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村田竹厓遺墨展

2011-03-24 23:28:24 | 書道
震災後、初めて電車に乗って、村田竹厓展に行ってきました。
書展に出かける数も多くはありませんが、
このようにお一人の方の作品だけが
展示された書展は、初めてでした。

書の道は、私にとって、深く遠く、難しく・・・
字も読めないものばかり。
 手元の解説書と首っ引き
どの書も素晴らしい作品ばかりで見入ってしまいます。
表装も、作品ごとに見事な調和で完成され、
一人の作品展の単調さはなく、
作品ごとの感動で楽しめました。
全部で32の作品が展示されていましたが、
ご本人がいらっしゃらない中、
この遺墨展の企画から作品選び、
一作ごとの表装の選択までされた
主催された皆さま方に大きな拍手を送りたいです。

膨大な作品の中から、32点を選び、表装や、
会場に合わせた展示の配置など、大変な作業だったと思います。
会場の真ん中あたりに、
先生が子供の頃に書かれたお習字や
かなを始められた頃の書が展示されており、
そのきっちりとした乱れのない字に、
筋の通った生き方を感じました。
大変厳しかった先生でいらしたそうですが、
その中でも、お嬢様が結婚された時に書かれた
「親馬鹿に相なり申候」
「嫁ぎたる娘の新居のクリスマス
      ほのぼの酔ひて一夜いねけり」
この2つの作品に、先生の大きな愛情と人間性を感じました。

村田竹厓遺墨展を開催して下さいました皆さま、
沢山の感動を有難うございました。

竹厓回顧  竹厓回顧2
こちらから、今回の遺墨展に展示されていない
先生の作品がご覧になれます。

この遺墨展は、3月27日(日)まで 
銀座 鳩居堂画廊四階で行われています。


コメント (6)
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