ってもがん細胞は体の中を巡っており、これが何らかの形で新たながんを引き起こす。つまり転移の可能性はそれ相応に高いものだと思っておくべきだということだった。そういった意味ではがんに関して、年に1回の胃カメラなどの精密な検査をすることになっている。これはある意味自分の健康に関わる一種の保険のようなもので、再び癌にならないようにとの安心感を得たいものだと思っている。

 だがしかし今現在の私にはもう一つのがんのリスクがある。「 前立腺がん」だ。5年ほど前に頻尿傾向があり一度近くの中規模病院に行って、泌尿器科で診てもらったことがある。 その時に尿検査を受けていわゆる PSA という値について、初めて教えてもらった。その時には基準値の1.0以下であった。しかし以下であったとは言ってもかなり 1.0に近い数字だった。この値が少しずつ上がっていくとそれに正比例して、前立腺がんのリスクが高まっていくというものだった。そこから頻尿の件も含めて投薬を始めることになった。この PSA というのは、「 前立腺特異抗原」 と呼ばれるもので、翌年には1.0を大きく突破し 2点台に入った。そして1年に1回検査しているが、本日の検査でついに5.0を突破。


      (腺友ネットより)
 はっきり言ってショック。担当医はただ単に前立腺がんのリスクではなく、前立腺の肥大化によって数値が上がる場合もあるので、その辺りはすぐに前立腺がんと結びつける必要はないと言われたが、しかしネットなどで色々あれこれと調べてみると、やはりこの値は前立腺がんと完全に一体化して述べられているケースがほとんどだ。というより 100%と言って良い。つまり前立腺がんのリスクがかなり高まってきたと考えるべきだ。


     (時事メディカルより)
  1週間後 MRI 検査を受けることになった。以前にも一度受けている。もともとは日赤で全身 CT スキャンを受けて、その時にがんの方は大丈夫だったが、前立腺がかなり肥大しているので泌尿器科に行くように言われたという理由もあった。それが今や前立腺がんの可能性がかなり高まっているというところまで来たのだ。来週の MRI では前立腺の箇所を集中して撮影することになる。そこからは検査結果を含めてがんがあるのかどうかを判断することになる。もし初期の癌があればすぐに対処しなければならない。

 前立腺がんによる手術後の生存率は極めて高く、そういった意味ではたとえがんであってもそう心配する必要がないと言われる。しかし新聞などで著名人が亡くなるとその死亡理由が記載されていて、結構前立腺がんというのが見られる。気がつかないままステージが上がり手遅れになったということなんだろうか。それはともかく来週の検査をしっかり受けて医師の判断に基づく対応を受け入れなければならないだろう。さほど難しくない 手術らしいので、通っている病院で対処することになるかもしれない。一方では日赤で癌の主治医からロボットで手術できると言われていた。確かに前立腺がんの場合、ロボット手術がかなり多いと聞く。それ以外にも陽子線治療とか保険のきく新たな治療法もあるらしい。まあ今から前立腺を残しておいても何の役にも立たないので、手術で取り去ってもどうということはない。

 私は現役を退いてからは毎日毎日、お寺や神社の写真を撮りブログを書いてその内容をアップしたり、歴史の勉強を最初からやり直ししたりして、読書もそれなりに続けている。 そういった点では残り少ない人生ではあるものの、やっておきたいことはまだまだある。しかし何十年にも渡る中学校というブラック職場で、無理に無理を重ねて体全体がガタガタになったのは確かだ。今は基礎疾患として糖尿病がある。一生死ぬまで服薬を続けなければならない。この薬がまた高い。腎臓の方も血液検査では基準値ギリギリで今のところセーフだが、安心はできない。塩分セーブだ。目の方は老眼だが、眼科に年2回通っている。白内障の初期症状。いずれは手術が必要となる。こういった状態を見てみると、若い頃からもっと健康というものに目を向け、食べ物や生活習慣、睡眠時間、運動といったものにもっともっと留意しておけばよかったと後悔してしまう。でも いくら後悔してもその時々膨大な仕事の量をこなすためには、とんでもないほどの残業をせざるを得なかったのも事実だ。特別勤務手当というごまかしの「残業代」にもならないわずかなお金で、実質上ただ働きを長年続けてきたツケが、こんな形で戻ってくるのは本当に悔しい。今頃になって文科省が教員の働き方改革がどうのこうの言っているが、本気でやる気があるのかどうか疑ってしまう。

 まあこんな調子だから、現在の年齢からすると平均余命が17~18年はあるはずだが、とてもじゃないが持たないと思う。多分ある日突然ぽっくり逝ってしまうのではないかという予想だ。それにしても服薬している薬の種類のなんと多いこと。まさに薬漬けで生かされてるという感じだ。情けないと言えば情けない。

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